久しぶりにゲームばっかやってた。もう延々と。
ブラウザゲームを経て普通のゲームの良さを再発見したというか、まあそんな感じもある。積んだゲームは更に増えた状態で、しかも大作RPGが残ってる。

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今回のMSの年末セールは、本国と比べちゃうとアレだが比較的新しいGoDもセール対象になってたり、買う気が起こる分、去年よりはマシと言えよう。今年初めの、3500MSPを2枚で3枚分セール(だっけ?)を手つかずで残してあったので、とりあえず約1枚分使った。GoDではBLAZING ANGELS 2とDOA5U、XBLAではLIMBO、Castle Storm、Shadow Complex、TRIALS HDとEVO、Flashback、MVC2。このうちMVC2はぶっちゃけ買う気なかったんだけども2D格ゲも一つぐらい嗜みとして入れておこうかと思ったのであって、多分あんまりやんない。

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これらの合間にダ無双3という流れで、Shadow Complex以外は未クリア状態。ダ無双3は一応ストーリーモード終わって、あとは実績どこまで埋めるかなあというところまで来た。というかチャレンジミッションからやっとゲームらしくなる。単調さは如何ともし難いものの、ゲーム内の金でレベル買える=使ってないキャラクターを1LVから進める必要が必ずしもないので、まだやる気にはなれる。ただし進めば進むほど強いスキルが出てきて、最終的にはキャラクターとMSに関係なく、何でやってもほとんど同じになっちゃうのが難点だ。

最近新しく出た真ダ無双は、何をトチ狂ったかヒストリーミッションを強化してる…と思いきや題材になる作品数が減ってたり(DLCで提供?)、せっかくのトゥーンシェードが元に戻っちゃったり(Vita版作る関係でオミットされたか?)と、進歩だかなんだかよくわかんない方向に進んでるみたい。3のヒストリーミッションは施設すらなくひたすらプチプチやるだけで、特に原作再現ってわけでもなくてつまんないんだよなあ。システム的なとこは無双の枠内だから仕方ないのもわかるが、専用マップすらないのは問題ではなかろうか。何をやってても地上の拠点にビッグトレーとダブデが鎮座してるのは笑えるから許す。
などと書いてきたが、やっぱりガンダム知らない人には辛いと思った。つまりキャラゲー。

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BA2は、体験版で右スティックスロットルがちょっとやりにくいなあというのを承知で買ったのだけども、まあやっぱりやりにくかった。というよりゲームの難易度が初っ端から高い。メインのキャンペーンはパイロットの回想という体裁になっていて、戦後の航空ショーで曲技飛行を行いながら独白風のナレーションが入ってくるのだが、この曲技飛行が難しい。いきなり橋桁の下くぐったりしないとクリアできないの。よくあるチュートリアルとかだとせいぜい空中の目標点を幾つか通過するだけで終わるもんだけど、これはそれだけじゃ足りない。橋桁の下やら煙突の隙間やら通らないとクリア目標に届かないんである。
その後も初見クリア無理な難易度が続く展開で、しかも二部構成とかが多くてCPは少なく、今のゲームになれているとまた最初からかよってなる。古さがそこかしこに見られるのは確かだろう。

ゲーム自体はWW2もののフライトシューティングとして十分評価できるものなので、そういう敷居の高さが色々惜しい。微妙な中間デモの味がたまらない。

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微妙と言えばFlashbackの吹き替えの微妙さも相当なものであり、味わい深い。どっちもUBIですね。昔PCでやったFlashbackは英語版だったせいもあって、よくわかんなかったのを思い出した。もちろんクリアしてない。今度のは異様なまでの親切設計であり、クリアだけなら誰でもできそうだ。結果的にShadow Complexと同じような感じになっているし。

そうした共通のシステムの枠内で、Shadow Complexは撃つことに重点が置かれているように思える。そこはEPICが口出ししてるのかな。というより米国人はヘッドショット好きすぎだろう。およそ射撃するという要素がある米国のゲームで、ヘッドショットが存在しないゲームはあるのだろうかというレベルだ。Castle Stormにもあるし。あと、画面暗いのも米国製に多い気がする。正確には、モノトーンに近い暗さか、極彩色かの二択で中間がないというか。Deadlistもひたすら暗い。面白そうではあるけど似たようなの買いすぎたので今回見送りとした。

Shadow Complexはオースン・スコット・カードの小説が下敷きということであるが、Empireシリーズとかって邦訳されてないよなあ多分。どうも米国内戦みたいな内容らしいので、日本じゃ売れないと踏んだか。

http://en.wikipedia.org/wiki/Empire_(2006_novel)

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Castle Stormはサイドビューの2D RTSの類で、こちらは極彩色代表と言える。
プレイヤーがゲームに直接干渉する手段としてはバリスタと魔法があり、これで敵の軍勢を直接攻撃したり城を攻撃したりできるわけだが、魔法で召喚するヒーローユニットで暴れると、バリスタ他は全休になっちゃう諸刃の剣だったりして、まあ忙しいゲームだ。個人的には、視点をあっちこっちと振り回しながら戦わなければならないというのが何より難しいところ。視点を移動するのはいいが、すぐ元の視点に戻れないままでの行動を強いられる事がしばしばある。常時表示のレーダーマップみたいのって、海外は好まれないのかな。画面内の情報は少ないほどよしという風潮もあちらのゲームの特徴かと思うが、これは既に相当ごちゃごちゃしてるので止めたのかもしらん。
城の壊れ方とかはあれだ、同じくバリスタと攻城戦もののWreckateer(Kinect専用のアレ)を流用してるのかも、とか思った。

バタ臭い、としか言いようのないモデリングとモーションがたまらない一品でヘッドショットあり。
歯が立たなかったら、とりあえずシングルマップやサバイバルモードで資金を稼いで、レベル上げれば当面は勝ち抜けるという親切仕様であるが、やりすぎると試合に勝って勝負に負けた的な敗北感もつきまとうので自己責任で。

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今更のLIMBOは、一本道くさいけどまあ一度やっておこうかと思ってたタイトル。ゲーム的には物理演算ぽいのをうまくゲーム性に取り入れてる…というかこの程度はもう、普通だな。ドット単位で位置調整するとか、そういう時代はそろそろ終わりでいい。XBLA規模のゲームでもそうなってるのだから、もう日本のゲームは追いつけんと思ったマジで。
物理演算とゲーム性が密接に結びついてるのはTRIALSシリーズも同様で、全く同じスタートでもタイムが微妙に揺らいだりするのが、奥深さに繋がっている。

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DOA5Uに関してはDLCの項目の多さにびびった。ばら売りはある意味良心的だが、追加コンテンツのリストが1タイトル内で200超えたのは初めて見た。読み込み追いつかねーよみたいな。よくよく見るとアンロックも含まれてて(無印DOA5のコスチュームはゲームを進めると使用可能になる)収集がつかぬ。

今回のセールでは最も新しいタイトルであるが、DOA5はアーケード版があり、かつ「基本無料版」をPS3で展開してるので、こっちでもてこ入れ図ったということなんかしら。
その辺の詮索はともかくとして、ゲーム自体は旧作と大きな違いは感じなかった。別ゲーの例では久しぶりに買った鉄拳TT2が、なんかコマンド入力のタイミングがやたらシビアになってるような気がして難しく感じたものだったが、DOA5Uはおおよそいつも通りのDOAだ。

顔が変わったとよく話題になったが、男性キャラクターのデフォルメ加減も違ってて、そっちの方が気になった。すぐ慣れるけど。顔に関しては、全部作り直しなんだろうけど3までの旧キャラクター、4の新規、5の新規とで微妙に系統が異なるような気もする。当然、新しい方がコーエーっぽいような。そうでもないか。まあこれもすぐ慣れるけど。
濡れ透け実装は、何でDOAX系と合流させたかなあというのが最初の感想であったが、今日日スピンオフ売るのも容易ならぬ為しょうがねえのか。

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来年はどうしようかココ。

積んでたアランウェイクを一周。

アラン先生は生来のうっかり者であり、しょっちゅう丸腰で闇夜に放り出されちゃうのダ!みたいなゲームでした。
そして武器の扱いもイマイチなぶきっちょさんのため、長物を連射できなかったりといろいろ不自由でもある。がこれもCERO Bとは言えホラーゲームの範疇なので、そういう文法だと思うことにした。さらに終盤に差し掛かると、こりゃ初見クリア無理だろってなところが出てきて、今や懐かしい洋ゲーテイストをも存分に味わえる仕様となっている。
雰囲気やストーリーやローカライズはかなりいいのだけども、基本は懐中電灯と鉄砲のTPS以上のものではないから、PVの出来が良すぎた、と言われたのもやや納得気味。当初はオープンワールド型として開発がスタートしたとされ、実際にそうした痕跡も見て取れるマップ構成だが、最終的にはマップを仕切ってのステージクリア型になった。それは批判の対象となったものの、現実にオープンワールド化するとダイナミックなストーリー展開が難しくなっただろうし、ハードの限界から来るマップ密度的なところも含め、今の形が無難だったかも?と思った。

久しぶりの肩越し視点TPSで、序盤は3D酔いに苦しむ。道に迷いにくいコンパス完備ではあるが、暗いところで何かを探すというのはどうもいかん。またこのゲーム独特のものとしては、懐中電灯の照らす向きと進行方向がずれてて、遠くを照らしながら進むと違和感がある。照らした方に歩こうとすると斜め歩きになるんだよな。

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そして別の物と一緒に発注したガンダム無双3。

キャラゲーとして軽く遊ぶ分には、想像していたよりもいいバランスになっていると思った。これで1マップに20分とかは無理。単調すぎる。2以前はもっと足が遅かったらしいので、3で正解だった。

キャラゲーなので、そっち方面へリソース全振りで他は手抜き気味。マップの狭さと使い回し加減、ギミックの存在意義のなさも凄いが、UIの旧態依然っぷりも半端無い。
特に後者に関しては、海外のゲームが色々工夫を重ねているのに対し、これは2世代ぐらい前で止まってる感がある。これは開発規模云々の問題じゃないので、ある意味日本のゲームヤバイっていうのをそのまんま体現してると思う。単に変わらないことや簡単であることが求められてるのかもしれないが、メニュー階層の作りっぱなし感とかは擁護不能。

正直、N3-2みたいなフォロワーの方が、色々工夫してアクションゲームっぽくなっていた。
新機軸が売れず、一々無双の基本形に戻らざるを得ないジレンマ…とも言えるのか?

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というわけで、今年は今世代のゲームを色々浚ってみたわけであるが、その過程で気が付いたことが一つ。ちょっと古いゲームの投げ売りは、未だに高確率で初回版に当たるのだ。2011年あたりでXbox360市場は息の根がほぼ止まったのだが、その辺のゲームは多くが初回版も捌けずに終わったという事になる。これじゃ小売の取り扱いが無くなったり減らされるのもしょうがないわなーと実感した。
いろいろ手を尽くして小売にダメージ与えつつもPS3の寡占市場を形成した格好と言えるのだけども、現状は(CS据置に関して)市場縮小に歯止め掛からず、ローカライズも退化する一方で、何か腑に落ちない物がある。

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前にBF4statの事に少し触れたけど、次世代両機種の欧州発売後、アクティブユーザ数はPS4が多めに推移している。とは言えそれは次世代機同士の比較であって、全体ではPCとPS3が多い。やはり無料は強いのかと思ったが、今はどのプラットフォームも無料期間だっけか。

BF4ぐらいになると、必要なパフォーマンスは青天井に近いので、PCがどう考えても有利だ…というのを差し引いても、このユーザ数はかなり健闘していると思う。
次世代機との比較で言えば、大雑把にSandyBridge世代以降のPCで最新のミドルVGAを積めば、多分PCの方が高性能になる。そしてPCを一から400~500ドルで組むとなると厳しいが、VGA単体なら200ドルも出せばミドルが買えて、それらはHDMI出力ぐらい付いてるので、TVにも普通に繋げられる。

そういう中で次世代機ならではのアドバンテージを出してかないといかんわけだが、今のところ売れてるのはマルチプラットフォームのタイトルばっかりのようで、独占タイトルの効果は未知数の部分が多い。
その次に来る大きな転換点は次世代機値下げのタイミングかと思うが、それはもっと先の話になるし。

今年限りの現世代との決別も想定して、春から色々買ってきたのだけども、まあ当分様子見だな次世代は。
Xbox Oneもキネクト使いこなす気配ないしな。
あーでもクウォンタムブレイクはちょっと気になるな。アランウェイクやったら。

そういえば米国のホリデー商戦は、MSが優位に進めたというデータが出ていた。

http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304125104579235123161782940.html

360を99ドルで売れば、そりゃなあという感じ。
ブラックフライデー決戦!両メーカー次世代機同時期発売祭!その勝負乗った!と見せかけて、きっちり現行機の売り切りに掛かるという恐ろしいほどに非情な戦略…