ゲームやってた。今世代もそろそろ終わるので消化が必要だった。というのは建前で、ケイブシューティングコレクションとかダークサイダーズ2とか、重鉄騎その他投げ売りタイトル買ったりして本末転倒。積んだ山が高くなっている有様。

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次世代は、物凄く大雑把に書くと、インディーズ系囲い込みを目指すPS4と、STB化をもう数段階進めて更なるユーザ層拡大を図るXBOX ONE、CPUアーキテクチャ的に取り残されたWiiUという図式であるが、移行が進むかどうかは微妙なところでもある。現時点の情報では、WiiU以外現世代との互換性がなく、MSとSCEが揃ってPCもどきの構成を採用しており、目新しさはほとんどない。爆発的普及に至るとしたらキラーコンテンツということになるだろうが、ファーストタイトルにせよマルチにせよ、ロンチ付近で出てくるかは疑問が残る。
更に言えば現時点の情報では(←この枕詞は以下省略)、ユーザというよりコンテンツ供給側の利便性が強くアピールされてるだけであり、それで何がイイのか、というのが明確になってない。この辺はE3までよくわからんままだと思われる。

WiiUは当初のコンセプトが実現できないまま半年1年ぐらい行きそうなところが最大のネック。世代競合が次世代出すのに間に合わないだとか、Wiiの縮小が急激だったことを勘案しても、見切り発車感が否めない。ファーストが強いので全く挽回できないということはないにしても、どうかなあ。
このぱっとしない状況は、圧倒的なソフト不足(デベロッパの移行ペースを読み違えたか?)、SKUをいたずらに増やして失敗とか、Vitaと被るとこもある。

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ONEのアンヴェールイベントでは、PS4よりは大手パブリッシャが顔を出し、映像も出してきたものの、所詮は現世代の延長、PCゲームの移植ものでしかない印象。その一方で、STBとしてのサービスが北米以外の地域でどこまで展開するのかわからん、というのもマイナスイメージで、その辺も合わせて考えると、北米のコンテンツ供給者に向けたメッセージの部分が大きかったのかとも思える。
世間的にKinect2の性能やサーバ群の規模に関してあまり触れられてないが、ONEが他機種と差別化できるとしたらハードウェア性能ではなくこっちの方だ。あとOSと周辺チップとAPUのカスタマイズ。実は周辺チップに関してはほとんど情報が出ていない。実効パフォーマンスにも直接関わる重要な部分だが、数字が出にくいのが通例だし、やっぱり発売されるまで確実なことはわからんかも。
一部で言われたTVとの統合という点においては、3重構造のOSというのがポイントかもしれない。TVとKinect2の制御だけを組み込むというのもありだろう。

個人的にはロンチでFORZA5が出たらローカライズされてなくても買う。以上。あとGT6でPS3買うか。スタンダードカー残りそうだけど。

リーク情報をまとめて比較したAnandtech記事。

http://www.anandtech.com/show/6972/xbox-one-hardware-compared-to-playstation-4

PS4との大きな違いはメモリの種類と予想されているものの、ESRAMの分で実効性能の差はスペックほどではなくなると見られている。GPUについても言えるが、PS4は消費電力度外視でスペックを確保した感じなので、実際にそのまんま作るとまた現世代初期のような状況になるかもしれない。電力効率的に美味しい領域を超えてパフォーマンス出そうとすると、一気に電気を食い、膨大な熱を発するようになる…というのはPCでOCやった人なら周知の事実であろう。そう言う意味でもPS4の筐体設計は注目されるところのはずだが、詳細は未だに不明。
対するXBOX ONEの方は、より穏当な構成なので、理論上の性能はPS4の方が高くなる。が、ここまで似たような構成になるともはやマルチプラットフォーム開発では相殺されるレベルのような気がしないでもないので、やはり次もファーストタイトルが鍵か。
SCEがやってるインディーズの囲い込みを、所謂AAAタイトルみたいな大規模開発に移行とかが簡単なのかどうかはよくわかんないけど。

話がずれるけど今世代は「動画で済ます層」の急拡大が、その弊害も大きくしたという印象がある。ある意味でストーリー重視路線は壊滅に近いし、プレイ動画が販促になるとはとても思えない。
プレイヤーのコミュニティの中で収めるんならともかく、誰でも見られるネット上では、ネガな見方が優勢になりがちで、FUDのネタにもされる。光るものがあるゲームでも、社員乙の一言でどんどん埋め殺されていった感。

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でONEとPS4、どっちも28nmのJaguar×8コアとなる線が濃厚であるが、両社の発表が終わるタイミングを計ったかのように、A5-4000の試作ノートによるレビューが出てきた。

http://www.anandtech.com/show/6981/the-kabini-deal-can-amd-improve-the-quality-of-mainstream-pcs-with-its-latest-apu

http://www.anandtech.com/show/6974/amd-kabini-review

総合すると、LPIA対抗としてはかなりの出来。電力効率の改善は著しいものがあるし、シングルスレッドはIvyBridgeの半分程度は出て、GPUは単純ベンチでもHD4000以外なら勝る。ただしノートPC向けとしてはPentium/Celeronどころかi3あたりでも安いの出てきちゃってるので、売りどころが難しそうだ。1チップ化の利点はあるが…

ゲーム機向けとしてはマルチスレッドとGPUパワーで何とかするのか、という位しか。カスタムもんだしなあ。

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それはそれとしてケイブシュー。まとめてプレイしてみると、家庭用モードの作り込みから家庭用を意識した作りに変わっていく感じが興味深かった。失礼ながら、意外とおもしろかったのがむちポとピンクで、これだけ遊びやすければ即買いしても良かったかなあと。敬遠気味だったのは、アーケードでプレイしても何やってるかよくわかんなかったからというのが大きい。世界観的にもあそこまでトバす必要があったのか謎だ。

赤い刀は横スクロールの奥行き感が異次元すぎて、慣れるのに時間掛かった。

ダークサイダーズ2は、マップが広くなって収集系がめんどくさかったりで水増し感は避けられなかったが、総じて良くできている。残念なのはフリーズの多発(これは本体コンディションにも依存するかも)と吹き替えの欠如だけ。英語圏ではそれなりに評価する声もあったようだが、あちらの声はみんな同じに聞こえちゃうとこがあるんだよなあ。それと時間切れか予算不足かで、デモが一枚絵になってたりもする。3作目は何とか発売して欲しいものだ。