・iPod Classic 160GB 黒
数年前、iPod Dockが付いたヤマハのMCR-330というのを買って、iPodと組み合わせてCDのデジタルライブラリ化を目論んだのだが、Touchの32GBと組合せたら操作性が駄目で断念した経緯がある。PMPとしてはある程度使ったものの、やっぱり容量は足りないって事で家族に譲ってしまった。
ちなみにMCR-330のデジタルI/FにはUSB端子もあって、USBストレージからmp3やwmaを再生可能だった。ただしこっちは相性問題が出たりタグ表示に難があって、検索して使うなどはまず不可能、ということで、聴きたい分だけコピーし、抜き差しして聴く程度の運用に留まる。
そうこうしているうちに、去年ぐらいからCDプレーヤー部分が不調となり(アンプ部は健在)、デジタルライブラリ化計画が再燃。
遅まきながら輸入盤の紙CDBOXに手を出したというのも大きい。枚数が増えただけでなく、紙BOXはデジタル化した方が取り扱いが楽なのだ。
ミニチュアLPレコードみたいな紙ジャケットそのものは、言われるほど嫌いじゃないのだけども、何しろ内袋とか無しに直で入ってるから、頻繁に出し入れするのは抵抗があるし、内容物が基本的に円盤だけだから情報量が少ない。見ても曲名すらすぐ出てこないことがあるというのは、やはり辛い物がある。
ストレージ容量的には64GBあれば十分なところだったが、そのためだけにわざわざiPadのお高いやつを買うメリットもなく、大は小を兼ねるっつーことでClassicにした。そもそも現行機種はDockコネクタ30pinも廃止されてるし、変換コネクタかますのも嫌だし。
実は買おうとした時、Classic終息の噂が流れた途端に安めの値段で売られてた在庫が一斉に消えた。使わねー奴は買うなよマジで。まあそれはそれとして。
そして、ブツが届いてセットアップしてMCR-330と接続して、初めて付属リモコンのキー配置がiPodホイールとだいたい互換な事に気が付いた。つまり最初に買ったiPodの選択の時点で間違いだったのであった。つまり新しい方が良い選択とは限らないという好例。アホデスナ。
実際に使ってみると、このためのDockだったのか、というぐらい良く馴染む。今更ながら価格改定前に買うのが正解だった。
前述のように容量は大きすぎるので、ロスレスを使うことにした。ロスレスは一時の過剰な持ち上げの反動か、320kbpsのmp3またはAACでいいんじゃねーの的な意見も目にするが、CDのバックアップも兼ねるので、単に音質が良い悪いだけでなく精神衛生面のメリットも大きい。バックアップデータに非可逆圧縮は無いっつう話。
リッピングを進めてファイルサイズ確認したら、1分5~8MBってところだった。既にロスレスでも余りそうな予感が。よく考えたらCD1枚700MBとしても240枚ぐらいは入るんだよな。
余談だが今度のiPod再導入に際し、母艦PCをどうするかという問題もあった。実は今、3台あるデスクトップPCのうち光学ドライブが使えるのは1台しかない。ATA/133のドライブしか持ってないのに、M/Bを更新した2台にはSATAしか付いてないから繋げられなくて、古い構成の1台だけが使えるという状況だ。
わざわざSATAから変換なりI/F増設するのも微妙だし、この際ブルーレイの外付けでも買うか、と思いつつもそのプライオリティは極めて低く、何もしてこなかった。
今回はメインPCにDVD-R/RWドライブの内蔵を追加する案も浮上した(かつてのCDROM末期ぐらいの値段まで下がってきてる)が、結局は手持ちのもので対応することに。
光学ドライブのある唯一のPCは、2年前にノートPC買うまでお茶の間PCになってた奴で、基本余り物で構成されているとは言えOSはVista。当分はこのまま使える。しかし最近は電源入れる機会もほとんど無くなっていた。というか起動したら最新アップデートが去年の4月になってた。すまぬ。
結果、起動した途端にアップデート地獄。iTunesも8と古くてアップデートは華麗に失敗、クリーンインストールと相成った。DLデータはWindows Updateとウイルス対策、マルウェア対策等とiTunesのインストーラ合わせて500MBほどにもなり、まあ3連休の残り3時間から始める作業ではなかったと言えよう。リッピングの準備が整ったのは月曜になってからだし、MCR-330に繋いだら3時近かった…
・富士フイルム X20
これまではデジカメを買う度、画素数は2倍か4倍に増やしてきた。それに従うと800万画素の次ということで、1600万画素か2400万画素の線で検討したのだが、センササイズAPS-Cクラスに限定しても選択肢がやたらと多く、絞りきれなくなった。
それでもやっぱり何か欲しかったんで、妥協策としてレンズ交換式のを後から導入しても使い続けられるような、ハイエンド寄りのコンパクトデジカメでいいことにする。
DiMAGE A200を使ってる手前、RX10にもちょっと惹かれたりしたのであるが、前々から興味のあるメーカーの一つに富士フイルムがあった。昔からデジカメ作ってるところだし、買い換える度に候補に挙げるものの、結局買ったことがない。フィルム再現というコンセプトは、かつては不自然さも残ったが、今ではかなりのところまで来ているように見えた。
X20にしたのはセンサが新しいのと、同センサのXQよりいいレンズ付いてるから。値段もわりと手頃なとこまで下がってきていた。
買ったら予約特典だか先着特典だかのブランケットもらった。残ってたのか…
でまあ、撮ってみたらこんな感じ。
ローパスフィルタレスということで「解像感」という言葉がよく出てくる機種だが、確かに細部が潰れにくい感じで、今まで使ってきたデジカメとは明らかに違う写り方だ。実は1/1で見るとそうでもないんだけども、色が良いからそれっぽく見えるというのもあるだろう。
AWBも利口だし、必要ならダイヤルでの露出補正もできる。今の基準じゃコンパクトな部類には入らないにしても、機動性は十分。
レンズが明るく屋内撮影もそこそこ行けるはずなので、何かの時に使ってみたい。というかフジのAPS-Cにも興味出てきた。