軍事その他諸々

2011年前半にもEUが対中武器輸出解禁か

http://www.spacewar.com/reports/EU_could_end_China_arms_embargo_early_2011_report_999.html

この措置は1989年の天安門以来、現在まで継続している。が、EU内でもこれを解除したい国は少なくない(中国の働きかけも当然強いはず)ため、何かにつけて解除話が提案される。それでも今まで継続してきたのは、満場一致でないと解除にならないからだそうだ。

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米海軍、LMとオースタルにそれぞれのLCSを10隻ずつ発注

http://www.spacewar.com/reports/US_Navy_awards_Lockheed_Austal_20-ship_contract_999.html

総額70億ドル以上の発注。これで2015年までにLCS20隻が揃うことになる。FY2010であと1隻、その後9隻を建造する。FY2010における1隻分の発注価格は、LMに4億3700万ドル、オースタルUSAに4億3200万ドル。10隻全部では36億ドルと35億ドル、と後者の三胴型の方が若干安価だ。デッキの広さとかもメリットに挙げられる。

ただし55隻計画の行方は未だ不透明。戦力を維持しようと思ったら減らせないと思うがどうなるのか。

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日本のグローバルホーク導入について

http://www.spacedaily.com/reports/Japan_to_consider_using_drones_report_999.html

ソースは読売新聞。

来年度から本格的な研究を始めて、2015年度末までに導入の可否を決定する、と書いてある。

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アルゼンチンの軍事力が危機的状況

http://www.spacewar.com/reports/Argentina_military_grapples_with_old_stuff_999.html

兵員の訓練、航空機、海軍艦艇、軍用車輌、って軍事力の構成要素ほぼ全部じゃないですか。
空軍機の半分は飛行不能で、パイロットも訓練不足でライセンスを失効する有様、海軍艦艇は60隻のうち戦力を維持しているのは16隻。など。

こうなってしまったのは、経済的な理由はもちろんあるが、長きにわたった軍政時代の反動という面もあるとか。

ついでにアルゼンチンがUFO調査委員会を創設するとか。

http://www.space-travel.com/reports/Argentina_to_record_UFO_sightings_999.html

南米にはブラジルやウルグアイにも同様の組織が存在する。

Flight Globalの10大ニュース

PICTURE STORIES

http://www.flightglobal.com/articles/2010/12/27/351288/top-ten-picture-stories-of-2010.html

PICTURE & VIDEO STORIES

http://www.flightglobal.com/articles/2010/12/25/351166/top-10-picture-video-stories-2010.html

VIDEO STORIES

http://www.flightglobal.com/articles/2010/12/26/351176/top-ten-video-stories-2010.html

初飛行関係

http://www.flightglobal.com/articles/2010/12/29/351342/2010-the-year-in-review-first-flights.html

タイミング的にも中国のアレは入らず。

そんなこんなで2010年も暮れてゆきます。

J-14(20?)/DF-21D/ワリヤーグ

J-20についてのDefence News記事

http://www.defensenews.com/story.php?i=5341327&c=AIR&s=TOP

専門家の本物認定が一応出てる。
エンジンもレーダーも仮だと思うが、最終的には117S(またはこれに相当する中国製エンジン)とかAESAが搭載されるはず。

先日の記事でも写真が増えてた。垂直尾翼は全遊動みたいだ。

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DF-21D

http://www.defensenews.com/story.php?i=5327852&c=ASI&s=TOP

DF-21はJL-1系SLBMの陸上発射型で、通常弾頭型などの派生型が幾つかあるとされる。その中でもDF-21Dは対艦弾道ミサイル(ASBM)として開発された物。IOCまで進んでおり、数年以内に実戦配備されると考えられている。

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=136210&servcode=A00

移動目標に直接当てられるのかは謎。子弾に終末誘導系があって上から狙うとかか。それだと迎撃されそうだが。

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ワリヤーグほぼ完成か

http://j.people.com.cn/94474/7223360.html

工事最終段階、ってのは何年か前からずっと言われているから、今度も似たような話じゃないか?と思ったが、一連の軍事情報リークと関連してるっぽいので今更ながら。

単純に機関などの復旧工事が難航しているのか、何か別の改修をやってるのかはよくわからない。ウクライナなどから技術者を呼んでやってるというが…

ミストラル級の対露輸出確定/アフガニスタンとCIA無人機

 ロシアとフランスがミストラル級の取引が確定

http://www.spacewar.com/reports/Russia_France_seal_deal_on_Mistrals_999.html

ロシアは少なくとも2隻を導入することとなる。これらはフランス、サン・ナゼールのSTX造船所で建造されるもので、(オプションとして?)さらに2隻をロシア側の造船所で、合弁企業を介して建造する。金額は1隻あたり3億8000万ドル、分担は50:50と見られる。この件に関し、バルト三国などは従来の姿勢を変えず、反発している。まあ折れる要素はないけども。

支払いから36ヶ月で完成するんだと。さすが商船構造。ぶっちゃけ打たれ弱そうだが。
北海と太平洋の艦隊にそれぞれ配備されるとも言われる。詳細不明。

ミストラル級をRMA化の基礎にしようという考えはあるかもしらん。が、既にロシア新世代の艦艇が少しずつ送り出されてる状況で、それをゼロから始めるわけじゃない。フランスの技術との継ぎ接ぎになるなら、よほどうまくやらないと却って難しいだろう。

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ドローン・ウォー

http://www.spacedaily.com/reports/Obamas_other_surge_US_drone_war_in_Pakistan_999.html

…と呼ばれるようになるかどうかは知らないが、アフガニスタンにおける米国の軍事作戦は、歴史上例を見ない規模で無人機を戦線へ投入してる。

その「戦果」には懐疑論も付きまとう(攻撃目標にはパキスタン領も含まれる上、人権団体も黙ってない)が、米国はアルカイダのリーダーシップを大きく弱体化したと発表。

2010年のはじめから12月17日までで、パキスタンのイスラム教徒過激派に対する攻撃回数は、のべ113回にのぼる。これらはMQ-1プレデターとMQ-9リーパーによるもので、ヘルファイアATGMとその他の小型PGMを使用している。この数は2009年の2倍、そしてそれまでの6年間の合計よりも多い。
というのがNew America Foundationの見積。

これらの攻撃はCIAの築いたアフガニスタン人ネットワークに支えられている。彼らは3000人程度の自警団的な武装集団であり、しばしば越境して作戦しているとも。北部ワジリスタンのトライバルエリアにおける攻撃が大半を占めるから、別に不思議ではないが…なんというか、もう国際法って何だっけ状態になってるのは確か。

この件は米国議会でもほとんど議論の対象とは成らず(CIAが攻撃を指揮しているという事自体、公認されているわけではない)、そもそもパキスタンと米国の関係が微妙な事になってるのも具合が良くない。
パキスタン側にはアルカイダと同盟関係のHaqqaniネットワーク(これも冷戦期にCIAがアレした人々だが)が根を張る。無人機の攻撃は、当然ながら地元パキスタンでものすごく評判が悪い。というか、民間人がどれだけ死んだか誰にも判らない。

イスラム教徒過激派の場合、組織のリーダーが倒れても入れ替えがきく。ということで、米軍などの軍事作戦は、蜂の巣をつついて、出てきた蜂を一匹ずつ潰すような方法、と元CIA職員は言っている。で、蜂の巣はより多くの蜂を生み出すと。しかし何のダメージも残らないということはないはずだし、指揮系統の混乱が続けば、組織は効果的に機能しなくなる。とまあそんな話。

囲み記事の方は12/27付AFP。
パキスタン北西部、北部ワジリスタンのトライバルエリア。Mir Ali村で、民兵15名を殺害、車輌と爆発物にも攻撃を加えた。民兵の素性はすぐに判明しなかったが、大部分はパキスタン人か、その他アラブなど兵士だったと信じられている。Mir Ali村はタリバンの強固な軍事拠点として知られ、要塞化されてるとも言う。

中国第4世代戦闘機の映像リーク?

 http://china-defense.blogspot.com/2010/12/chinese-stealth-in-plain-sight-curious.html

http://www.fyjs.cn/bbs/htm_data/27/1012/299152.html

http://news.xinhuanet.com/mil/2010-12/29/c_12929585.htm

J-14、J-20あるいはJ-XXと言われてきた中国製ステルス戦闘機は、その実態がよくわからないままかれこれ10年ぐらい噂話レベルで続いてるような…
(近年、公式に言及されることが増えたが、時々出てくる画像、想像図などとの関連づけがほぼできないのは変わらず)

結論から言えばかなり本物、「らしい」。が壮大なネタである可能性も否定できず。
ただし、おそらくは技術デモンストレータレベルの開発実験機。と予想。
去年あたりには実用化は8~10年近く先と言われていたし、実際に搭載エンジン(おそらくWS-10から更に進んだ117Sクラス)も全くメドが立ってないはずだ。

こいつの研究開発は相当前から行われてると想像されるのだけども、漏れ伝えられたそれぞれのプランに連続性があるのかどうかすら不明。F-35の開発についても情報収集にひどく熱心であったことは、米国人技術者抱き込み事件とかでその一端が垣間見られた。

機体の形態はカナード付きデルタ翼。F-22もどきの風洞モデルらしき画像も出てきた事があるが、それとは全く違う。スホーイのS-32/37のスタディモデル(前進翼じゃなかったやつ)か、MiG-1.44 MFIに類似している。でかさも1.44ぐらいありそうだが、以前はそれより小型である、とする説も出ていたはず。別の開発で進行中なのかもしれない。
垂直尾翼の折れ方とか妙だ。

J-10よりも以前の、立ち消えになったJ-9設計案にもこんなのあった気がするな。
これまで、エンジンが追いつかずにボツとなった機体は少なくない。今度は追いつけるだろうか?

がんばって三面図作ってる人いるなぁ。

http://www.fyjs.cn/bbs/htm_data/27/1012/299209.html

まあこういうときこそ祭りで踊らされるべき!というのが個人的スタンス。

第一、2010年がT-50に始まって中国ステルスで終わるってのはできすぎだしな!

スーパー・アース型惑星の大気分析/オポチュニティの見た青い夕暮れ

http://www.spacedaily.com/reports/First_Super_Earth_Atmosphere_Analyzed_999.html

太陽系外惑星GJ 1214bは2009年、ESOの望遠鏡(チリにある3.6m望遠鏡)によって発見された。
直径は地球の2.6倍、質量は同じく6.5倍と推定。大きな地球型惑星、つまりスーパー・アース型惑星に分類されるもので、主星は地球から見てへびつかい座の方向、約40光年ほどの距離に位置している。主星が暗く小さい星であることは観測に都合が良い。
公転軌道半径は200万kmで、公転周期38時間。これは地球の軌道半径の1/70でしかない。

観測と分析は、国際研究チームが欧州ESOのVLTを使って行ったもの。方法としては、背後の星の光が観測対象の大気を通過して来るときにスペクトル分析を実施、想定される大気組成と観測結果を比較して推定する。
初期の観測から可能性は3つに絞られた。1つ目は水(水蒸気)が豊富である可能性、2つ目は大気が水素だが上層は雲と靄で覆われている可能性、3つ目は小型の岩石性の中心核と水素の深い大気からなる「ミニ海王星」のようなものである可能性。
いずれのケースもあり得るが、水蒸気か雲や靄(cloud and hazes)で覆われている可能性が高く、水素の痕跡は見えにくくなっている。これは金星やタイタンの大気に見られるのとだいたい同じ現象と思われる。
これ以上は、より長期にわたる赤外線領域での観測が必要だろうとの結論。

水蒸気が熱すぎなければ炭素系生命にも適した環境ということだな。

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http://www.nasa.gov/multimedia/videogallery/index.html?media_id=41764911

「この世のものではない」という表現があるが、まさにそんな感じだ。

BAEシステムズが示したFPVコンセプトビークル7種

http://www.gizmag.com/bae-systems-future-vehicle-concepts/17361/

BAEシステムズがFuture Protected Vehicle (FPV)計画の成果を英国防省(MoD)に提示した。
米陸軍(風呂敷を広げすぎただけでなく各要素技術でも難航し、最終的に取り消された)FCSの中の、ビークルだけを取り出したようなイメージ。

曰く、
“innovative technologies and concepts for short, medium and long term exploitation into future lightweight land platforms.”
だそうで、軽量な陸上プラットフォームに限定し、短~長期的な将来の技術とコンセプトを示す、といった内容のようだ。これに基づいて35以上の組織から出た成果をまとめ、7個のプラットフォームコンセプトビークルに絞った。以下、その概要。

・POINTER UGV
4足型。移動能力に重きを置いた歩兵随伴型UGV。支援と観測が主任務。
外形はi-Robotの装軌UGVが立ち上がったような感じ。いつかは出てくると思った。

・WRAITH
カタカナで書くとレイス。低シグネチャの装軌偵察車輌で、車体を冷やす冷却システムを有する。戦線後方への浸透や暴動鎮圧に当たる。非殺生兵器としてマイクロウェーブ発振器を装備。さらに統合生体認証システムによって挙動不審者や人物の特徴を識別、監視を自動化できる。
下の方に出てくるが、冷却システムというのは車体表面に水を吹いて冷やす、すなわち「汗をかく」のと同様の仕掛けも含むっぽい。
人肌兵器とか毛穴のあるAFVは嫌だなあ。
あと電子インクと書いてあるが、表面の迷彩パターンを変化させるカモフラージュを採用するとかも多分これ。

・BEARER
兵站、補給、救急輸送から指揮統制まで、極めて汎用性の高い輸送車両。
見た感じはやはり英国のSUPACATとか、更に遡るとブレンガンキャリアとか、あの辺の流れを汲んでるっぽい雰囲気あり。

・CHARGER
WW2ドイツなどの駆逐戦車/自走砲にドーザーブレード付けたような戦闘車両。無砲塔で主砲がついてるが、VLSや迫撃砲の搭載も想定されている。車重30ton級と軽量。防御力は空間装甲や電磁装甲によって補う…らしい。
BMP-Tやイスラエルの装甲ブルドーザーのイギリス版みたいな感じ?

・RAIDER
2ton級のUGVで偵察と小競り合い程度の戦闘をこなす。
リモートコントロールか、パトロールなどの場合は自律動作も可能。

・SAFEGUARD
装甲歩兵部隊の中核をなす「背骨」として想定された車輌。高度な指揮統制システムを備え、完全武装の兵士8名とPOINTERなどのUGVを同時に輸送する。

・ATLAS
輸送車両。ドライブバイワイヤを備えてインテリジェントなドライバー支援を行う。もしくはドライバーを乗せず遠隔操作で運転できる。

その他、個別の技術が幾つか挙げられてる。
ソフトVLSってのがよくわからん。広義にはコールドランチ式みたいなのかね。

次の段階ではバーチャルプロトタイピングに進む。

インドMMRCA/ホンダジェット/AT-802U

インドMMRCA選定が最終局面へ

http://www.flightglobal.com/articles/2010/12/23/351163/indias-mmrca-battle-enters-the-final-rounds.html

…なんかここ何年かずっと最終局面だったような気もするが、来春、4~5月にかけて「交渉を行う対象の機種」が発表される模様。アエロ・インティア2011の後という表現になっている。普通に解釈すればここで機種が発表されて解散となるところだが、ある情報筋によれば、「選定される機種の数は決まっていない」。これだと、技術評価で要件を満たした全ての機種が呼ばれ、それから価格交渉という手続きで折り合いが付いたところに発注を出すという話になってきて中身が全然違う。

選定のクライマックスにおける、実機を用いたトライアルは、バンガロールで熱帯、ジャイサイメルで砂漠、ヒマラヤ山脈に位置するレー(世界一高い場所にある空港、標高3256m)で山岳/高地、というインド特有の過酷な環境への適合性が試された。かかった費用はメーカー持ち出し。大口顧客だからこそできた荒技と言えよう。

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ホンダジェット量産機が初飛行

http://www.flightglobal.com/articles/2010/12/22/351230/fujino-hondajet-climbs-like-a-rocket.html

FAA型式証明取得用の本番機体で、5機のうちの1機目。飛行時間は51分だった。
試作機からの変更点はごく僅か、センチメートル単位の寸法修正に留まったそうで、原設計がそこそこうまくできてたことになる。

2011年の飛行試験ではフライトエンベロープの拡大と実証、また同年中に2機を追加製作する。型式証明までに少なくとも飛行時間1500時間が必要で、3機は飛行試験に、2機は構造試験に使われる予定。なお、実証機の段階での飛行時間は、累計500時間以上だった。
2012年には型式証明のうち氷結テストがあり、この対策としてはHF120エンジンのブリードエアを回してインレット部と翼前縁の凍結防止、尾翼は外注(Cox & Company)の電気・機械式凍結防止装置を使う。型式証明取得の山場を越して無事にパスしたら、2012Q3にもデリバリ開始予定。製造ペースは最初の6ヶ月で30機を予定。ちなみに現時点でのプレオーダー数は100機以上と発表されている。

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エアトラクターの軍用派生型デモンストレータAT-802U

http://www.flightglobal.com/articles/2010/12/23/351315/video-precision-strike-at-802u-demonstrator-runway.html

というか、10/21の事故映像なのだが。

短距離離着陸の飛行試験中、フラップ全下げで短距離着陸を試みようとして、尾輪を土盛りに引っかけた。それから大きくバウンドして浮いたところでパワーを上げたものの、左翼が下がって引っかけた。みたいな感じ。

この機体は現代版COIN機みたいなのに合わせて開発されてるはず。11カ所のハードポイントに各種PGM、ガトリングガンポッドなどを使えるようにできている。なんで農業機かというと、長時間滞空できることやSTOL性がちょうど合致するから。

本機は未公表のカスタマーと話が付いて生産着手と伝えられる。でも遅いよなこれ。根本的に。進出にも避退にも支障きたしそうなんだけど。

SSD新型/SandyBridge予価/Brazosネットブック

SATA3.0(6G)対応SSD
速度は公称値で多分シーケンシャル。

Intel  型番不明
(250GB版)R : 450MB/s W : 300MB/s
(120GB版)R : 400MB/s W : 200MB/s
容量120/250GB

http://www.gdm.or.jp/voices_html/201012/20101222a.html

A-DATA S501シリーズ
R : 480MB/s W:310MB/s、キャッシュDDR3 128MB、東芝NAND+Marvellコントローラ
容量64/128/256GB

http://www.bit-tech.net/news/hardware/2010/12/20/a-data-launches-sata-6gbps-ssds/1

A-DATAと、先行して発売されたPLEXTORのは、中身だいたい同じっぽい。

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101218/ni_cpx256.html

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Sandy Bridge世代の予価

http://www.gdm.or.jp/voices_html/201012/20101218a.html

この手の数字は、これまでのパターンから言って予価というよりもショップの願望という感じになってることが多い。しかしIntelだけに、これより下げ目で出る可能性は低いかもしれん。一旦出たら値崩れ無しで推移するからなぁ。
欲しいかと言われると、この中ではi5-2500Kぐらいしか…ていうか安いか?またまた1ドル100円換算っぽいぞ。

http://www.cpu-world.com/CPUs/Core_i5/Intel-Core%20i5-2500K%20CM8062300833803.html

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AcerからBrazosプラットフォームのネットブック発表間近

http://www.techpowerup.com/136965/Acer-Readies-AMD-Fusion-Brazos-Powered-Aspire-One-Netbook.html

そこそこの数がCESに合わせて一度に発表されるという話はある。ただAcerは発表から発売までが遅めで、いつの間にか出てるという印象。
スペックはC-50のデュアルコア、1GHz。Ontarioの強い方だが、パフォーマンス的にはどんなもんかな。K8でC’n’Q効いてると最低1GHzぐらいで動作してたが、あれよりは速いのだろうか。
しかしコメント欄が自作板みたいだ。いかなる議論も製品が揃うまで結論には至らないが、出たら出たで煽り合いが激化するだけなのも目に見えてる。不毛だ。

SFF向けのmini-ITXマザーの方も気になるところ。高解像度環境だとE-350ぐらいあった方が良いような気もするし。

Beer Bike

JAPANふうに言えば屋台自転車。

http://www.gizmag.com/bike-combines-bikes-beer-music-and-pizza/17331/

米国オレゴン州ポートランドに拠点を置くMerofiets Cargo Bikesが製作した。
人々に遍くビールとピザ、そして音楽を提供する自転車。非公式にBeer Bikeと呼ばれている…
そのまんますぎる。

しかしこれだけの代物になると、普通人の発想なら3輪でも4輪でもいいだろう、となるのに、敢えて超ロングホイールベースの2輪としたところにロマンを感じざるを得ない。子供が座ってると子連れ狼みたいだな。ていうか3人ぐらいで漕ぐタイプのフレームに見えるんだが、これ一人で動かすのはパワー要りそうだなぁ。
製作期間6ヶ月、13000ドルほどかかった。スポンサーが地元のビール酒造メーカーで、広告効果を含めると1ヶ月足らずで元を取れた、と主張しているようだ。

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Dutch Cargo Bikeにインスパイアされたとあるが、これは前方にパッセンジャーシートを置いた物から、前二輪化の三輪にした物、逆にサドル後方を伸ばした物などデザインは多岐にわたる。ちなみに前二輪タイプが伝統的な形態らしい。

なぜか日本語ページまであるDutch Bike Factoryの頁。オランダって日本嫌いじゃないのかどっちかというと。

http://www.dutchbikefactory.com/pages_jp/home.htm

積載量は子供4人、または貨物150kg、とある。

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Beer Bikeの方に戻ると、中央には氷で冷やされた大型ビール缶と、それに直結するサーバ2組がにょっきりと生え、後ろにピザボックス、太陽電池で動作するラジカセが備わっている。カウンターは木製。
フレームは航空用の4130鋼…ってどんなのかと思ったらCr-Mo鋼材ぽい。JISで言うSCMか。それでもビール部分抜きの車重は120ポンド(55kg)あり、最大積載量400ポンド(181kg)と全部足したら250kg近くなる。上り坂はもちろん、長距離もきつい。揺らすとビールの中身が泡立ってしまい、冷やしておける時間は限られてる。当然ながら運用は制約が多い。ビールサーバの改善が急がれるところだ(更に重くなりそうだが)。
それでも写ってる人々がやたらと楽しそうなので、一発ネタにしては大成功の部類じゃないかなあ。

自社向けに2台目を製作中とのこと。