iPad AirとRetinaになったiPad mini、Mac新製品など/Surface 2とSurface Pro 2その他Windows8.1関係/ほか

iPad AirとRetinaになったiPad mini、Mac新製品など

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20131023_620522.html

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20131023_620690.html

11月1日から発売。
10インチのiPadの値段は、本国では499ドル(16GB/WiFiモデル)からというのがずっと変わってないと思うのだが、日本では為替の影響を大きく受けている。最初こそ48800円だったが、一番安いとき(3世代と4世代価格改定前)では42800円、今度のAirが51800円だから、上下で9000円の違いが生じている。miniも円高のときに発売されたから、格安タブレットより少しマシな価格で買えた。

今回のAirは51800円からになっているので、ARM系タブレットとしてはほぼハイエンド。128GBモデルだとUltrabook並で、ここまで来ると256GBモデルが出ないのはちょっと不思議な感じもする。でもeMMCだとまだ256GB製品は無かったっけか。

iPad miniのRetina版は、だいたいAirと同じ中身で縮小したような感じだ。その分値段も上がったが、こちらはKindle Fire HDX 8.9のような超高解像度タブレットと同クラスになっていて、NEXUSよりは高い。

Airとminiの中身を統一したということは、miniでもメインに使える製品としたようでもある。が、今回の発表だとRetina化以来重くなる一方だったところから、iPad2よりも薄く軽くなったAirの方が、インパクトは大きいな。
iOS7が64bit対応となり、iPod以外は全部A7プロセッサになったものの、iPad2と旧miniは併売なので互換はしばらく残ると思われる。

極端な高値ではないが、 円高時の価格を見ていると高く感じるのは事実というか、通貨レートに上乗せ2割3割4割当たり前だった昔のAppleみたくなってきた感も若干あり。
円高の割安感でiPadが売れてたという面もあったと思うんだけどもどうなんだろうか。

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Surface 2とSurface Pro 2

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20131024_620734.html

こちらは1ドル100円ぐらいの価格設定で10月25日発売となった。米国でも発売日は10月22日なので、事実上の同時発売に近い。
国内限定のWindows8.1発表会では、MS自ら各メーカーを呼んだ上、その場ではSurfaceに触れずに終わるという配慮を見せたものの、国内メーカーのは相変わらず値段が高めであり、その配慮も空しくSurface 2とpro 2に注目が集まっちゃいそうな流れである。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20131018_619994.html

それはそれとして、

Surface Pro 2はHaswellになり、メモリとストレージ容量のバリエーションが増えただけ。対してSurface 2ではプロセッサパワーが向上し、タッチパネルの解像度が1920×1080になり、4k出力にも対応して、ひとまず完成形に近づいた感がある。

あと、タッチカバー2が強化されすぎて別物。センサの数が80個から1092個に増えた結果、値段はタイプカバー2と1000円差となる。

http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/620/734/html/574.jpg.html

キーの位置にそれぞれ1個ずつセンサが配置してあっただけのものが、カバーのキーボード側全面にびっしり敷き詰められている。どう見てもやり過ぎ。

しかしWindows系タブレットの突破口がかんこれっつーのが何というか…

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幾つかの新製品レビューのうち、ちょっと興味深かったのがVaio Tap 11の記事。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20131021_620072.html

BTOでCPUをPentium Yプロセッサから i7まで選択可能な製品で、テストされてるのは最下位のPentium 3560Y。これは動作クロックが1.2GHz、HTT無しの2C2Tで、Baytrailの上位と被りそうな感じになっている。

http://ark.intel.com/ja/products/76622/Intel-Pentium-Processor-3560Y-2M-Cache-1_20-GHz

Z3770の方は定格でも1.46GHz、TB時には2.39GHzまでクロックが上がり、4コア使える。

http://ark.intel.com/ja/products/76760/Intel-Atom-Processor-Z3770-2M-Cache-up-to-2_39-GHz

SSE4系が使えないとかメモリクロックが1段違うとかPCI-exコントローラの有無とか差異は色々あるけど、全体的には同等程度になるかもしれない。SoCにもPentium、Celeronというブランドを持ち込むという話とも繋がって興味深い。
たぶん実パフォーマンスへの影響が最も大きいのは、mSATAかeMMCかの違いになるのではないかと思う。

iGPU部分では、なぜかZ3770の方にQSVが使えるようになってたり。EU数は無印のHD Graphicsの6より更に少ない4のはずだが、どのぐらい効くのだろうか。

この製品に関して言えば、Pentiumにメモリ2GBのローエンドで109800円らしいので、バッテリ内蔵キーボードが付属としてもSurface Pro 2の128GBモデルの方がお買い得という結論にしかならないんであった。あとスタンドがパクリっぽいです。

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Iconia W4みたくクロック1.8GHzってアナウンスされてるのは、

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20131018_619952.html

多分Z3740なんだろうなあ。発売日のアナウンスが無いところを見ると、11月中旬以降か?

http://ark.intel.com/ja/products/76759/Intel-Atom-Processor-Z3740-2M-Cache-up-to-1_86-GHz

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CPUをOpteron 3280からFX-8300にしてみた。FX-9370とかが出て、AM3+プラットフォームが最終局面に差し掛かったと判断、ここはPiledriverにしとかナイト!とか思ったためである。
もう少し現実的な問題としては、たまにレスポンスが極端に低下するときがあって、やはりCPUパワーもうちょい欲しくなったというのがある。ただしこれは、TC、CnQなどを切ってクロックを2.4GHz完全固定で使ったらある程度解消されたので、Bulldozer Gen.1ならではクロック変動の癖というか、そういうのに起因してた可能性が高い。

FX-8350でも良かったんだけど、電源の余裕が無くなり次のVGAの選択肢が狭まりそうだったので、止めた。実際に8300にしてみると、まあこれで十分かなという感じだった。

ついでにVGAは660買おうかと思ってたが、Radeonの新型が出てきたのでもう少し様子見とす。価格が落ち着くまで待ちで。

次はmini-ITXの方に手を付けたい。多分年末年始の頃。FM2+で安いAPUからKaveriに換装するか、H87とかでi5を載せるか、まあそんな感じ。使い道ははっきり決めてないんだけども。

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積んでたDmCをやってた。まだ1周してちょっとだが、サンオブスパーダでの難易度上昇が半端ない。比較的戻されにくいコンティニュー制のため、どちらかというとアーケードライクで、セーブポイント制のニンジャガイデンとは雰囲気が異なる。が、難易度調整の感じは似ている。

このタイトル、発表当初は意味不明なレベルでのバッシングが発生していたが(内幕は何となく想像できるがここでは触れない)、できあがってみると打ち上げから空中コンボのいつものやつ、という感じになっている。UIの作りにしても、スキルツリーぐらい導入しても良さそうなところが従来通り。キャラクターだって正直白髪設定とか必要なかったんじゃないかって位であり、相当旧作へ歩み寄った感じがあった。

個人的には体験版で操作系が4より易しくなってたので買った。4のようなボタン同時押しバリエーションは、360コントローラでは結構辛かった。

ただ、発売後の批判対象となりがちなバージルの扱いについては、旧作との違い云々じゃなくて、もっと単純にプレイヤーキャラクターとしての魅力に乏しいという面が否定できず。

以下微妙にネタバレかも。

 

ストーリーモード中でも、初っ端からインテリボンボン系の小物感が漂う登場シーン、緻密さどころか場当たり的にしか見えない言動の数々、とどめにDLCの内容もなんか脳内勝利法みたいな感じであり、ダークヒーローとかそういうのとも受ける印象がちょっと違う。かも。
そもそも主人公+2名以外は全部モブっていう抵抗組織の設定自体、必要だったのか疑問が残る。カリスマで統率してますみたいな場面でもあればまだしも、ヒロインちゃん一人の信仰の対象になってる程度じゃなあ。
DLC頑張って作ってあるし、バージル自体のアクションも悪くないんだけど、あの程度のストーリーなら次回作の特典小冊子レベルで良かったかもしれん。というかあの分身みたいな人(?)は次回作の悪者かなんかの化身だと思ったのだが。というか次回作あるのかしら。

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ここで話は全く変わるがPS4。
PS4の「量産されているのと同仕様の実機」が、各種イベントを経てもなかなか姿を現さない、という状況は発売1ヶ月前のUBIのイベントでも変わらなかった。店頭用ディスプレイの中身も実機ではないのが明らかになっていて、もはやスケジュールがタイトとかいうレベルでない感じに。

その上UBIのイベント直前、ロンチタイトルで、同梱版まで準備されたWatch DogsおよびThe Crewの2タイトルが延期とのアナウンス。いずれもマルチプラットフォームで遅れは半年程度とされており、つまりホリデーシーズンの商戦期には間に合わない。このため株価にも大きな影響を及ぼすという結果に繋がった。

http://jp.reuters.com/investing/quotes/quote?symbol=UBIP.PA

延期はUBIのタイトルに留まらず、ファーストタイトルのDrive Clubも同様。

http://www.engadget.com/2013/10/18/sony-delays-driveclub-for-playstation-4/

ファーストで延期されてないのはキルゾーン・シャドウフォールがあるものの、最新の映像ではE3の映像との差異が指摘されている。色数が明らかに減っているのは一目でわかる。

http://gearnuke.com/killzone-shadow-fall-graphics-comparison-e3-vs-gttv-footage/

これらの延期と実機云々の件が直接リンクするかははっきりしていない。例えばWatch DogsなどはXbox Oneでのデモが行われてなかったからさっぱりで、情報開示そのものが少なかった。
しかし余程の事でないとロンチの同梱版まで見送りにはならないはずで、尋常な事態でないことだけは間違いない。

でもって、少なくとも年内のロンチタイトルのラインナップは、相対的にXbox Oneが有利ということになるだろう。
こちらは順調に米国内の体験イベントをこなしている模様。シカゴでの様子はYoutubeで見られる。

http://www.youtube.com/watch?v=KKdR34kGAig

ペグル2とかロコサイクルらしき画面も見られる。キラーインスティンクトも密度すげえな…

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最後に両機種のロンチCMっぽいのを。

PS4。ゲオタ向けに捻りすぎ?

http://www.youtube.com/watch?v=s0d9d-cdxhk

Xbox One。金かかってるなあ。

http://www.youtube.com/watch?v=_1mfIg1I3zE