ぐわんげでもやろうかと思ったらスプロージョンマン買っていた。安かったので。
凄い今更なのだが面白いので感想などを。
アクションゲームという印象に反して、パズル要素が強かった。とにかくゴールへ走り続ける系。そしてシンプル操作。
ジャンプできないけど爆発できる。ダッシュできないけど爆発できる。弾は出ないが爆発(略。しゃがめないけど爆(略。パワーアップは無(略。とまあ、使うボタンは1つ。ポーズ/メニュー呼び出しや自沈を除けばそれ以外の操作はない。基本動作と配置されたアイテムを駆使して前進するのみ。
爆発の縛りは連続3回(アイテムとギミックにより延長可能)まで、これを使い切った状態で攻撃されると死亡ってなルール。
この極限までシンプルな操作感、爆発のカタルシスやスピード感は、どこか最初のソニックに似ている。ギミック使わないと高速移動できないのも、即死しにくい(即死は一部地形のみ)のも同じだ。
あと、デザインワーク全般がそこはかとなくトレジャーリスペクト。直線的でメタリック感を強調した背景とか、敵ロボットのデザインとか、回転ビームとか。シュールな感じの自キャラ(これは昔から海外が本場か。7up、トージャム&アール…)とかガンスターっぽいボス戦もか。
そこに近年の洋ゲで標準的なリトライのしやすさや多めのCP、残機制の廃止(これは賛否分かれるかもしらん)が採り入れられ、総じて昔の日本のゲームの進化形と言える。モーションその他も含め、グラフィック面の出来はかなり良い。
敵を倒すと欠損した部位からバラ肉吹いて倒れるっつーのがアチラっぽいが、あれも斬新な表現ではあるな…
昔のジャンプアクションにあった1ドット単位で合わせてどうこうみたいな厳密さはあまり要求されない。ポリゴンの曖昧さが良い方向に出てる。タイミングがきついところはあるので、そうそう簡単にはクリアできない。終盤はジャストタイミング以外脂肪&先見えない初見殺しの連続で洋ゲっぽく。逆に言えば普通に覚えゲー。
難点というほどではないが、回転ビームロボ無限湧きがかなり鬱陶しい局面有り。あと、操作性では時々勝手に垂直上昇する時があるような。スティック倒れてないのかな。途中落下して仕切り直したときに視点がズレたりと、視点周りは若干見辛いところも。基本、見える範囲が狭いというのはある。
ただまあ総じて大きな問題ではない。あーあと実績は厳しそうだなこれ。
と思ってたらいっこだけまずいバグが。ジャンプ状態から移動足場に着地しないときあるわ。ジャンプのモーションのまま足場の上でプルプルするの。一定のタイミングだとほぼ100%発生するから、継ぎ目のところで判定微妙とかなんだろうなぁ。。
「落下し続けるバグ」は、3Dものではわりとありがちな不具合だ。ゲームプレイ上致命的なことも、ままある。このゲームにおいては、浮いた状態だと爆発エネルギー回復できんし、そこからジャンプしてもスカるから、ステージによっては死んだのと同じ。デスペナはないが、後半は操作シビアなだけにちょっとストレス。
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ついでに旋光の輪舞DUOに再び挑むも、やはり駄目だ。
インスト裏表紙のコマンド一覧が無くなったのが最も痛い。カード付けろまでは言わないが、せめて見開きに納めるとかポーズメニューで出せるようにするとかして欲しかったところ。
ストーリーモードもいろいろきついものがある。このシリーズ、システム前作のまんまじゃキャラゲー化するのに敷居高すぎたと思うんだが、新キャラBL分大増量などがパワーアップ。正直言って狙い所がよくわからん。どうしてこうなった。この路線なら思い切りぬるくしてPS3に移植してみては。とか。
あと、なんか前作より爽快感無いなぁと思ったら、ランク低いと敵がB.O.S.S.使ってこないからだコレ。いや使えよB.O.S.S.は見せ場でしょっていうね。B.O.S.S.無しだとチマチマ感が著しい。カットインもなんか劣化してるような気がするし。
全体に映像面は向上してるんだけど、何か思いきって舵を切ったら明後日の方向にイッちゃった感じの残念さがありますの…
だがアズレウスは相変わらず格好よかった。おわり。