最近買ったもの

 

・iPod Classic 160GB 黒

数年前、iPod Dockが付いたヤマハのMCR-330というのを買って、iPodと組み合わせてCDのデジタルライブラリ化を目論んだのだが、Touchの32GBと組合せたら操作性が駄目で断念した経緯がある。PMPとしてはある程度使ったものの、やっぱり容量は足りないって事で家族に譲ってしまった。
ちなみにMCR-330のデジタルI/FにはUSB端子もあって、USBストレージからmp3やwmaを再生可能だった。ただしこっちは相性問題が出たりタグ表示に難があって、検索して使うなどはまず不可能、ということで、聴きたい分だけコピーし、抜き差しして聴く程度の運用に留まる。

そうこうしているうちに、去年ぐらいからCDプレーヤー部分が不調となり(アンプ部は健在)、デジタルライブラリ化計画が再燃。
遅まきながら輸入盤の紙CDBOXに手を出したというのも大きい。枚数が増えただけでなく、紙BOXはデジタル化した方が取り扱いが楽なのだ。
ミニチュアLPレコードみたいな紙ジャケットそのものは、言われるほど嫌いじゃないのだけども、何しろ内袋とか無しに直で入ってるから、頻繁に出し入れするのは抵抗があるし、内容物が基本的に円盤だけだから情報量が少ない。見ても曲名すらすぐ出てこないことがあるというのは、やはり辛い物がある。

ストレージ容量的には64GBあれば十分なところだったが、そのためだけにわざわざiPadのお高いやつを買うメリットもなく、大は小を兼ねるっつーことでClassicにした。そもそも現行機種はDockコネクタ30pinも廃止されてるし、変換コネクタかますのも嫌だし。

実は買おうとした時、Classic終息の噂が流れた途端に安めの値段で売られてた在庫が一斉に消えた。使わねー奴は買うなよマジで。まあそれはそれとして。

そして、ブツが届いてセットアップしてMCR-330と接続して、初めて付属リモコンのキー配置がiPodホイールとだいたい互換な事に気が付いた。つまり最初に買ったiPodの選択の時点で間違いだったのであった。つまり新しい方が良い選択とは限らないという好例。アホデスナ。
実際に使ってみると、このためのDockだったのか、というぐらい良く馴染む。今更ながら価格改定前に買うのが正解だった。
前述のように容量は大きすぎるので、ロスレスを使うことにした。ロスレスは一時の過剰な持ち上げの反動か、320kbpsのmp3またはAACでいいんじゃねーの的な意見も目にするが、CDのバックアップも兼ねるので、単に音質が良い悪いだけでなく精神衛生面のメリットも大きい。バックアップデータに非可逆圧縮は無いっつう話。
リッピングを進めてファイルサイズ確認したら、1分5~8MBってところだった。既にロスレスでも余りそうな予感が。よく考えたらCD1枚700MBとしても240枚ぐらいは入るんだよな。

 

余談だが今度のiPod再導入に際し、母艦PCをどうするかという問題もあった。実は今、3台あるデスクトップPCのうち光学ドライブが使えるのは1台しかない。ATA/133のドライブしか持ってないのに、M/Bを更新した2台にはSATAしか付いてないから繋げられなくて、古い構成の1台だけが使えるという状況だ。
わざわざSATAから変換なりI/F増設するのも微妙だし、この際ブルーレイの外付けでも買うか、と思いつつもそのプライオリティは極めて低く、何もしてこなかった。

今回はメインPCにDVD-R/RWドライブの内蔵を追加する案も浮上した(かつてのCDROM末期ぐらいの値段まで下がってきてる)が、結局は手持ちのもので対応することに。

光学ドライブのある唯一のPCは、2年前にノートPC買うまでお茶の間PCになってた奴で、基本余り物で構成されているとは言えOSはVista。当分はこのまま使える。しかし最近は電源入れる機会もほとんど無くなっていた。というか起動したら最新アップデートが去年の4月になってた。すまぬ。
結果、起動した途端にアップデート地獄。iTunesも8と古くてアップデートは華麗に失敗、クリーンインストールと相成った。DLデータはWindows Updateとウイルス対策、マルウェア対策等とiTunesのインストーラ合わせて500MBほどにもなり、まあ3連休の残り3時間から始める作業ではなかったと言えよう。リッピングの準備が整ったのは月曜になってからだし、MCR-330に繋いだら3時近かった…

 

・富士フイルム X20

これまではデジカメを買う度、画素数は2倍か4倍に増やしてきた。それに従うと800万画素の次ということで、1600万画素か2400万画素の線で検討したのだが、センササイズAPS-Cクラスに限定しても選択肢がやたらと多く、絞りきれなくなった。
それでもやっぱり何か欲しかったんで、妥協策としてレンズ交換式のを後から導入しても使い続けられるような、ハイエンド寄りのコンパクトデジカメでいいことにする。

DiMAGE A200を使ってる手前、RX10にもちょっと惹かれたりしたのであるが、前々から興味のあるメーカーの一つに富士フイルムがあった。昔からデジカメ作ってるところだし、買い換える度に候補に挙げるものの、結局買ったことがない。フィルム再現というコンセプトは、かつては不自然さも残ったが、今ではかなりのところまで来ているように見えた。

X20にしたのはセンサが新しいのと、同センサのXQよりいいレンズ付いてるから。値段もわりと手頃なとこまで下がってきていた。
買ったら予約特典だか先着特典だかのブランケットもらった。残ってたのか…

でまあ、撮ってみたらこんな感じ。

DSCF0106DSCF0335

ローパスフィルタレスということで「解像感」という言葉がよく出てくる機種だが、確かに細部が潰れにくい感じで、今まで使ってきたデジカメとは明らかに違う写り方だ。実は1/1で見るとそうでもないんだけども、色が良いからそれっぽく見えるというのもあるだろう。
AWBも利口だし、必要ならダイヤルでの露出補正もできる。今の基準じゃコンパクトな部類には入らないにしても、機動性は十分。

レンズが明るく屋内撮影もそこそこ行けるはずなので、何かの時に使ってみたい。というかフジのAPS-Cにも興味出てきた。

iPad2終息へ

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140318_640264.html

すぐに切り捨てということでもないにせよ、iOSの64bit化も加速するだろか。
いやA6Xも64bitじゃないか。とするとRetina最適化が加速といった方がやや正しいか。

あんまり関係ない話になるけどもCCHのAndroidをいじっていて、Androidはroot権限使えなかったらゴミみたいな意見に全面同意したい気分になった。ついでにWin8でデスクトップが残ってる理由もわかった。やはり実際に触ってみるものだ。
SNSに投稿するだけなら何も考えなくていいとしても、ローカルだと単なるファイル管理にすら四苦八苦する有様はどうなのか。というか、機能は十分なんだろうけどUIの手触り的な部分まで手が回ってない感じなのがユーザエクスペリエンスにおけるガッカリ感っつーか何つーか。
Win8と全く同じタッチパネルで使ってて違うと感じるのだから、気のせいではないと思う。

*

Intelの発表いろいろ

・BroadwellのLGA版がアナウンスされる

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140320_640241.html

14nmからLGA無くなるゆって随分煽ってたけどさーだからどうせ観測気球だろって言ったんだよう(誰に?)。
Iris ProをデスクトップメインのLGAにも入れるというのは、Kaveri+Mantleが案外調子いいからっていう話じゃろか。しかし今のi5以上の値段見てると、なんか凄く高くなりそうな気がする。BRIXのi7-4770R版は、ベアボーンで8万と結構いい値段だ。

・次期i7EEは8コア、DDR4対応で発売予定

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140320_640240.html

いわゆるHaswell-Eの話で、今年の後半にも投入予定。DDR4は規格上、1600MHz~3200MHzだったっけ。2400だとDDR3のOCメモリとあんまり違わない気も。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/20130304_589890.html

M/Bの方で2.5Vを供給する必要があるので、互換性高いとは言ってもその辺は変わる。どっちみち出掛かりは高いのが確定的だ。

・散々グリスグリスと非難されたのが効いたかどうか不明だが、次はグリス使わない宣言

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140320_640242.html

だがソルダリングとも言ってない。Devil’s Canyonは耳慣れない感じ。K付きモデルのマイナーチェンジ程度?
Pentiumブランドは20周年だそうで、これもK付き?のアンロック版が売り出されるようだ。どうせならeXtreme Edition復活させて物凄い高クロック版を出してくれたら面白いんだけども。いっそ5GHzで10万とか。

・デスクトップ向けの新戦略とC7ステートの導入

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140320_640361.html

NUCや一体型を含む小型フォームファクタが伸びたからそっちに重点を置くっていう話だが、別に新しい方針ってわけでもないか。ノートPC向けの部品を使ってノート以外の製品にするというのは。
NUCってどうなんだろか。PCとしてどうこう言うのはおいといて、ハードウェア的には単なるクライアントとしてだけでなく、単体での性能も一通り揃ってるという意味ではよくできてるけども、今度はTVに繋ぐ意義の方が微妙になってきた気がしないでもない。
っていうかUltraBook戦略がイマイチな分を、比較的ニッチなSFFのデスクトップ系が補った感じのようにも見える。

C7ステートは、アイドル状態のままストレージにアクセスできたりポータブルデバイスと同期できたりする状態で、InstantGoを普通のPCにも持ち込むようなもん。ただし実際の動作はSoCとでは全然違うので、M/B等の使わん部分には完全に通電しない、というわけにもいかない。消費電力で言うと10W以下程度を目指すとある。
しかし通常のATX電源で10W供給とか、効率最悪っぽい気が。もしこれが定着するようなら、内部にC7ステート動作用のバッテリを積んだり、あるいはもっと安直に低出力と高出力を組み合わせた2系統電源なんかを作るとこが出てくるかもしれない。
そういった意味では自作視点でも興味深い。

*

Xbox Oneの発売日が2014年9月とアナウンスされる

http://blogs.technet.com/b/microsoft_japan_corporate_blog/archive/2014/03/19/xbox-one-2014-9.aspx

Xbox公式のプレスサイト見に行ったらMS公式ブログの方に飛ばされるやる気のなさに辟易しつつ。ていうかbingで検索かけてXbox公式が出てこないのって何か意味あんのかしら。

9月に世界26カ国で発売とあり、その中には日本と、ロンチ3ヶ月前に発売延期された国々も含まれている。オランダとかあの辺は、2nd tierとか言われてたのとひとまとめになって10ヶ月遅れのロンチ。4月中には、もう少し詳しい発表があるみたいだ。

http://www.xbox-one-experts.com/xbox-one-launch-countries

上のサイトからコピペると >Belgium, Denmark, Finland, the Netherlands, Norway, Russia, Sweden and Switzerland の9カ国。ぶっちゃけ機会損失が相当あっただろうと思うけど、10ヶ月もずらせばロンチタイトル群のマルチプレイヤーやDLC展開も一息つく頃だろうから、ソフトさえ揃えば展開しやすい。現状Kinect専用タイトルみたいのも全然ないので、そこら辺も第2のロンチとして投入してくるかもしれんし。
9月の何日とかは現時点で不明であるが、欧州ではGamescomが8/14~8/17の日程で開催され、日本で9月と言えばTGSが9/18~9/21で開催なので、欧州で9月初め、日本で9月下旬とか?

情報が出てない段階で言うのも何だが、tier 2のはTV周りの機能(というかソフト)をごっそり削ったバージョンの本体なのかもしれんなー。何となく。
どのみち日本で360よりも売れるといった状況が想像できないのも事実。5万は超えるとして、個人的にはFM5をいくらで遊べるかみたいな勘定になる。

そういや3500MSPが一枚丸々残ってるのだが、価格改定で端数出る前に使いきるべきか検討中。改訂分でギリギリ使い切れない(買えない)とかなったら泣けるし…

*

ついったーでゲーム業界は独自のメディア対策が云々っていう裏話がライター側から出ていたけども、Inpressも大分そっち側に取り込まれたように感じる。よそと同じような記事がコピペされないのが良いところだったんだが、特にGame Watchはすっかりコピペ記事が幅効かすようになってしまった。
その意味では数年前、PC、場合によってはゲームとも限りなく無関係なオタ系のイベントレポート、プラモやフィギャーの記事が出始めた時点でやばかったのだけども。
執筆者名に見かけなくなった人も、何だかんだで多い(よそで元気にやってる人も多い)。これも時代よのう。

DELLの4k2kなTN液晶、予価69980円/SATA Expressプロトタイプの検証記事/AM1ソケットとJaguarコアのAthlon、Sempron/Maxwell(GM107)のGeforce GTX750Ti/750

DELLの4k2kなTN液晶、予価69980円

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20140306_638332.html

3840×2160で7万切った、と言えば聞こえはいいが、28インチと大型のために、せっかくバックライトLED化で下がった消費電力は75Wまで逆戻りだわ、最大リフレッシュレート30Hzだわで、ここまで妥協して4k2kにする意義がさっぱり見えないという謎製品でもある。特に4k2k表示時のリフレッシュレートの低さは、いろいろと致命的な気がする。個人的には立った時点でまともに見えなくなるような視野角のTNで横長ってのも結構辛いんだけど。一度現物を見てみたいところだ。

これだったらUP3214Qと比べて1/2~1/3ぐらいの価格になってでも、もうちょいまともな仕様の方がマシだろう。って、それがUP2414Qか。
そういやDELLは、24インチの時も似たような価格破壊仕掛けていたなあ。

問題は、現時点で4k2kを積極的に推奨するような展開が考えにくいことだろう。動画配信にせよ画像編集にせよ、あえて解像度をでかくする必然性は、まだ乏しい。モバイルだと電子ブックは高解像度が正義、みたいな流れがあるけども、据置のモニタじゃなあ。どうでもいい書類を超高解像度でスキャンして表示するメリットって何だよ、みたいな。

というわけで、4k2kに関しては通信速度やら何やらの壁を突破しないことには始まらん、と個人的には考えている。
そういえば、全てをベクタデータで処理すれば拡縮自在で所要解像度は無限大なんだよ!!みたいな研究が一時流行っていたけども、あれらはどうなっているのだろうか。

*

SATA Expressプロトタイプの検証記事

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/review/20140308_638704.html

何が凄いって、コネクタの無理矢理感が凄いな。記事中にもあるが、そのまんまSATA×2+8pin電源コネクタって感じ。

http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/638/704/html/211.jpg.html

実効帯域的にはロスが生じて、PCI-ex 2.0時に8Gbps程度らしい。数字だけ見ると、2レーン使った理論値10Gに対して8Gってのはちょい微妙な気もするが、SATAの6Gよりは高速になる勘定だ。

以下、PCI-Exの×2で接続するSSDとの比較では、意外と拮抗している。1割ぐらい落ちるのかと思ったが、そうでもない。このレベルなら体感できるほどの差ではなく、ボトルネックにもなってないに等しい。ここまでの性能を求めるかどうかはまた別だが…って、記事の中でもそう書いてあるな。

最後に代表的なPCI-Exカードの接続例としてVGAを繋いだテスト結果が出ている。所詮は2レーンのため、ミドルハイのGTX670はともかく、ローエンドのGT630程度だとわりと実用的な感じだ。USBの奴よりは動きそう。

総じて、どう見てもゲテモノのコネクタに目をつぶれば、かなりまともな代物になっていると言える。規格策定時から言われていたPCI-Exのスケーラビリティというか拡張性というか、互換性重視の部分がやっと生きてくる展開だな。やはり物理的にモノができてこないと面白くない。

*

AM1ソケットとJaguarコアのAthlon、Sempron

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140305_638154.html

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140305_638119.html

FS1bと呼ばれていたものをAM1としたらしい。SoCだけどソケットとか何だかよくわかんないが、I/O関係はSoC内のFCHなどにだいたい入ってるので、M/Bはやたらにシンプルである。なおBiostarのスペックシートでは、CPU名称がA6、A4、E2、E1とある。

http://www.biostar.com.tw/app/en/mb/introduction.php?S_ID=696#spec

通販予約ではAthlon、Sempronの名前が出ているようで、数字の前にA6とかE2とか付くのかもしれない。

http://www.cpu-world.com/news_2014/2014030401_AMD_announces_socket_AM1_platform.html

このクラスのローパワーのプロセッサは従来、IntelのAtom共々基板直付けが主流だった。ノート向けが例外的に少数流通することもあったという程度だから、試みとしては面白い。ただし直付けより割高になるのは多分不可避。
またクーラー取付が対角の2点固定になってるのだけども、リテールクーラー付きなんじゃろか。TDP25Wならまあファンレス化も可能な範囲だから、いろいろ発売されるかな。

*

Maxwell(GM107)のGeforce GTX750Ti/750

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/review/20140218_635775.html

これの前世代にあたるKeplarでも、モバイル向けと共通化してワットパフォーマンス重視などという話が出ていたと思うが、PC向けでは言うほどアドバンテージあったか微妙だった(その意味では、絶賛崇め奉られてるKeplar統合のTegra K1もどうなの?やっぱMaxwell統合になるK1の次が本命なんじゃ…?という気もする)。それがここにきてようやく目に見える形になって出てきたという感じ。
補助電源無し~6pin×1本クラスのワットパフォーマンスでは、久々にトップクラスの出来だ。GPGPUでは前世代同様の弱点を持ち、Mantle対応は無いけども、元々この規模のGPUだとMantleあんまり効かんっぽいし、無くても影響は小さいだろう。多分。

問題は絶対性能が微妙なことで、750Tiでも650Ti Boost程度に留まるため、1pin最強のカードは依然として前世代の660、あるいはAMDのR9 270とかになる。つまりは9600GTから取り替えたい人や、電源またはケースに制約があったりする人向け。
数年前から、ミニタワークラスじゃATX電源の主流が500W超になっていると思われ、6pin×1本までならどうにかなる、という人が多いんではないだろか。現状、C/Pが高いのは6pin×1本の最上位クラスで、その下とは絶対性能でもそれなりに差が付いてるから、性能を重視すると選びにくいところではある。

*

ミドルの中~下位ラインナップにはRadeonの方も問題があって、2万円台前半から1万円台半ばのところに、R9 270X、同270、R7 265、同260X 、同260、同250Xとやたらと固まっており、結局6pin×2本でも600Wぐらいの電源で使える270Xが一番C/P高くね?みたいな感じになっている。現在の製品ではアイドルでも消費電力が落ちるようになったし、GPUパワーが大きいことに対するデメリットはそんなにない。

250XはCape Verdeらしいので7770と大体同じ。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140210_634512.html

250にもCape Verdeの7750相当のが混ざってるとかで、もうぐちゃぐちゃ。

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20140305_638328.html

というか前の7750ファンレスまんまだった。

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120331/etc_amd.html

R7/R9発表時、微妙に7000番台の製品ラインと被らないパフォーマンスのモデルを出してきたのだが、そのフェードアウトしていった7000番台モデルの後にそのまま相当するモデルを追加しちゃった形。マーケティング的には下策もいいとこだ。価格比較サイトで見ても270や260は流通が減っており、ほぼ脂肪状態にある。250Xや265は登場間もないからまだわからないが、誰が買うんだ的な雰囲気が強い。
こうなると大昔からの自作界隈の定石、「可能な選択肢の中で一番高性能な奴が正解」って感じになるんだよなあ。まして価格差が数千円程度なら、ケチる必要性はそんなにない。昔は万単位で違ったもんじゃ。

CCHの使い方は模索中。
とりあえず座椅子で使うことにして、ケースとスタンドは使わねえなあ、という結論に達する。明らかに持ち運んでプレゼンする用途の付属品なので、これ抜いて(あんまり安くなる感じでもないが)Cintiq 13HD Touchとして売ってもいいんじゃないかとか思った。

Android端末として使い込む予定は特にないのだが、ウォレットの残りをどう使うか考えないといかん。ATOKを買えるほどじゃないし結構微妙な金額が残ってしまった。
Playだけ眺めてても、何だかわかんないんだよなあ。ブラウザで検索しないとやはりダメだ。

ペイントツールもコレというのはなかった。GIMP Inkscapeってのが仮想マシン上で動作してるっぽい割に、意外とまともに動いて驚く。重くて仕方なかった時代(Win2kの頃かな?)のGIMPはこんな感じだったかも。
よく見たらxfceのGUI上で動作してるみたい。

*

そういうわけで、Playでやたらに目立つ基本無料ゲームは幾つかやってみた。

ゲームとしてどうかというと、かなり大雑把な話になるがタッチパネルを活かしたモグラタタキ系や色合わせ系は単純すぎてゲームプレイの上手下手が介在する余地は少なめ。一方RTSというかTD系などは、見た目もう少しゲームっぽいものの、ユニット性能の差が著しいとやはりゲームプレイ云々ではない次元で勝負が決まるから、やっぱり見た目だけ?みたいな?
全体的に、ガチャ以外の根幹の部分でも乱数に依存する傾向が強いと感じた。ゲームプレイが作業っぽくなるのはそのせいもある。特別何かやっても結果は一緒、みたいな無常感に襲われるっつーか。
なおソーシャル要素強めのアバター系などはパス。めんどくさそうなので。

カード+ガチャ+スタミナ制を基本においたものは、課金しないと中盤で積むバランスが普通のようだ。課金で出るカードとそれ未満とで、匙加減どころじゃない露骨な性能差があると、掛かる時間が数倍どころか実質クリア不可に見えるケースすらある。
バラマキで途中参加者(無課金)にちょっと優しくしつつ、重課金者向けのイベントを定期的に流せばユーザ減少に歯止めをかけ課金率も上げられるのだろうと思うけど、コストが掛かるしユーザ数がある程度の規模になっていないと成り立たない話だ。

ガチャはとにかく強いカードを追加することで課金を促進するのが基本であるが、ある萌えカードものではパラメータのインフレが進行しすぎて、弱カード前提のゲーム序盤が機能しなくなっていた。このため最初に強カードを引かせ、一定レベルまではスタミナが減らないという無理矢理な策で帳尻を合わせている。というのは大分進めて初めて理解した。運営大変だなあ、と深く感じ入ったのちアンインストール。

*

いろいろやった中で、黒猫ウィズをちょうどバラマキ期にスタートできた(例の返金騒動真っ盛りだった)のと、比較的引きが良かったというのがあって、まだやっている。
クイズものもゲームになっている方に入るけど、これに関しては設問が微妙という割と致命的な弱点もある。
極端に言うと、簡単なのは大半が正答率9割~9割5分とかの常識レベル、難問は知識として知ってるか知らないかだけでしかなくて、間違えてもあーそーなんだーで終わり、知的好奇心がそそられる感じはさっぱりだ。後者でも面白い選択肢は作れるはずだが、問題数をとにかく増やしていかなければならないし、安牌の設問を多めにしないとゲームとして成り立たなそうだから、仕方ないのかもしれん。

このゲーム、パラメータインフレはさほどでもないのだが、やはり正答率だけでは数字のぶっつけ合いに勝てないため、そこはやっぱり基本無料っぽいところと言えるだろう。
普通にプレイしている分にはあまり感じさせないが、上の方のイベントが全く手を付けられなかったり、一斉トーナメントの非同期対戦において、あり得ない火力で勝ち抜かれたりして初めて気が付く。
まともにプレイできなくなるレベルになったら止める気でいるが、回復と消費のバランスがなかなか巧みである。

*

いろいろやってて思ったのは、どれもこれもカードの絵柄が萌え系に偏りすぎ、狙ってる客層狭すぎないか?というところだ。
絵としてもフェチを安売りしすぎた結果、萌え要素の順列組合せみたいになってるのが現状だ。場合によっては絵描きもすげ替えられる。個々の絵は使い捨て感が強くて不憫の一言である。

そのほかに感じたのは、ランキングが金使ったランキングにしかならないんであれば、ゲームプレイ自体は限りなく無価値に等しいんじゃねえかなあ、というところ。従来のランキングと言えば、単純に一定の条件下でのハイスコアであったり、アホのようにやり込んだ時間の反映であったりしたが、そういうのとは違う。

全国すっ飛ばして全世界ランキングになると、順位の数字そのものはほとんど無意味な感じになったり、そこでやる気なくしちゃう人もいるかもしれない。が、例えば車ゲーでラップタイム1秒削って順位の桁が変わったりすることには達成感があったりもしたわけで。

カネで片が付くならその方が手っ取り早いってのは、易きに流れる人のサガにうまくつけ込んだと言えるが、それこそゲームの体裁を取る意味も薄くなってしまうだろう。
それに乱数頼りの面白さってのは、結局ギャンブルの面白さでしかないので、既存のゲームで言えば精々双六レベルに留まる。これでは多様なゲーム性など望むべくもない。いや、元々望まれてなかったのか。この辺、正直なところ世間一般の感覚はさっぱりなので、これ以上突っ込まないことにする。

興味深いのは、ガチャ課金から外れたところで商売しようとしてるゲーム(=ほぼ広告媒体としての意味しかない)の方が、却ってゲームであることを必要としているという点だろう。

*

で話が変わって、またLIVEでセールやってたので積みゲーを増やしたりもした。DRIVER:San Franciscoはそこまで安くしなくても買うつもりだったんだよなあ。F1-2013を逃したのは惜しかった。
MTが無いのだけ予想外だったけど面白い。各ミッションのはっちゃけ具合が凄く、よくメーカーライセンスもらえたもんだと感心した。いや、ひょっとしてダメだったから続編ダメなのかもしれんが。そんな風に想像できるぐらいには凄い。

DRIVERやってて、据置コンシューマ向けのHDゲームの中には売上げイマイチでも面白い/新機軸を目指したゲームってたくさんあったんだなあ、と改めて思った。これらのほとんどは続編が絶望的なだけに、次の世代での先細りは避けられないのかも。

前にも書いたような気がするが、誇大プロモ失敗で自爆するパターンと、極端なハリウッド式超大作・続編志向のあおりで他が手薄に、というか最悪デベロッパ消滅だとか、そういうのが積み重なっている。

日本においてはMSが支援していたと言われる時期がピークで、技術的な進歩も止まってしまった例が多い。さらに技術のみならず、ゲーム作りのノウハウすら継承されてないのでは?と思えるようなものも目にするから、別の意味で危機的だ。
この件は所謂ソーシャルゲームへのシフトとも関連するが、どうなのかなあ…どうも狙い所がオタ寄りすぎるきらいがあるので、急激に廃れそうな危うさを感じないこともない。

*

あと、せっかくだからPS4発売についても少し。

まず発売日の状況。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20140222_636513.html

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20140222_636515.html

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20140222_636512.html

事実上、行列なしというのが印象的。もっとも発売を遅らせることで流通量を確保するという大義名分があったので、これは当然とも言える。

一応発売2週(週末発売だったので実質10日ぐらい)で37万台ほど売ったことになっているのだが、2週目で歴代でも例のない急降下を見せたのが話題になった。というかメーカー発表とスジツマ合わせたようにしか見えないという。
今回のPS4では、これも前に書いた通り国内パブリッシャがほとんど不動で、仮タイトルの発売予定すら出ていない。結果、洋ゲに慣れた人以外が手を出してもどうしようもないという状況だから、その意味では「40万台近くよく売った」と思える数字ではある。
現状で、ソフトはWiiUよりも更に弱い。これはPS3が終息するまで変化ない可能性が高そう。

それはそれとして、まさかVAIOを手放してPSを残すとは思わなかった。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140207_634278.html

案の定、国内シェアは急激に減少中だ。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140305_638054.html

ゲーム事業が会社を支える程の規模でない点を踏まえると、正直まともな判断とは…と見る向きもある模様。
スマートフォン事業もグローバルでは今ひとつのようだし。SCEどうこうじゃなくてソニー自体がヤバイ。

SCEAではトレットンCEOが辞めるって話も出た。任期満了につき、ということになっている。

http://www.ign.com/articles/2014/03/06/jack-tretton-stepping-down-as-president-and-ceo-of-scea

このパターン、ちょっと前に見たと思ったらMSのスティーブン・シノフスキーだ。Win8の総責任者が、発売直後に辞めた。

http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1212/26/news036.html

この記事ではiOS関係でも似たような話があったと伝えているが、様々な意味を含んだ出来事には違いない。トレットンって何やった人?と聞かれると返答に困るが、面白発言は多かったような…と思ったらまとめた動画があった。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm4174107