3月末、消費税率up前に残ったMSP使い切る作戦を発動すべく最後の3500MSPを投入したら、試算より3円不足しており憤死。
でもXbox360の終息がようやく見えてきた今、まとめてXBLA買っておくのも悪くないって事で大半使った。元々は旧作のSTGに費やすつもりで取って置いたのだけども、いろいろ考えて円盤が手元にある分はスルーすることに。その基準だとぐわんげだけ残るも、そっちはケイブのBOXでコード入手済みだった。

今世代のゲーム中心で、MSパブリッシングはセール対象になりやすいので外して…という感じで買ってたら、案の定Insanely Twisted Shadow Planetがセール対象になった。しかしPac-Man CE DX+はセール前に買ってしまい一勝一敗である。
DLC関係は旬のDoA5Uマリーローズだけ買った。なんかモーションが在来キャラのガチ格闘路線とは明らかに毛色が違ってて、VF参戦組より違和感あり。制作側がたいへんノリノリでつくられたのはよくわかりましたがどこらへんがしすてまなのかはよくわかりませんでした。

ということで今やってるやつの感想など少し。

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Insanely Twisted Shadow Planet

体験版ちょい微妙だったものの、旧支配者っつーか触手系巨大ボスに興味があったものだ。ゲームシステムとしては、探索と謎解きを中心にしたミスターヘリみたいな2D全方位スクロールもの。
で期待通りだったかというと、まあ、やや微妙。というのは実はプチムービーゲーっぽくて、映像面に予算とられたのか本編は薄め。フィールドは広いがやることは一本道に近く、リプレイ性もあんまり高くないのであった。ビジュアル面はまずまずだが工場面あたりはもっと機械と触手が融合してた方が良かった。
チェックポイント復活・耐久度全回復し、残機(というかゲームオーバー)の概念もないため、STGとして見るとぬるい。ボス戦はかなり頑張った方だと思うけど、相討ちでクリアできちゃったりするのはいただけない。

工場面って、ある意味様式美だよな。LIMBOも若干唐突な感じで工場面に入っていった記憶がある。起源論争ではないが、アーケードゲームの面クリア型ゲームを発達させた日本はその源流の一つだろう。受け継がれているな。

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スペースインベーダーIG

iOS/Android版から大分経ってて今更感もあるが、同じアニバーサリー企画のエクストリーム以上にわけのわからない感じが気になっていた。具体的にはドットキャラクタとローポリが入り乱れ、自機がUFOから出るNEWALONE食ってパワーアップしたり、ホーミングレーザー撃ったり等々、どんなゲームだかさっぱりなところだ。

道中、序盤は比較的淡々と進むのだが、中盤からは高速体当たりの事故死が激増し、画面の半分を埋める極太レーザーの縦縞模様だの高速スクロールだの、初見殺しの見本市といった様相を呈するのが、斬新と言えば斬新だった。
ゲームとしては、プレイするほど攻撃手段が異なる自機がどんどんアンロックされていくので、それで何とかせえや的な流れとなっている。が、それぞれ一長一短があり、スタートしてからはゲームオーバーになるまで変更できないから、ノーミスなどを狙うなら、使いこなすことは絶対的に要求される。各タイプには、貫通力が高いと攻撃力が低いとか、攻撃範囲が狭いと手数は多いとか、まあまあ一般的な得手不得手がある。
難点というか、Nagoya Attackはパッドだと狙いにくいかなあ。普通にぶつかりそう。それと自動生成のためか、UI操作の間が結構ある。ゲームモード選択時はまだしも、ゲームクリア時の間はいただけない。

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爆裂軍団レネゲード

木曜洋画劇場風のタイトルであるが、配信されるまでには紆余曲折があって、長いことおま国呼ばわりされてたらしい。3DのTPSベースに視点を上空固定とし、当たり判定を調整したタイプの全方位スクロールものは、この世代ではたくさん製作されている。レネゲードは後発の部類ということもあって、見た目と作りは意外と豪華だった。
自機(車両)は4種類でそれぞれ成長要素があり、各ステージは結構広くて基本的には自由に動き回れる。乗り物の挙動はブレーキこそ無いがちょっとリアル寄りで、トップビューのラリーゲームを思い出させないこともない。でっかくど真ん中に透過表示する全体マップが独特だが、やってれば慣れる範囲かと思う。

幕間のデモには音声も付いてるが、実は主役がプレイヤー操る4人ではなくて、荒くれ軍団を束ねるブライアント将軍その人であった。4人は所詮1枚絵だけの存在に過ぎないという(声ナシ)。絵が中途半端な窓に出てくるのも、昔のアーケードっぽくてよろしい。
自ら専用輸送機の操縦桿を握るブライアント将軍の活躍が嫌というほど堪能できる。そんな暇があるか!正面突破だ!(ネタバレ
そしてWIG型の専用輸送機がかっこいい。

1ステージを長くして成長要素を入れるってのも、コンシューマゲームの作法というか様式美かな。今回買った中ではHard Corps : Uprisingもそうだった。こちらは体験版やって、くどいモーションに違和感、1面長すぎ、結局キャラばら売りかよみたいなところに引っかかっていたのだけども、MD版好きだったんで買っちゃった。結果、やっぱり1面は長かった。アーケードモードクリアは遠い。

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その他

Ilomiloは誰にでもオススメできるが、Windows版が完全版なので今からならそっち買うべき。360には癒し要素として入れておきたかったので敢えて購入。タッチパネル操作も案外良さそうだ。
とらぶるうぃっちーずねおは、とりあえず横STGなら何でも良かったっていうか、コインジャラジャラモノとしてはかなり頑張った出来だった。

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XBLAと関係ないが投げ売り終了前にCS6を買っておくべきか検討中。何年使えるかがポイントだ。5年やそこら使えるんだったら980円/月のCCより安上がりになる。8.1のサポート期間中は多分大丈夫だよなあ。2018年だっけか。
Painter12はダメではないのだけども、不自由点の改善が見込めないのは痛い。日本語の文字入力とか。結局はイラスタとか併用する羽目になる。

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それはそれとして。

某巨大掲示板のゴタゴタを横目で見ている。どうせまた、当事者間が適当なところで手打ちで有耶無耶なんだろ?と思ってたら、事態はえらく痛々しい方向に進行中だ。それも全力で。
とは言え個人的には、がっちり巻き添え規制されて以来、ほとんどどうでも良くなっている、というのが本音。であるが、良くも悪くも日本のインターネットの中では大きな存在なので、無視することもできない。ここ数年の状況は、スマートフォン時代のSNSに押され、高齢化だの何だの言われながらも、まとめサイトとかを取り込んで外向きの影響力を広げていき、逆にアングラ色は薄れた、というところか。
関係者の必死さを見ていると、掲示板から得られる情報をカネに変える、今風に言うと「マネタイズ」の対象としては、依然として半端なもんではないことが伺える。ビッグデータとかいう言葉は、裏でこそこそやってたのが露見するようになり、当事者が開き直って捻り出したようなもんだと思ってるのだが。

一連の騒ぎを追っていて興味深いのは、そのカネの流れが(状況証拠ばかりとは言え)可視化されてきたことだ。まとめるとケツに火が付くのも無理はないというか、そういうレベルの話に発展している。会社間の契約ごとだけに、踏み倒すわけにもいかないのだろう。
別に商売すんのはいいとして、わりと簡単に干渉可能なビッグデータやそこから分析された世論とやらに、どんだけ意味があるのかは謎。しかも総会屋めいた手口を取ってしまうと、その過程で敵を大量に作り出し、自分は積もりに積もったしがらみで首が回らなくなっていくわけで、短期的な儲けはともかく長期的には下策じゃないのだろうか。っていうか大規模規制の犠牲者って見地からすると自分も被害者だった。

所有権主張もどうなんかなあ。無関係ですよポーズをとり続けた期間の分だけ、その存在感は薄れていったし、そもそも、昔から能弁になると言い訳しか出てこなくて、途端につまんなくなる人って印象が強い。ゲーム好きだったりとか憎めないとこもあったんだけど、権力志向を隠さなくなったら視線が冷たくなるのも致し方なし。ぶっちゃけ、嘘を嘘云々の頃がピーク。
かといって現管理者が聖人君子かっつーとそこもさっぱりだが、こちらはマイナス要素もあんまり明らかになってないのが強みだ。まだ馬脚が見えてない。
いずれにせよ今回の、丸ごとコピペ+フィッシング紛いという手口には、首を傾げざるを得ない。昔なら仕掛けをばらされるなんて事態が考えられなかったとしても、今は時代が違う。そういう時代錯誤感が演技なのか素なのかは、実際に裁判になればわかるだろう。

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でまあいろいろ見ていて、海外のWebサービス創始者が、わりと作ったモノには執着せず、高く売れる時に売り飛ばしちゃうのと対比しているレスがあって、これは結構面白い視点だなあと思った。技術的にネットでなんかやりたくて、手段を選ばずギリギリまでやって、めんどくさくなったらさっと引く、っていうよりも、そこで安定収入を得るなり権力者として振る舞うなり、の方を重視して現在に至るって感じか。ニワンゴの時は前者の流れなのかと思ったが実際は違っていて、無関係ポーズはポーズでしかなかったという。
その意味では東洋的っつーか、狩猟民族に対する農耕民族的な差異なのかなあとか思ったりもするが、それ以前にカネとしがらみの方が切迫しまくっててそれどころじゃねえんだろうな。

にしても、登場人物大杉てよくわかんないわ。●流出からの決着がついたら誰か本でも出さないかな。できれば当事者生きてるうちにお願いしたい。