RAAFのF-111C退役

http://www.flightglobal.com/articles/2010/11/29/350223/pictures-australias-f-111-retirement-to-close-chapter-of-aviation.html

オーストラリアで12/2、F-111Cの退役記念式典が催される予定。オーストラリアのF-111Cが退役することにより、現役でF-111を運用する空軍はなくなる。

F-111Aの原型機初飛行は今から46年前の1964年。ベトナム戦争以来、リビア攻撃、イラク戦まで戦歴を積み重ね、冷戦期を象徴する機種の一つでもある。USAFでは1997年までに全て退役させ、そこで余剰になったG型をオーストラリアが運用したけど、こちらも2007年で退役済み。オーストラリアのC型は1973年から就役したもので、多少新しいものだった。

2000年代前半にはエアフレーム自体の疲労問題も生じていたが、それ以上に高機能なデータリンクの欠如という問題が大きかったようだ。
長距離攻撃機というカテゴリの軍用機自体が不要となったわけではないにせよ、軍用機のマルチロール化と世界的な軍縮ムードがガッチリ噛み合った今の流れには抗いがたい、というところか。

http://www.f-111.net/aussie/index.htm

RAAFでは、F-35の遅れのためにF/A-18Fをストップギャップとして導入した。艦上機の陸上運用にまつわる問題点やステルス性の弱さが指摘されるも、APG-79やマルチロール性能は現場で好評みたい。
また、F-111Cは主要なスタンドオフ兵器としてAGM-142ハブナップを使っていたが、F/A-18FはAGM-154JSOW。伝家の宝刀ペイブタックも、F/A-18F Block2のATFLURに比べたら時代遅れの感は否定しようがない…

http://www.raytheon.com/capabilities/products/atflir/

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残るVG翼機としては、まだMiG-23/27とかトーネードがある。
トーネードは結構しぶとそうだけど、MiGの方はインドのがどこまで残るか…

‘SPLOSION MAN

ぐわんげでもやろうかと思ったらスプロージョンマン買っていた。安かったので。
凄い今更なのだが面白いので感想などを。

アクションゲームという印象に反して、パズル要素が強かった。とにかくゴールへ走り続ける系。そしてシンプル操作。
ジャンプできないけど爆発できる。ダッシュできないけど爆発できる。弾は出ないが爆発(略。しゃがめないけど爆(略。パワーアップは無(略。とまあ、使うボタンは1つ。ポーズ/メニュー呼び出しや自沈を除けばそれ以外の操作はない。基本動作と配置されたアイテムを駆使して前進するのみ。

爆発の縛りは連続3回(アイテムとギミックにより延長可能)まで、これを使い切った状態で攻撃されると死亡ってなルール。

この極限までシンプルな操作感、爆発のカタルシスやスピード感は、どこか最初のソニックに似ている。ギミック使わないと高速移動できないのも、即死しにくい(即死は一部地形のみ)のも同じだ。
あと、デザインワーク全般がそこはかとなくトレジャーリスペクト。直線的でメタリック感を強調した背景とか、敵ロボットのデザインとか、回転ビームとか。シュールな感じの自キャラ(これは昔から海外が本場か。7up、トージャム&アール…)とかガンスターっぽいボス戦もか。
そこに近年の洋ゲで標準的なリトライのしやすさや多めのCP、残機制の廃止(これは賛否分かれるかもしらん)が採り入れられ、総じて昔の日本のゲームの進化形と言える。モーションその他も含め、グラフィック面の出来はかなり良い。
敵を倒すと欠損した部位からバラ肉吹いて倒れるっつーのがアチラっぽいが、あれも斬新な表現ではあるな…

昔のジャンプアクションにあった1ドット単位で合わせてどうこうみたいな厳密さはあまり要求されない。ポリゴンの曖昧さが良い方向に出てる。タイミングがきついところはあるので、そうそう簡単にはクリアできない。終盤はジャストタイミング以外脂肪&先見えない初見殺しの連続で洋ゲっぽく。逆に言えば普通に覚えゲー。

難点というほどではないが、回転ビームロボ無限湧きがかなり鬱陶しい局面有り。あと、操作性では時々勝手に垂直上昇する時があるような。スティック倒れてないのかな。途中落下して仕切り直したときに視点がズレたりと、視点周りは若干見辛いところも。基本、見える範囲が狭いというのはある。
ただまあ総じて大きな問題ではない。あーあと実績は厳しそうだなこれ。

と思ってたらいっこだけまずいバグが。ジャンプ状態から移動足場に着地しないときあるわ。ジャンプのモーションのまま足場の上でプルプルするの。一定のタイミングだとほぼ100%発生するから、継ぎ目のところで判定微妙とかなんだろうなぁ。。
「落下し続けるバグ」は、3Dものではわりとありがちな不具合だ。ゲームプレイ上致命的なことも、ままある。このゲームにおいては、浮いた状態だと爆発エネルギー回復できんし、そこからジャンプしてもスカるから、ステージによっては死んだのと同じ。デスペナはないが、後半は操作シビアなだけにちょっとストレス。

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ついでに旋光の輪舞DUOに再び挑むも、やはり駄目だ。
インスト裏表紙のコマンド一覧が無くなったのが最も痛い。カード付けろまでは言わないが、せめて見開きに納めるとかポーズメニューで出せるようにするとかして欲しかったところ。

ストーリーモードもいろいろきついものがある。このシリーズ、システム前作のまんまじゃキャラゲー化するのに敷居高すぎたと思うんだが、新キャラBL分大増量などがパワーアップ。正直言って狙い所がよくわからん。どうしてこうなった。この路線なら思い切りぬるくしてPS3に移植してみては。とか。

あと、なんか前作より爽快感無いなぁと思ったら、ランク低いと敵がB.O.S.S.使ってこないからだコレ。いや使えよB.O.S.S.は見せ場でしょっていうね。B.O.S.S.無しだとチマチマ感が著しい。カットインもなんか劣化してるような気がするし。

全体に映像面は向上してるんだけど、何か思いきって舵を切ったら明後日の方向にイッちゃった感じの残念さがありますの…

だがアズレウスは相変わらず格好よかった。おわり。

グランツーリスモシリーズについて

グランツーリスモ5はSCEJ系で最後の超大作という可能性が高いので、セールス含めてどういった評価に落ち着くのか気になるところだ。

というわけで、過去のシリーズの売上推移を調べてみた。

http://ja.wikipedia.org/wiki/グランツーリスモシリーズ

http://www.vgchartz.com/worldtotals.php?name=gran+turismo&publisher=&console=&genre=&minSales=0&results=50&sort=Total

VGのデータでは、前作GT4がワールドワイド1000万越え。出荷は1100万本以上とも言われる。
プロローグとか抜きのシリーズの売り上げ推移を見ると、

日本
GT(1) 255万→GT2 171万→GT3 A-Spec 189万→GT4 126万
北米
GT(1) 399万→GT2 396万→GT3 A-Spec 714万→GT4 283万
欧州
GT(1) 431万→GT2 370万→GT3 A-Spec 586万→GT4 649万

数字の正確性はともかく、傾向はそんなに間違ってないと思うんだけど。
日米はGT3がピーク…というより米国GT3がやけに多いな。GT2からいきなり1.8倍増して、次の4が半減以下。

日本で下がっていったのは、車ゲームとその基盤となる車趣味そのものの地盤沈下が考えられる。元々難しいと言われてて、「みんなが買うゲーム」から「好きな人が買うゲーム」に変わっていった部分もあるし。
米国では何だろう。システム面、特に教習所をはじめとするアンロック進行が飽きられたとか、NFSが台頭したりとか、PC向けで超リアル志向と言われたSimBinのGTRとかが来たから、というのもあるか?
対して、欧州ほかでは右肩上がりに来てるのが判る。同梱本体の存在を考えてもぶっちぎりで多い。

それから今までに出たのが、GT5PとGTPSPということになるが、GT5PはGT4と概ね同じ傾向を示す(パッケージ替えアップデートと同梱版が合算されてる点に留意)。GTPSPは…まああんまりな結果なので、誤差として無視してもいいか。

以上からわかるのは、GT5Pと同様に欧州売上に大きく依存する可能性が高い、ということぐらいだった。うむ、役に立たんな。
GT4当時のPS2普及台数は今のPS3の2~3倍と思われるが、コアユーザー比率がおそらく全然違うから、やはり予想しがたい。

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ゲーム自体の評判については、まぁ未購入だしあまり多くは触れないことにしておこう。
ただフレームレート不安定だけは残念。制作者があれだけ言ってたのに。

あと一つだけ、スタンダードカーのクオリティに関して疑問が。
あれGT4のモデルがベースと言うけど、GT4の時のフォトモードってちゃんとアンチエイリアス掛かってたような気がするんよね。モデルそのものというかテクスチャのほう。あのレンダリングイメージで走らせられない理由が何かあるんだろうかという。

最後に。日本のメディアが絶対出さなそうな分析記事を貼っておこう。Eurogamer.netから。

http://www.eurogamer.net/articles/digitalfoundry-gran-turismo-5-tech-analysis

Gizmagから

Windows 1.0発売25周年。

http://www.gizmag.com/windows-25th-birthday/16955/

11月20日で、ちょうど25年になったらしい。こんなパッケージだったのか…

GUIの歴史の話が出てるが、IBM PC向けのGUIものは、Visi On(1983年)というのが高コストすぎて成功せず、コンシューマ向けでMS-DOSベースのWindows(1985年)登場となる。Apple系で言うとオフィス向けのLisa(1983年)からコンシューマ向けのMac(1984年)に繋がる流れと類似した経過を辿ったわけだ。

以後、1987年12月に2.0(i80286時代)、1990年5月に3.0、1992年4月に3.1とバージョンアップを重ねていく。Windows95から先はそんなに昔の話ってわけでもないけど、今年20歳の人が5歳とか考えるとまぁ十分古いな。Windows98MEはPC World誌でMistake Edition呼ばわりされたがなぜか日本ではOS擬人化でブレイクしたのも記憶に新しいような気もするがハタチの人が8歳とかやっぱり古い。それからXPに至ってNT系と統合され、不評のVista、現行の7と続いて現在に至る。
この記事ではSKUの変遷については述べられてないが、こっちも俯瞰してみると結構面白いぞ。たぶん。

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ハワイ沖に建設予定の海洋温度差発電所。

http://www.gizmag.com/lockheed-martin-otec-hawaii/17081/

温度差発電所は、英語ではOcean Thermal Energy Conversion plantということでOTECプラント。

米海軍施設コマンド(NFEC)が今年440万ドル追加で発注(FY2009で810万ドル)し、LMが主体でやってるプロジェクト。エネルギー省からも100万ドルの助成金が出てる。このハワイの奴は実験用であり2012~2013年完成予定。発電能力は10MW規模だが、商業用途としては2015年に100MW以上まで引き上げるのが目標という。

構造としては閉鎖型で、閉じ込められた作動流体が深海と表層を行ったり来たり、加熱と冷却を繰り返して発電するタイプだ。熱交換機を通して熱を出し入れするので、その効率がまんま能力に直結すると思う。

1970年代に実験プラントを3ヶ月ほど稼働させたと書いてあるが、LM本体か、あるいは後年LMに吸収されたどっかの会社か。いずれにしても事業部門として存続しているのは間違いない。

ハリアー艦上運用終了とHMSアークロイヤル退役

http://www.flightglobal.com/articles/2010/11/25/350210/pictures-uk-harriers-perform-last-aircraft-carrier.html

英海軍のシーハリアーの姿はとっくに無く、今はハリアーIIに相当する空軍のGR.9を共同運用していたが、それも11/24、最後の2機が発艦して終了となった。機体はRAFの1SqnとRNの800NASからそれぞれ1機ずつ。部隊の活動も12月中頃、つまり数週間内に終わり、来年の3/31付で退役というスケジュールになっている。
同じく戦略見直しの結果、アークロイヤルも退役が決まっているので、CVF就役までの10年間は空母無しという状況が続く。

シーハリアーFA.2の退役が2006年3月だったので、GR.9が空母に搭載されるようになって概ね5年経つ。生産はAV-8Bの方が後まで続いてるような気がするが、正確なところはよくわからん。

ハリアー直系のV/STOL戦闘機としては、AV-8Bと同じタッグチームで開発したボーイングのJSF実験機、X-32Bが近いところにいたものの、実用化には至らず。軽空母とは、V/STOL艦載機とは何だったのかを改めて問い直す時期に来ているのは間違いないが、革命的と言われた機体が後継機もなく消えていくというのは寂しい限りですわね。

残りはインドのシーハリアーだけ。しかしこっちは遥かにしぶとく、HALによる寿命延長で2023年まで現役に残る可能性がある。インド向けは当初、輸出市場向けの装備(マジック2AAM、シーイーグルASMなど)という感じだったが、後のアップグレードでイスラエルのEltaのレーダーとウェポンシステムがインテグレーションされ、本国仕様とはかなり違うものになっている。BVRAAMまで使えるようになったので、能力はGR.9に近いと思われる。

しかし事故損耗が著しいので、寿命延長しても任務に堪える機体がどれだけ残るかは微妙だ。

http://www.bharat-rakshak.com/NAVY/Aviation/Aircraft/118-BAe-Sea-Harrier.html

ケイブ関係。大復活発売とBL発表、むちポ&ピンクスウィーツ。

http://cave-game.cocolog-nifty.com/blog/

無印とBLで完全に別パッケージ、無印にDLCでBLモード追加は可能だが、BLアレンジモードは無い。
BLのパッケージは安めに設定される。という感じだが、やはりパケ売りの最低価格はこんなもんだろうかね。
売りとしては画面全体の高画質化。ただし縦画面なので、ワイド横環境だと画面1/3、といういつものパターンだな。しかし最近マジでゲーセン行かなくなったのでさっぱりわからん。アレンジモードは卑怯だこれ。⑩箱!?
何にせよ、この解像度でこの弾数は別の意味でスゲエと思った。

一つ興味深いのは、本体性能(DVDドライブ周り)低下で読み込みに支障出たという検証結果が公表されてることだ。メーカーから正面切ってこういう話が出てくるのは珍しいが、初期型本体を使っていれば、わりと経験ある人も多いんではないか。なんか読み込みで止まったりカクつくの。
とりあえずネットに繋げばパッチ当たるみたいだから、この件解決済みだそうです。

むちポ&ピンクスウィーツは斜め上過ぎる組み合わせだった。売れるのかこれ…
イバラもだったけど、これらも自機が背景に溶けすぎて、わけわからんうちに死んでた記憶が。

あ、ぐわんげ落としてねーや。

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キネクト発売から1週間。メディアクリエイト調べでは先週の土日に26000台程度(同梱含む)、それとAmazonのランキングが上がったり、楽天のランキング(全体の)でも1位になったりといった感じ。まあ単純に売れた数というわけではない筈だが、楽天の利用層が食い付くっていうのは驚きだな。

もっと同梱売れないとダメジャン、と思ったけどそれはこれから年末にかけてか。
あとは公式発表待ち。

北森さんhttp://northwood.blog60.fc2.com/とか上田さんhttp://nueda.main.jp/blog/から。この時期はいろいろ情報多いな。

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Sandybridgeのスペック、予価。

http://en.expreview.com/2010/11/24/intel-sandy-bridge-processors-spec-revealed/12280.html

http://en.expreview.com/2010/11/26/price-and-release-day-of-intel-sandy-bridge-processor-confirmed/12357.html

末尾SとかTとかゴチャゴチャしているが、よく見ると2C2TのPentium、2C4Tのi3、4c4Tのi5、4C8Tのi7、さらにTBはi5以上限定、とラインナップが整理されたとも表現できるだろう。

i3-2100ぐらいで幾らになるかな。その辺でMicroATXで一台組みたい。
でもCPUは円高とか無関係なのが通例。AMDのCPUで代理店(CFD)ボッタクリというのもあるし、そのへんの構造は十数年前から全く変化していない。対してメモリ類はかなり下がってきた。さすが水物。

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IntelがSCCのアーキテクチャで1000コアも実現可能とかなんとか。

http://www.xbitlabs.com/news/cpu/display/20101125200425_Intel_Could_Make_a_Thousand_Core_Microprocessor.html

P4を通過してきた世代の自作者なら、10GHz宣言とか思い出す人も少なくあるまい。というかちょっと下を見るとそのまんまのコメントあって笑った。やっぱりなぁ。NetBurst思い出すよなぁ。
今回のはララビーが表舞台から消えて以来の大風呂敷。今のSCCは48コアで、スケーラビリティに関しては嘘ではないのだろうけど、特定用途だし…

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Bulldozerの動作クロック3.5GHzとの情報。

http://www.hardware-infos.com/news.php?news=3769

これでTBで500MHz上がれば最大クロックがついに4GHzに達することになるが、まだSKUの影も形もないので何とも。
それより低電圧駆動の方が注目かな。0.8-1.3Vとある。製造プロセスは32nm HKMG。

対応するチップセットは今と大きくは変化しないっぽいな。組み合わせが変わっただけというか。まあPCI-ex3.0は策定したばっかだし。あとUSB3.0はどこ行ったって感じではあるがそれぐらい。

http://www.techpowerup.com/135075/Zambezi-AM3-Core-Logic-Slated-for-Q2-2011.html

そこまでの間を持たすAM3向けCPU。

http://news.ati-forum.de/index.php/news/35-amd-prozessoren/1610-exklusiv-roadmaps-der-kommenden-amd-prozessoren

モデルナンバーは5刻みで埋めて完成かー。x6は95Wの拡充ぐらいしか意味ないなきっと。x4はRev変更とかあるのかないのか。この時点でクロック上げても正直ちょっと微妙。

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AcerのWin7タブレット(合体型)で、OntarioのC-50採用との噂。2コアで9WでGPU内蔵だから、競合はAtomN550+ION(http://japanese.engadget.com/2010/10/15/atom-n550-9-2-eee-pc-1015pem/)ぐらいか?

http://www.digitimes.com/news/a20101124PD210.html

「10.1型コンバーチブルタブレット」(仮称)ってやつだ。確かにAMD製のAPU採用と書いてある。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20101124_408919.html

あとついでにEeePCにもNileプラットフォーム(だよね?)の12.1インチモデルが日本上陸。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20101126_409572.html

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Seagate買収の噂あり。

http://www.xbitlabs.com/news/storage/display/20101123142911_Rival_Could_Acquire_Seagate_Technology_Rumours.html

競合他社による買収の可能性が指摘されている。Seagateの時価総額は65億ドルだって。

Seagateはファーム不具合(去年の初めだったか)のあと、確実に製品投入ペースが落ち込んでる感じ。店頭でもWDやHGSTに比べて種類がごく少ない。

株の方をちょっと見てみたら、

http://www.marketwatch.com/investing/stock/STX

やっぱりというか、ファーム問題発覚からその対応まで、つまり2008年末から2009年にかけてどん底だったみたいだ。

SSDが台頭する中、HDD業界はこれからどっちに向かうのか。まあ東芝とかサムスンとかは既に両方やってるんだけど。HGSTもIntelとの共同開発を始めた。Seagateはハイブリッド型をやってたんだが売れてなさそう…

http://www.hitachigst.com/portal/site/jp/template.MAXIMIZE/pressroom/?javax.portlet.tpst=4f509c702577606199469666eac4f0a0_ws_MX&javax.portlet.prp_4f509c702577606199469666eac4f0a0_viewID=content&javax.portlet.prp_4f509c702577606199469666eac4f0a0_folderPath=/JP_Public/aboutus/press/&javax.portlet.prp_4f509c702577606199469666eac4f0a0_docName=2010111601.html&javax.portlet.prp_4f509c702577606199469666eac4f0a0_index=0&beanID=2004430894&viewID=content&javax.portlet.begCacheTok=com.vignette.cachetoken&javax.portlet.endCacheTok=com.vignette.cachetoken

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ツクモの現品処分セールがやばかった。つーかメモリ安い。4GB×2が1万切り。あとWin7の1周年パッケージ買っておこうかなぁとかいろいろ画策中。

VTVL型再使用宇宙機XA-1.0

http://www.space-travel.com/reports/Masten_Space_Systems_And_Space_Florida_Sign_Letter_Of_Intent_999.html

Masten Space Systemsはカリフォルニア州モハベを拠点とする企業で、去年のLunar Lander Challengeで好成績を残したとこ。ラピッドプロトタイピングって適切な訳語無いのか。

こことSpace Floridaが、ケープカナベラルAFSのロンチコンプレックス36を使って、商用ロケットのデモンストレータ打ち上げを実施する事で同意した。

http://www.masten-space.com/

打ち上げ機の方はXA-1.0と書いてあるが、Xtreme Altitude-1.0 (XA-1.0)が正式名称。単段の垂直離着陸(VTVL)型かつ完全再使用可能という仕様は、懐かしのデルタクリッパーDC-Xと同じ。ただし飛行高度は100km程度となり、Suborbital RLVと称する。機体規模もペイロード100kgと小さいので、学術用途(微少重力環境、上層大気圏観測、その他観測機器)を主体として考えているようだ。スペースシャトル級まで大型化するDC-Xの構想を、現実的なところまで引き下げて進めているという印象。

このシステムの特徴は、打ち上げインフラのコストが小さくて済むこと。小規模なコンクリートの打ち上げ台と5人程度の人員でオペレーションできるように最適化されてるそうだ。

原型機というか実験機は2機が製作されていて、今までに70フライト以上を実施している。これは全てモハベで実施されたもの。拘束状態で試験してる画像とかはあるが動画は見つからないな。
今回Mastenと共に発表したSpace Floridaっていうのは、フロリダの打ち上げ施設利用の商業化を推進する州政府機関みたい。2006年設立。西海岸でも打ち上げ施設構想みたいのはあるが、すぐに使えるのはやはり既存の施設というわけで。

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日本でもRVTという名前でVTVLの実験やってたが、

http://www.jaxa.jp/press/2003/11/20031112_rvt_j.html

100km程度ならわりと簡単にいけそうだ。使い道が限定されるとかまあいろいろあるが、日本じゃ打ち上げようにも場所がないのは痛い。

RSCエネルギアの長期計画について

RSCエネルギアが核動力ロケットエンジンの開発と標準化について言及。

http://www.space-travel.com/reports/Russia_To_Start_Work_On_Nuclear_Space_Engine_Next_Year_999.html

来年から開発をスタートして、2020年頃には150~500kW程度の出力のものを実際に打ち上げるという計画。

関連して、ロシア宇宙局ロスコスモスの方は、Megawatt-class nuclear space power systems(MCNSPS)という核ロケットのコンセプトを持ち出していた。これは月や火星への航行も可能なもので、出力はメガワット級。ただし170億ルーブルという巨額の費用が必要となる。

この他エネルギアの構想として、月や火星上に設置する原子力発電システムの設計についても語られたことがある。出力は書いてないが、10~15年稼働する程度の耐用年数を想定している。軌道輸送系でも、核ロケット積んだタグを使うと、軌道に乗せるコストを節約できるというのも。簡単に言うと軌道遷移のための上段ブースタが要らんということになるか。

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もう一つの大風呂敷はデブリ回収軌道ポッドの開発。

http://www.spacedaily.com/reports/Russia_To_Spend_2_Bln_Dollars_For_Space_Clean_Up_999.html

こちらも核ロケットを動力として、15年間ほど稼働する。

600機ほどの動作してない衛星を静止軌道上に集め、しかる後に海に沈めるというのがおおまかなミッションの流れで、一式600億ルーブルとの見積が出てる。こちらは2020年に組立、2023年までには試験運用開始。

もう一つ小ネタとして、地球への衝突軌道にある小天体などの迎撃機を構想してるとの事。

パキスタンのAEW&C、タイがグリペン追加発注

パキスタンが中国からZDK-03 AEW&Cの1機目を受領予定

http://www.flightglobal.com/articles/2010/11/24/350025/pakistan-to-receive-first-zdk-03-aewc-aircraft.html

ZDK-03はKJ200のパキスタン向け輸出型。

来年の1月末までに、1号機がパキスタンに引き渡される予定となっている。発注4機で残りは2011年中。
パキスタンは、サーブ2000のERIEYE搭載機も4機発注していて、こちらは3機までデリバリ済み。数ヶ月内には完納となる。性能的にはこちらよりZDK-03の方が勝ると言われているようだが、実態はさっぱりわからん。

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タイがグリペン追加発注。対艦ミサイルも。

http://www.flightglobal.com/articles/2010/11/23/350080/thailand-signs-for-more-gripen-fighters-anti-ship-missiles.html

前回、4機のグリペンC(単座)と2機のグリペンD(複座)、サーブ340AEW&Cに加えて同型の練習機1機を発注。
今回はそれに続く契約で、6機のグリペンCと2機目のサーブ340AEW&Cを追加する。

対艦ミサイルはRb15Fとなる。スウェーデン国産のシースキマー型ASMらしいが詳細がよくわからない。射程距離108nm(200km)以上、速度は音速以下と書いてある。資料ちょっと探してみたら、ターボジェット動力でアクティブレーダー誘導とか書いてあった。