Steam OSとSteam Machine/WiiUすぐに遊べるファミリープレミアムセット/アイマスチャンネル

Steam OSとSteam Machine

http://store.steampowered.com/livingroom/SteamOS/

http://store.steampowered.com/livingroom/SteamMachines/

Steamの独自ハードウェアは従来Steam Boxと呼ばれていたが、ここでSteam Machineという呼称が出てきた。これらは複数のOEMメーカーから2014年初頭に発売されるというから、ValveブランドのハードにSteam Boxという名前が付けられる可能性も残る。

Steam Machineはだいたいが小型PCの形をとっているが、「描画設定オプションのあるCS機」みたいのだったらそれはそれで興味深い。Steam OSはLinuxベース、Open GLを基盤にしており、nVidiaが全面協力体制を表明。

http://blogs.nvidia.com/blog/2013/09/25/steam-rolling-into-your-living-room/

昔からOpen GLはGPUによって挙動がばらつく傾向があったので、メーカーは統一した方がいいかも。モバイル向けなどの既製プラットフォーム一式+モバイルGPUをそのまんま使うか、mini-ITX+GPU直付けか。でAMDは除外されると。
絶対的なパフォーマンスは知れているので、どこまで最適化できるかがポイントになる。ということはGPUメーカーも固定するに越したことはない。

一方、AMDはCS機のGPUを独占供給することになったのを受けて、MantleというローレベルAPIを公開している。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20130927_617112.html

Steam Machineも広義にはx86系のCS機の仲間ということになるから、ValveとNVが似たようなことをやってても不思議ではない。問題はソフトとサービスの面でCS機との違いをどこまで出せるかだろう。

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WiiUすぐに遊べるファミリープレミアムセット

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130924_616592.html

Wii持ってなくて追加出費がーとか言ってたら、周辺機器セットが出た。
WiiUを取り巻く情勢は厳しく、個人的には疑問も多いハードだが、次世代機は当分日本じゃ出ないし101面白そうなので、ここで買っておいてもいいかもしれない。その前に積みゲーを何とかしろというアレですけど。

しかしモンハン4やってるやつ多いなー。30手前のMHP世代はかなり買ってそうな感じ。
スマートフォンの普及でゲーム専用機は不利などと言われてきたが、3DSに関してはビッグタイトルが相応に売れる市場にまで成長している。CSだけでなくスマートフォン向けもネトゲもやってるメーカーなら、それぞれのユーザの傾向を掴んだ上で展開できる強みがある。うまくやれてないとこも多いけど、カプコンはうまくやってるな。

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アイマスチャンネル

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130927_616848.html

何か基本無料アプリそのものといった仕様になっている。G4Uのばら売りは予想の範囲だが、こういう形で売り出すのもすげえ。コンテンツがほぼ全て使い回し(だよね?)で切り売りというのも潔いが、もはやゲーム機で展開するもんでもなくなってきつつあるような。
ところで現時点での元祖765キャラの存在感ってどんな感じなんだろうか。2が発売されてもう2年以上になるか。

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http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130926_617024.html

かんこれVita版の発表があった。
このブログで以前、オフラインで手元に残るならどうとかと書いたけども、堂々と今あるやつの改ですとか言われると、現行の問題点をちゃんとクリアしてCSに持ってくる気があるのか不安になるなあ。
ブラウザゲーム版の中盤以降は、単に硬くするだけのレベルデザイン、数字合わせだけで考証もへったくれもない改修などが目立って、急激につまんなくなる。
改にするに当たって、まず確実に入れてくるであろう好感度パラメータとか以前に、相当手を入れなければゲームとしては厳しい部分が多いという話。今のままで行くなら、独占的に他国ユニット導入でもやらない限りスマートフォン版に負けそうだ。

でも萌え二次だのがイマイチだったのが「難しそうに見えたから」「プロモーション不足」という理由だけなら、所詮は脱衣ゲームの域を出ないぐらいに簡素化してある方が売れるのかもしれねえなあ。もう世の中の趨勢がサッパリわかんないわ。それともこれがオールドタイプなのかしら(またか)。

コンテンツ寿命の点から見ると、こんだけハイペースで煽ってたらアニメやる頃には廃れてそうな薬罐。

TGS2013雑感

今年のTGSは、次世代機登場直前とは到底思えない感じに。去年目立ったモバゲーとグリーの存在感はぐっと薄れた。IPの供給元、タイトルホルダー自体が独自プラットフォームを立ち上げ始めて、趨勢が決した感はあるが、まさか1年限りとは思わんかった。

まあこんなん作ってたら、収益構造自体変わってくるわなー。シネマティックRPGとか完全にコンシューマつーかスクエニと同じ轍で面白い。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130920_616277.html

かといって、そいつらに代わってガンホーが目立つかというとそうでもないし、今の時間になってもサプライズ発表みたいのは伝えられていないし、CESA理事のはずのコナミまで明らかに縮小しているし、全体にこぢんまりした感じが強い。

NAOKI氏もカプコンから新作。iOSか。マジでどうすんだろコナミ。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130920_616207.html

ガンホーはPS4に手を出す方向だが大丈夫かなあ。プロモの方向性が相変わらず妙っていうかこれから人集めるのか…

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130921_616409.html

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PS4についていろいろ。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130918_615980.html

SCEJAは日本向けカンファレンスの後、アジア地域での発売が年内であることを発表。無双7もロンチタイトルに入った。これでだいたい世界最遅のロンチというのが確定。

国内発売がここまで遅くなると言うのは異例だが、SCEの言い分としては、PS3の時のような海外流出対策の側面もあるらしい。確かにPS3発売当時はアジア諸国への正規の販路が弱いか一部の国では存在せず、結果○国人が大挙して行列を作ったという話もあったわけで、正規の流通ルートが確立されつつある現在と、状況が結構違っているのは事実。
つまりPS3とは逆にこの年末年始は韓国や中国や台湾からボッタ値で以下略。

とは言え今世代では、日本の売り上げでもってワールドワイドでのXbox360との競争に互角まで持っていけた(数百万台もの差を詰められた)わけで、ここを遅らせるというのはリスクも伴う。可能性で言えば年末年始でWiiUが息を吹き返す事もあり得る。それでも敢えて遅らせたというのは、単にSCEJA主導でないからというだけでなく、PS4の普及が速やかに進まないと見ているからかもしれない。
実際に国内サードのPS4専用タイトルはさっぱりだ。数年前にあちこちのパブリッシャーが発言していた「HDゲーム機向けタイトルの採算分岐点が50万本前後」という話を踏まえると、今世代はまともに商売ができるプラットフォームではなくて、そうこうしているうちに日本ではソーシャルゲームの集金効率の高さに目が眩んで以後そのままっつーか…

ユーザ側から見ると、PS3との世代間マルチプラットフォームタイトルが多いことや、もっと単純な値下げ待ちという事情で、ロンチに飛びつく必要性が薄そうな感じではある。この値下げ待ち勢を一気に取り込んだのがトルネとナスネだったので、売れ筋タイトル以外はとことん売れない構造ができあがり、ゲーム自体はあんまり売れなくて、結果SCEJの利益はいっこうに上がらず…みたいな印象もある。
値下げについても、コストダウン分をまんま下げてる感じだった。最新の型になるとさすがに露骨なコストダウンが目立ったので、多分逆鞘にはなってないのだろうな。
この他、一定数定着した洋ゲー勢からしても、いくらPS4最適化と言われたところで、海外のビッグタイトルで出遅れるのは辛いところだろう。PCに移っちゃう人もいそう。

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あとPS4試遊機が生中継でフリーズとかもあったらしい。
他にも、試遊機背面の謎の白いカバーとかコードの行き先をわからなくしてるとかで、またもやモック疑惑が出ている。でも似たようなことはPS3の時もあったから別に驚くほどじゃないかな。

消費電力がXbox Oneと同等か大きい構成で、より小型の筐体に電源まで収めるには、相当頑張らないと安定動作を保証するのは難しい。しかし、仮に発売2ヶ月を切った段階で試遊機を用意できなかったとなれば、ギリギリまで設計にゴーサイン出なかった可能性が高くなる。

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一方で、PS3で積極的に採算をとる試みとして、F2Pに活路を見出そうとしているのがBNGI。BNGIの進めているF2Pは、アイテム課金に加え、遊ぶためのクレジットが時間回復制で課金すると回復時間をキャンセルする系の課金要素を含む。その代わりクライアントが無料だったりするもので、いわばゲーセン型F2Pだ。
例外的に、一部モードとは言えパッケージタイトルにこれを適用したのがジョジョASB。

このシステムはXbox LIVEの規約とは共存できないらしく、何となくPS3専用となっている。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130920_616194.html

スライドで示されたDL数は景気がいいけど、具体的な金額には触れられていない。
ゲームあんまり買わないユーザがホイホイ課金するとも思えないけど、狙いは少数重課金って感じなのかなあ。

そういやガンダムブレイカーのDLCも凄かったみたいだが、F2Pとは直接関係ないのでここでは触れない。
ともあれBNGIは、非常にアグレッシブに課金要素を追求している世界有数のメーカーと言えよう。

ここに関しては、アニメ等のコンテンツとの連動もあるから収益構造は若干異なる側面もあるはず。

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次世代向けで目立ったところとしてはMGSVとか。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130919_616159.html

現段階では正直、今世代の最後期とあんまり差がないような…あ、森一丁。
顔だけ次世代っていうのは無双7の時も思ったがそんだけ。

D4はレッドシーズプロファイルのとこが開発中。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130920_616317.html

レッドシーズ~は見た目の貧相さで損したが、海外の評価はそれなりに高かったはず。
だいたい手と指の動きだけでゲームが進められるみたい。エピソード単位で展開するというのは、キネクト使う上でも実は重要なところ。

クリムゾンドラゴンは結構完成に近い感じ。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130919_616108.html

最初の話と違って割と保守的なレールシューターになったものの、パンツァードラグーンからここまで来たかと思うと感慨深い。見た目ずいぶんカラフルになっているが、操作系も2スティックに最適化したらしい。
「あの頃のゲーム」からあるべき姿に正常進化を続けたタイトルはほとんど存在しないからなあ。このタイトルの場合は寝かされてて余計な寄り道が無く、むしろ良かったのかもしれないが。

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Xbox OneでもPS4と同じようなパフォーマンスに対する懸念や、そもそも売れるのこれ?という疑問はあるが、正直ここまでのMSKKがクソ過ぎたために日本展開がどうなるかとかあんまり関心がない。
今回はFORZA5の展示でやらかしたらしい。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130922_616498.html

FORZA5自体も、どうも変な方向に行ってるような気がしてならない。AUTOVISTAなんぞは厳しい言い方すると単体では1回見れば終わりのオマケでしかないので、GTへの嫌がらせだけのためにそんなもんに金かけて欲しくない。4のはトップギアとのタイアップに連動したネタがあったから許せたけど。

どのみち360より力入ってないのは明白で、Oneが売れる要素はゼロ通り越してマイナス。Amazon専売化しても驚かないレベル。

TGS事前情報など

SCEカンファレンス

TGS前の恒例のカンファレンスでハードとソフトの発表が行われている。

ハードではPS4の発売日が2014年2月22日で正式発表され、隠し球としてVITA TVが初公開された。
ここで注意しておきたいのは現在のハードウェア開発主体がSCEAに移ってるという事実で、VITA TVを敢えて国内で初公開された事にはそれなりの意味があるはず。逆にPS4の録画用周辺機器は発表されておらず、SCEJA側の余力のなさが伺える。

・VITA TV

http://www.jp.playstation.com/info/release/nr_20130909_psvitatv.html

わりと狭い範囲で存在が囁かれていたが、主要チップに在庫部品を再利用したものか新型VITA同等の部品かは定かでない。VITAは途中で販売計画が変更されているから、部品が余ってても不自然ではないし、携帯型でなければ古いプロセスの消費電力もあんまり関係ない。

ただ普通に考えると、VITAの本体にHDMI付けるか、クレードルみたい周辺機器で追加するかの方が、互換性の面でマシだろう。何せここまで、タッチパネルやジャイロ対応のゲームを売りにしてきたんだから。
それをしなかったのは、とにかく何が何でも「ONE SONYを体現する内製のスマートTVBOX」として、社内外にアピールしたかったからかもしれない。そこら辺からしても、どちらかというとサービスが主でゲームが従、かつてのスーパーゲームボーイみたいな、あくまでゲーム主体の製品とは毛色が異なる印象を受ける。そんならそれでコントローラ別売り対応にするよりは、簡易なリモコン付けた方がいいんじゃないかしら。360リモコンなにげに便利だった。
もしこっちの展開を主にするんだったら、タッチパネルものも出てこなくなっちゃう事になるけどそこまで割り切るかどうかは謎だ。
新型のVITAは出荷停止という話も出てたので、もう少し広く予想されていたもの。比較的順当なコストダウン型になっている。3Gも残った。バッテリはあんまり伸びてないけど軽量化を優先したのかも。

http://www.jp.playstation.com/info/release/nr_20130909_psvita_2000.html

・PS4

http://www.jp.playstation.com/ps4/index.html

ハードに関する新情報というほどのものは特にないが、やっぱりカメラ同梱も売るようだ。また、プレスリリースよく見たら電源仕様が公開されていた。
調べてみたら、その定格250Wは2代目PS3と同じ。現行型が190W、初代が380Wだったようだ。さらにXbox360SのACアダプタは135Wで、それと比べたら倍近く、印象としては結構でかい。

わからなかったのは、GPU最大クロック時のFLOPS値を実現できる電源容量かどうかというところだったが、何せAPUとして前例がない構成のため、具体的に推測するための材料は乏しい。
そこで無理矢理ではあるが、AMDのAPU使った自作関係の情報を総合して妄想してみる。
A10-6800KでOCしても300W電源で事足りる(CPUがPiledriverの2M4C、GPUが7750以下)とか、ECSのKabiniオンボードマザー、KBN-I/5200で、システム最大消費電力50W以下(Jaguar4コア、GPUがローエンド級)といった情報から考えてみた。
後者の分でCPUの規模を2倍にしてGPUをでかくしたものが次世代の心臓部ということになる。更にメモリや周辺チップや各種ドライブの分を足すと…えーと120WぐらいGPUに取られても余裕あるとしたら、極端にクロック下げることはなさそうか?排気は熱くなりそう。
対してXbox Oneでは、電源仕様がXbox 360と同等以下?みたいにとれるインタビューもあったのだけど(http://www.famitsu.com/news/201305/22033632.html の最後のとこ)

360SではACアダプタ135Wになってたので、さすがに若干増えるんじゃないかと思う。でないとGPUが満足に回らぬ可能性が出てくる。
Richlandはアーキテクチャ違いで直接比較しがたいが、総合パフォーマンスはこのクラスじゃねえかなあ、と参考値程度で一つ。

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話が変わってソフトの方。

http://www.jp.playstation.com/info/release/nr_20130909_ps4.html

発売を遅らせた理由ってのは、龍が如くと無双とドリームクラブのどれかかな。
様変わりしたと思わされたのは、とにかくロンチタイトル数を揃えたと強調するところ。ロンチ発表で数を並べる作戦はVITAの時からやり出したもので、F2PだろうとDLタイトルだろうとベータ版だろうと1本に数える。PS3の時は、ロンチ段階じゃ出ないものは出ない、けどビッグタイトルは未定欄にぶら下げる、というやり方だった。VITAタイトルの隠し球はかんこれってことでいいのか?
もう一つは、金払いの良いニッチ層向けと思われるタイトルを紹介してたところだ。一般向けに乗せるタイトル中心ではなくなっている。VITAオトメイト本体とか、ある意味歴史的なのでは。

http://www.jp.playstation.com/info/release/nr_20130909_psvita_2000_originalmodel.html

一言で言ってしまうと、ライバルを蹴落とすのに熱心だった時期にスマートフォン対策を怠って市場縮小を止められず、ミリオン狙うのも難しい状況に陥った。これを象徴するのがSCEJがSCEJAに改編されたことで、PSアワードもアジア統合に。これにより、国内市場のバロメータとしての意味も消える。

http://www.jp.playstation.com/ps-awards/about/

正確には対策が無かったわけではないが、各部門の縦割りが過ぎてどれも散発的な花火でしかなく、大勢に影響を与えられなかったと言うべきか。

少子化も考慮すると、もう国内の主流は携帯機1機種3DSだけでいいのかもしれぬ。WiiUがあそこまでダメな理由はよくわからんが、PS4でどうこうって感じにはなんなそう。逆に言えば1年先行した意味もあんまり無かったかも。
WiiU直接関係ないけどVITA TVってWiiUの逆だよね。画面がないっていうね。

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かんこれVITAってのは何もわからんのと同じであるが、まあ現状のシステムでリソース回復とかを調整して好感度乗せて個別イベント増やすとかでもいいのか。物量多いけども。
ブラウザゲームはサービス終われば何も残らんので、別もののシミュレーションみたいのじゃなくても現状をオフラインで手元に残せるのであれば、それなりに価値は生じると思う。スピンオフのギャルゲとかなら興味なし。こっちの確率も高いなきっと。

単にVITAでも動くようにHTML5に対応しましたとかだと笑う。

ちょっと話が逸れるがステルスマーケティング云々という話題もあったけど、その真偽はともかく9月に入って普通のプロモーションが活発化したなあ、という印象はある。Windowsタブレットにこじつける記事が多数出たし、Game Watchでもアップデートを取り上げるようになった。それ以前で不自然さを感じたのは、やはりGame Watchのページビューランキングで、何週間も延々と正式サービス開始の記事が上位になっていた。あれは相当怪しいっつーか…他にそういうのがあんまりなかったサイトだからなあ。ここで急に変な記事が上位に来ていたのって、ダンミツのグラドル時代の古い記事が上がった時ぐらいしか記憶にないし。
あとアレだな、ゲーム大賞。あれで取り上げられたらホンモノだと思う。全力マーケティング的な意味で。

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Xbox360新型本体とTGS出展内容

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130912_615208.html

判ってはいたがHDDそのまま(320GBですらない)光同軸出力を削って値段下がってねえという代物であり今持ってるSを大事に使わねば。これで心置きなく4GBの方にHDD買える。
店舗限定で涙ぐましい値引きキャンペーン展開中。

http://www.xbox.com/ja-JP/campaign/kaidoki2013/home

開封動画。360Eって呼んでる。ああ、古いAV端子も無いんだ。赤白黄とアナログRGBとD端子とコンポーネントに繋げなくなると困る人は、もうあんまりいないか。初期型本体でD端子だと処理オチしたゲームもあったなあ。Sは繋いだことない。

http://www.youtube.com/watch?v=4uDFjBzVvbw

でもってXbox OneとかのTGS出展内容。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130910_614852.html

http://www.xbox.com/ja-JP/xboxone/meet-xbox-one

ティーザーサイトの動画は全て日本語字幕が付いている。
こういう丸ごと取り込みは何か嫌だが、現行のアバターも止めちゃうのかな。

http://www.xbox.com/ja-JP/xbox-one/games/kinect-sports-rivals

何となくだが、HALOかタイタンフォールまで出さないような気がする。クリムゾンドラゴンあるが、結局のところSCEJAのKNACKみたいな位置付けで終わるだろう。というかもう日本向けに出す意味が無くなって久しい。
せめて長くLIVEに付き合ってきた人だけ先行予約販売受け付けるとか、やればいいのに。死にまくってるXBOX360後継機の国内展開に何か意味があるとしたら、そういうところへの手当ではなかろうか。自分は対象外だけども。

ファースト以外のエクスクルーシブっぽいのは、World of Tanksぐらいか?

Cintiq Companion / Cintiq Companion Hybrid/Gamescom 2013/Xbox Oneの内部構造についてHot Chipsで講演

Cintiq Companion / Cintiq Companion Hybrid

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130820_611769.html

ワコムが「単体で動作するペンタブレット」に近い製品を発表している。13.3の液晶とペンタブレットを組み合わせた時点で、こうした製品展開も予想はできた。というのは、Cintiq13HDが出たとき、部材がUltrabookのそれであるというのは容易に想像できたし、Core i系のタブレットに筆圧感知ペン(ワコム以外のメーカーもある)を組み合わせた製品も、徐々に増える兆しがあり、それらがペンタブレット市場を侵食する可能性も高くなっていたからだ。

これらの製品の、バッテリ容量と対応OS及びハードウェア構成以外の違いとしては、Android版はPCと接続しても動作する一方、Win8版はタブレットPCそのもので周辺機器としては機能しない点が異なる。さらにAndroid版はマルチタッチにも対応するため、Cintiq13HDの直接の上位機種とみなせないこともない。 Android版はアプリがどの程度使えるか次第だけど、単体でのマシンパワーは限定されるから、ある種の割り切りは必要かと思われる。レイヤをあまり使わない描き方ならわりと何でもよさそうだが、世間的には大量のレイヤを使うのが基本らしく。 ちなみに手描きスタイラスを売りにする高解像度のAndroidタブレットとしては、東芝のAT703があるものの、アプリとプロセッサパワーがショボ過ぎてどうもこうも…といった評価が目に付くな。

対してWin8版の方はそういう心配はそれほどないので、プロを中心に本命視する人が多そう。ただし拡張性の低さと重さ大きさは考慮する必要がある。写真屋とかだと16GB要るのかなあ? 価格はやや割高で、筆圧感知アリのN-trig製スタイラスが付属するVAIO DUO 13は、CPUがHaswellで500gぐらい軽く(約1.3kg)動作時間が倍ぐらいでSSDの容量が選べる。とは言えワコム製品はPCとしてではなく、ペンタブレットとしてのパフォーマンスには期待できるので、それ以外の性能は本筋じゃない。

個人的予想としてCintiq13HDが意外と重かったことから、13.3よりもう少し小さいタブレットが出るかな?と思っていたのだけども、小さいほうは、これも新発売のiOS対応筆圧感知スタイラスでカバーする模様。消費電力小さいBT4.0まで待ったのはいい手だ。先行する製品とどの程度の違いがあるのかはまだ不明。JOT TOUCHはシートが削れるとかいう話があるみたいだが、ワコムはゴム芯になっている。傷が付きにくいのは間違いないにせよ、お馴染みの替え芯商法でもある。 あーあとDELLのAtomタブレットもワコムのだったっけ。

さらに個人的な話では、USB-FAVO(初代)のペンのサイドスイッチが1年足らずでぶっ壊れ、数ヶ月後テールスイッチの筆圧検知も後を追った経験や、Intuos4のファンクションキー凸凹が情けなかった経験があるので、初期ロットは買いたくないメーカーの一つになっている。

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Gamescom 2013

Gamescomは、正直なところ日本ではあんまり盛り上がらなかった感が強い。 それにしてもカンファレンスでPS4の実機が出てこなかったのは驚いた。試遊に開発機を持ち込む是非はともかくとしても、実質ロンチの日付が出た以外の新情報がなかったという。ここまで来てしまったらTGSに期待したいのは山々なのだが、バンダイナムコの凄い出展リストを見ちゃうと…

http://tgs2013.bandainamcogames.co.jp/

版権ゲームの嵐。そういや新作のジョジョのゲームが炎上中だが、まあゲーム本体の問題以外にも顔出し制作者のカゲキ発言()だの騙し売りだの色色突っ込まれているものの、ゲームとしては今時大量の小攻撃お手玉永パはさすがに許されんだろというか、そんなんしか作れないのに格ゲ仕立てで出す必要あったのかという疑問がございますね。
(追記)
http://www.amazon.co.jp/dp/B00C0NS0KW
バンダイ側だが30周年記念のバルキリーもやらかしてたのか。模型誌レビューもダンマリとかやってること同じ…

というのはおいといて、サプライズ発表予定とかじゃなければ次世代との端境期だから不作という見方も可能であろう。が、何しろ今世代、国内ゲームメーカーの築いてきたフランチャイズの死滅具合が尋常でない上、どこもコンシューマゲームに幾ら投資する気があるのかわからんことになってるので、あまり楽観視できる要素がない。

それはそれとして、E3での次世代機GPUデモはやるべきじゃなかった。少なくともロンチタイトルの時点では、現行機とあんまり違わん感じになってるぞ。30fpsのが多くて解像度も720pのもあるらしいし。

PS3とPS4のゲームのSSを混ぜてイメージボードまで混ぜられたらもう何が何だか。という例。 http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130824_612510.html

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Xbox Oneの内部構造についてHot Chipsで講演

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20130827_612762.html

以前、PS4とXbox Oneのアーキテクチャは似通っている、という記事を書かれていたが、だいぶ違う、にトーンダウン。

大雑把にまとめると、話題になったESRAMの帯域は、最終的に倍増しており、総合でPS4に匹敵するということになりそう。DDR3は2133MHz動作時の公称値と計算が合う。自作の感覚では2133のメモリは高価だけど、モジュールじゃない分高速動作をさせやすいとある。うむ。 ESRAMの総量は47MBと、MSが設計した組込RAMとして機能する32MBよりも15MBほど多い。これは単なる周辺チップのキャッシュにしても歩留まり対策にしても容量大目と思えるが、詳細不明。 内蔵する8GBのフラッシュメモリはOSが入ってるとかいろいろな説があるようだ。360でもシステム更新用の内部ストレージがあった(たぶん256MB)が、容量が32倍に増えている。

あとは周辺チップがそれなりに強力という話。PS4も以前、セカンダリチップについて公表しており、シングルスレッド性能にボトルネックを持つであろうCPUを、何とか補わないとどうにもならん、というのはどっちも同じと思われる。 最終的には実装でどの程度の差が出るかに掛かってくるが、具体的な処理能力についての情報は乏しい。ただXbox Oneのオーディオチップに関しては、CPU1コア相当の処理能力とされている。Kinect2のオーディオ処理も分担するらしい。ぱっと見、周辺チップの多さが複雑化を招きそうではあるが、開発環境はMSのお家芸なので何とかするんだろう。 また、AMDのhUMAアーキテクチャそのものは採用していないが、独自にCPU-GPU間のメモリ空間共有等ができるようになってるということで、これもカタログデータ上はPS4とだいたい互角と言える。

残るカタログデータ上の差は、依然として残るGPUパフォーマンスの差。 演算能力のTflops値から逆算したスペックが、PS4はHD7850相当(動作クロック800MHz程度)、Xbox OneはHD7770相当(動作クロック850MHz程度)といった予想がかなり浸透しているので、これに沿って考えてみる。

かなり大雑把な話、それぞれPCIe接続のビデオカードの場合、実ゲームでのフレームレートは1.5倍以上の差がついたりもするが、その際は消費電力も1.5倍ぐらいだったりするので、これは数十ワット単位で効いてくるかもしれない。ただしGPUはAPUに直付けなので消費電力的にはもうちょいマシになる可能性が大。

繰り返しになるが以上は、両方ともGPUにメモリが直付けのビデオカード製品で成り立つ話なので、メモリ共有するAPUではまた事情が異なってくるだろうし、相対的な性能差で考えても信頼性はあんまり高くない。PS4の方が素のパフォーマンスは高い…という以上は製品出てからでないと判断できないところだ。 実効性能としては、CPUおよび各I/Fにおけるボトルネックや、GPGPUにどれだけ演算力を割くかによって、状況が大分変わってくる。

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かんこれ。 8月のイベントの流れは完全に普通のネトゲのビジネスモデルじゃね、という感じでした。ここで突っ込む人は突っ込むんだろな。

最初にちょっと覗いてみて、戦力不足で無理だと思って放置していたところ、図らずも正規空母が増えたり巡洋戦艦が出たり軽巡改修ができたりしたので、最終盤に手持ち資源突っ込んでやってみたのだが、案の定無理でしたみたいな。 ある程度駒が揃うまでは全体的にレベル上げ、という方針で惰性のままやってたら、微妙かつバランスの良くない戦力分布になっていた。
攻略とかは、運営ブログ以外見てない。何せ乱数に支配される部分が大きすぎて、分析するのは徒労なだけと見ておるのですが。

個人的には、消費リソースに金突っ込んだらその時点でゲームじゃなくなってコンテンツを普通に買うのと同じ意味合いになるような気がして仕方ない。
と申しますか、もともとゲーム性が乏しいところに持ってきて、このてのごり押し系攻略の強制は、一気に飽きが来る危険性も孕んでると思うんですけど今の人はSNSとかコミュニッティーの盛り上がりとかだけで乗り切れるのかしら。
それともこれがオールドタイプなのかしら。

そういや大和と武蔵は最後まで温存するのかと思ったが、違ったみたいだ。今後は計画艦とかまでズンドコと進むのかそれとも本店の次の展開に合わせて比較的短期間に店仕舞いまで持っていくのか。 ブラウザゲームの鯖コストなんて見当も付かないが、回収する段になったら不要な支出だろう。
何にせよキャラゲーなので、ゲームとしての展開が望み難いところではある。マス層が何を望んでいるのかなど想像するのもめんどくさい。今後の展開次第。

ブラウザゲーム(を含むネトゲ全般)は普通のゲームと違って、運営サイドのさじ加減一つであるし、サービス終了したら速やかに消えていく運命である、ということだけは確かだ。

Gethic On-Lap 1502シリーズ/Tegra 4製品いろいろ/GameStickの日本展開が発表されるその他

テスト用のPCにWindows 8.1PRをそのまんま入れてみたが、違いがよくわからなかったというかあんまり触ってない…

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スタバ齋藤先生Surface Pro大プッシュ。というか普通に欲しい。RTはPOPメール使えないとか舐めてるのかとおもた。
Win8のmailの時点でも思ったけど。

http://video.watch.impress.co.jp/docs/stapa/20130702_605631.html

唯一の泣き所はバッテリなのだが、ここはHaswell世代になると改善が期待できよう。

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Gethic On-Lap 1502シリーズ

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130705_606546.html

15.6のタッチパネルでフルHD。パーツレベルではノートPC向けの部材として既に供給されてるものだから、そろそろ出ないかなあと思い始めて一年ぐらい経った。価格は単純に供給量の問題とは言え、想定価格49800円。下位モデル(1366×768)でも34800円と、もはやUSBモニタの価格とは言い難い。

ただ10点マルチタッチでこれらの次に大きいものとなると、23とかで重量は6kg前後。可搬性は全然違う。USB給電もギリギリ可能っぽいから、使い方によっては便利そうだ。

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Tegra 4製品いろいろ

・REGZA Tablet AT703

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20130704_606326.html

Tegra 4の性能の参考。
現行のTegra 3と同様に、タブレット向けとスマートフォン向けでスペックが異なる可能性大ではあるが、比較対照としてSnapdragon 600のF-06Eが同世代。
これに対してTegra 4は、CPU性能で優位な一方、GPUでは劣勢とやや意外な結果に。とは言え解像度も違うし、一概には言えない。

ちなみにASUSのTransformer Pad Infinityも、ほとんど同等の性能と思われる(国内展開は未定)。

http://japanese.engadget.com/2013/06/03/asus-transformer-pad-infinity-10-2560×1600-tegra4-4k/

21インチタブレットみたいのはHP Slate 21。

http://japanese.engadget.com/2013/06/24/hp-slate-21-tegra-4-21-5-android/

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20130625_604999.html

349ドルとかえらく安い。日本で売るのかなこれ。

SHIELDはまだ売り出されてなかった。というか日本で売るとか売らないとかあったっけ…

http://japanese.engadget.com/2013/06/26/nvidia-shield-7/

と思ったらやはり未定か。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130627_605441.html

*

GameStickの日本展開が発表される

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130701_605951.html

本体とコントローラで12800円らしい。OUYAよりもSHIELDよりも先にこっちが日本上陸することになる。Androidスティック系と見ればある程度潰しがききそうだ。サービスとセットじゃなきゃ難しいかもしれんが使い方次第ということで。

こうしてみるとARMというかAndroid勢のゲーム機も増えるなあ。

・富士通LIFEBOOK UH90/L

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20130705_605858.html

ここまで来るとレタッチとかRAW現像もノートでできそうな感じだ。

*

Kabini/Temash搭載製品はBobcat世代よりはマシな感じになりそう?

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20130625_605000.html

HPはTouchSmartのラインで1機種。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130619_604373.html

ECSはA6-5200(4コア、2GHz)のオンボードmini-ITXを発表している。

*

Xbox Oneの認証周りの仕様が変更されている。またどうせ変わるだろうということであまり深く突っ込まない。

http://japanese.engadget.com/2013/06/19/xbox-one-24/

24時間ごとの認証とか中古対策はとりあえず無しになった。冷静に考えればマルチプラットフォームでかたやDRMあり、かたや無し、という状況は考えにくい。いずれにせよハード、ソフトの両方で進めなきゃならない話なので、E3の時は一方的にハシゴが外されたのか、もっと簡単にMSの見通しが甘かったかのどっちかだろう。

むしろ今回の顛末で興味深いのは、MSに対して大手小売業者から相当の圧力が掛かった形跡があることで、事前予約情報などは、PS4が大きく優位と報じられていた。やはり米国市場を維持するには小売業者を敵に回すわけにはいかない。

その他未確認情報としては、Xbox Oneはロンチ時点で十分な数量が準備できないとする説もあるが、MSは否定している。これは実際にチップの製造キャパシティの取り合いになってそうなので、全くあり得ない話とも言い切れない。世代交代がロンチから全速力で進み出すかというと、そこも疑問が残る…という予想は前にも書いた。

でまあ、スペックシート上の性能、価格競争力でPS4がXbox Oneを上回るということになったわけであるが、Xbox Oneの公表仕様の中で、気になるというより実効性能的に未知数なのは、ESRAM32MBの存在。DDR3のメモリアクセスを補うだけでなく、CPU部のL3的にも働くとしたら、特にマルチスレッド動作時の効率に大きく関わってくるかもしれない。POWER7(4way SMTでコア数により16~32スレッドの同時実行可能)なんかでも共有L3としてオンダイのeDRAM 32MBを持っていた。GDDR5だとピークの帯域は広いものの、レイテンシの関係で同様のことはできない。

ESRAMに関する情報が少し出ている。

http://www.eurogamer.net/articles/digitalfoundry-xbox-one-memory-better-in-production-hardware

ESRAMの帯域が、公称102GB/sから192GB/sになったという話。量産シリコンでは読み書きを同時に行える(非同期?)見通しが立ったためとのこと。単純に2倍になってないのは、同時読み書きにする都合でメモリクロックが微妙に抑えられたから?という感じだが、所詮匿名ソースだし、よくわからない。そういや開発機のハイエンドVGAは帯域をシミュレートするためという見方もあったな。
今の段階でパフォーマンスが引き上げられたと言うことであれば、ロンチ近辺でパフォーマンス出し切れないとかの、よくある話に繋がる。Xbox360でもメモリが2倍に増やされたっていう件があった。

とかなんとか言ったところで、次世代もマルチプラットフォーム戦略が主流になればどっちかが最適化不足になるのは確定的であり、スペック議論は現世代以上に無意味かもしれない。なんせ最初っからマルチメインだからなあ。

E3 2013

2013年のE3は、久々に次世代機が2社から発売ということで盛り上がる…かと思いきや、なんつーか海外メディアもゲハ化が著しくて色々酷い。と思ったけど、冷静に見ると2機種の違いは価格差と認証周り位しかなく、サービスの差別化もハード性能も独占タイトルも霞んだ印象を受けた。そもそも性能をアピールするにも、CS機で飽き足らない層はもうPC買ってるだろうから無理がある。結果、ゲーム機としての普及ペースは微妙な感じになりそうであり、まあFUD合戦になるのは必然かもしれぬ。

*

こうなるとWiiUの位置が真空地帯になって売れる、かと思いきやカンファレンス代わりのダイレクトで、ファーストタイトルがなかなか揃わない現状を明らかにしたりとイマイチなので、単に他の現行機が売れるだけのような気もする。
現行機と言えば、Xbox360新型が発表されたが、デザインを下位モデルらしくしょぼくしてみましたお値段据え置きですけどーみたいな感じでアレはないと思う。

それはともかくとして、任天堂ファーストタイトルの遅れは、HDになった時点で物量が膨大になることもあるので、その開発能力自体に疑問符、とまではいかなくとも、リソース不足は間違いないんじゃないかなあと思わされる。その空隙をサードタイトルが埋めるのが理想だったのだろうけど、そうはなっておらず、結果として現時点では、HDになったWiiという以上の存在感は無い。

*

PS4はXbox Oneよりも値段が100ドル安いのだが、カメラがオプション化した件について、公式の画像ではカメラがあたかも標準装備であるかのように写ってたりした点(あとコントローラの発光部分も無意味になる)は、いろんな人が指摘しているところ。それもミスリードですよっていうのもまあアリかもしれんが、開発現場はどう見ておるのか。

多分これがカンファレンスでの初出。

http://game.watch.impress.co.jp/img/gmw/docs/603/042/html/sce02.jpg.html

今の公式では消されてる。

http://www.jp.playstation.com/ps4/

 

もう一つの懸念材料としてはネット対戦の有料化で、完全にLIVEのシルバー/ゴールドと同じ感じになる。これはSENになったときにも噂されたものだが、実現はしなかった。PS3までは現状のまま、無料サービスとして残すという話なので、世代交代にも影響しそうだ。まあ徐々に誘導していくんだろうけど。
またPS4ではクラウドゲーミング(今回ほとんど言及されてない気が)にも対応する。そっちをどうやって課金していくかというのもまだ見えてない。

ちなみに国内のクラウドゲーミングサービスとして、一足早くサービスに入るG-Crusterは、使用期限1年タイプと月額課金タイプの併用だったりする。これも一つの目安にはなるかもしれない。

http://ascii.jp/elem/000/000/792/792643/

また話が逸れるけど、ここにもコナミが旧作提供してるのが面白い。WPに続いてWindows8のアプリストアにもPCエンジンものを提供するみたいだし、この辺だけやけに活発なんだよな。

http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/601/332/html/683.jpg.html

全体的にはマルチプラットフォームのタイトルが目立つカンファレンスだった。
UBIは積極的に新しいUIとかを提案しようとしている印象。結果、DivisionはWatch Dogsと被っちゃってるけど。

*

Xbox Oneの方は、現行機が最大のライバルという展開かなぁこれは。認証にしても、今ネット繋いで360使ってる層としてはあんまり違和感はないのだけど、思い返せば鯖不調よりもこちらのルータ不調で繋がらない方がずっと多かったのだった。

というか24時間に1回という表現がよくわかんないのだが、オフ前提の場合、逆に24時間に1回休めばイイってだけなら、ほとんど制約無しに等しい。ここはまだちゃんと説明されてないみたいだ。

http://japanese.engadget.com/2013/06/06/xbox-one/

まだまだ流動的。ただDRM強化に限って言えば、ハード側もソフト側もメーカーの総意である筈なので、どんな言い方をしようがあとはやるかやらないか、というところまで来てる。
現世代でも手段を選ばなければできたが、実行したEAはもうやらんと明言した模様。

http://www.choke-point.com/?p=14103

Xbox Oneのクラウドコンピューティング利用に関しては、Titanfallではシングルプレイの要素は大部分をクラウド処理してるという。冷静に考えるとかなり凄い。こういうのが「オフでも常時接続必須」の例になるのかもしれない。

http://www.choke-point.com/?p=14127

FORZA5では、プレイヤーの走りをAIに落とし込んで非同期マルチプレイみたいなことをやる。これも処理はクラウドに投げるというから常時接続推奨ぽい。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/20130616_603921.html

最新のインディカーがどう表現されるのかはちょっと興味深いが見た目以外の変化がどうなるかまだわからん。

最大のサプライズはクリムゾンドラゴンがXbox One対応でKinect捨てたことだな…
これで360外したら大荒れになるところだったが、一応出る可能性はあるみたい。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130613_603584.html

*

何となくだけど、パーティクルとエフェクト以外は現行機とあんまり違わん感じなのかも。CPU部分はどう考えてもシングルスレッドが弱いわけだし。
フレームレートは死守して欲しいところだったが、意外と30fのゲームも多そうなんだよな。そういう意味では期待できるタイトルは限定される。Titanfallにしても映像はそこまでじゃない。面白そうではあるが。

ゲーマー層に訴求しなければ別のマス層を狙え、となるのも当然なので、その意味ではMSの方が強いのかもしれん。PS4との100ドルの価格差については、MSがゴールド2年縛りで初期投資を抑える作戦とかも取り得ると言われてる。
STB機能の大半はゴールド必須のはずだから、そっちが欲しい人には訴求するかも。

でもって国内展開についてはどちらも不明。TGSまでに徐々に出てくると予想される。
見た感じ、ロンチで何か出しそうなとこは無いけどTGSまでには以下略。
コンシューマで堂々と基本無料やり出したりもうわけわからん。

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といった感じで最後はモリニュー先生のド正論で締めたい。

http://www.choke-point.com/?p=14097

(20130310)

移転しようかと思ったけどもうめんどくさくなったのでそのまま。

とりあえずWPのバージョンアップだけはしてみた。

*

例のキャンペーンのWindows8を導入し、古いX6-1055TのシステムをVista(32bit)とのマルチブートに変更した。
当初はVistaからそのまま8に行くつもりだったのだが、32bitは変えられないという情報が出て断念。昨年8月末に64bitの7を買ってVistaのHDDにインストール即アップグレードという流れ。
(メインの方は新しく購入したM4の128GBに7proクリーンインストール、DL版の8のUPGを入手してある。まだインストールはしていない)

2月まで引っ張ったのは、M/B不調をどうするか迷っていたため。最初、1月初めにWin8をインストールした後、LANケーブル引っかけ事故が発生、最終的にPOSTすらしなくなった。
選択としてはVistaを捨ててプラットフォームごと取り替えるかM/Bだけでしのぐかという話だが、ショップで様子見してたら890FXのCROSSHAIR IVが箱汚れか展示品かの最終処分価格(中古より安い)で売られていたので飛びついた。ほぼローエンド専用の970よりは890FXのハイエンドの方がモノはいいし、FX系に換装する予定もあんまりない。結果的に870から890FXへのアップグレードという形になっている。購入時、UEFIでないのは承知していたけど、IDEが無くなってるのは開けてから気がついた。従って光学ドライブは繋がってない。それはそれとしてメモリ4枚差しでも安定するのはさすがにハイエンドと言えよう。

今回CROSSHAIR IVを買った結果、稼働中のPCが2台ともASUSになった。これは今までになかったことだ。昔は独自機能があんまり好きじゃないので敬遠気味だった。しかし今となってはどこでも独自機能てんこ盛りになってる事が多く、そうなると似たようなコンセプトだとASUSの方に一日の長がある。ような気がする。

M/B交換の結果、起動はするもアクティベーションには失敗。870から890FXならアクティベーション自動応答で通るかと思ったらオペレータ対応。マザーボード取り替えた旨を説明して通す。それもVistaと8でそれぞれ1回ずつ。そんなに手間というわけでもないけども、予想は外れた。

*

で、Win8。
前述のX6にOpteron 3280のオマケのRadeon HD5450ファンレスを組み合わせてある。パフォーマンス的な不満はあんまりない。1TBのHDDでも案外快適ではあるが、SSDに比べるとちょっと辛い。
というか異様に静かに感じる。メインの方、リテールファンとかリファレンスのビデオカードでうるさいんだよなあ…

ハードウェアを入れ替えても勝手にドライバ探して何となく動くようになってるのは進歩を感じるものの、その反面、設定がどうなってるのかよくわかんなかったりもする。

ドライバ互換性と言えば、FAVO USBの最初の世代の製品がとっくにサポート外になってたのを今更ながら知った。XP 64bit用ドライバで何となく動いてるけど。
7からのアップグレードを躊躇する一因となった、ペンタブレット波紋エフェクト問題は検証中であるが、OS側で描画窓を認識するようになったみたいで、そこではエフェクトは出てこなくなっている。今のところ(フリックとかの全切りを前提とすれば)、以前ほど問題視する要素はなさげ。

非難囂々のタイルUIについては、普通にしてるとバックグラウンドで何が起動してるかさっぱりわからん/時刻表示もままならんのが難点。時計アプリ全画面表示とか退化しすぎだと思った。それ以外はまあRC版とかで見たとおりで、こんなもんかなあ的な印象。タッチパネル操作に焦点を当ててるわけのはわかってたし。
特にストア周りはXbox LIVEの経験が色濃く反映されており、Xbox360を使った人には馴染みやすいかも。その割にXBLのMSPが使えなかったり中途半端でもある。次の9がマイナーアップデート的な位置付けとも言われるが、改良の余地が大分あるのは確かだろう。

*

話は飛んでPS4の発表について。一々リンクは貼らない。

個人的な感想としては、Vitaの時と同じような話だな、という一言に尽きる。汎用部品でコストダウン、開発しやすさを重視、前世代との互換性は実質無し。大風呂敷としてはクラウドゲーミングの件になるものの、現PSNとのネットワーク周りの互換、もしくは引き継ぎがどうなるかも不透明。

SCEから見ると、サードタイトルをマルチプラットフォーム化させることでPS3を何とか生かしてきた経験がある。これを踏まえた上で、よりPC寄りのアーキテクチャを選択したということなら筋は一応通る。アーキテクチャ変更の得失を考えるとCellを捨てる以外の選択はあり得ない(ユーザの利益とはまた別)。
このへんはVitaと状況がちょっと違う。のだがネットワーク無料とかの前提条件が変わったときにどうなるかは謎。

でもって、SCEの発表を丸呑みしたPR記事が一斉に掲載されたり、SCE幹部から大量出荷を示唆する発言が出たりと、まあ何というか必死でMSの反応を引き出そうとしてる風にも見える。発表で本体すら見せなかったのも、情報戦の一部って感じだったし。
ただ正直なところ、直近でもPS3にVitaと発売前後の仕様変更が凄くて、もはや伝統芸のレベルであり、現時点の開発機のスペックで論じる意味がほとんど感じられないのも確かだ。
発表会でのデモにしたところで、PS4がどうかなったとしても、そのまんまPC/Xbox360版にスライドできそうだしなあ。国内メーカーの存在感の低下は、まあ予想通りではあるか。

あと未知数なのは8コア使うというJaguarの性能。
x86基準で言えば大したことないパフォーマンスのはずだが、HSAで化けるとか信者でも信じがたい。AMDがCS機をとったので全部Radeon最適化されるので大勝利みたいな話をしていたが、その辺も含んでいるのだろうか。

2013年のゲーム機とか

年末からこの2ヶ月ほどの間にコンシューマゲーム機関連の話題がいろいろ出たので適当にまとめておきたい。

ログインできない間に書き足していったらやけに長くなった。

・WiiU

年末商戦で唯一投入された新型据置機としては、まずまずの出足だったみたいだが、実際に発売されてみるとパフォーマンス微妙?みたいな空気になっている。そこそこ高性能という予測は、プロセッサの製造プロセスが32か28nmというのが前提だったので、40nmプロセスで製造されているとなると大分話が違う。電源とか冷却が大掛かりになるのを嫌うのはわかるけど、初期の製品ではシュリンク前提で消費電力高めに行っても良かったんじゃないかという気がした。
となると、パフォーマンスで有利なのは世代の新しいGPU部分のみということになり、今後のソフトメーカー側のマルチプラットフォーム戦略にうまく乗れるかどうかという点については、やや不安を残す。

また、初期出荷分の大きなアップデートや、ゲームパッドでのプレイに意外と制約があるなど、任天堂らしくない未完成感がある。と思ったけど3DSも段階的にアップデートして行ったんだっけか。
とは言え今後の手当てがどこまでできるかの方が重要だろう。
むしろファーストタイトルが遅れてるっぽいのは痛いかもしれん。サードの動きも表面上は活発でない。

モーションセンサ対応よりは2画面化の方が作りやすそうに思えるが、移植性の問題は残る。

国内においては3DSの地位はそれなりに磐石に見える。が、海外は各種タブレット勢に押されてる感が否めず。2013年はポケモン次第?
若年層にフォーカスしたタブレット製品が直接の競合だろうけど、それより普通のタブレットの方が売れたっぽいな。やはり差別化ポイントが独自サービスのみ、というのはリスクが高いか。

参考:

国内の初動はWiiの2割減。

http://mantan-web.jp/2012/12/11/20121211dog00m200019000c.html

1/23の任天堂ダイレクト。直近の発売タイトル未定。

http://www.nintendo.co.jp/wiiu/direct20130123/index.html

・PS3

海外においてはSCEファーストのデベロッパを複数解散、国内においては徐々に独占コンテンツがアニメ系に偏ってきているのが現状で、何のかんのでモデル末期感が高まりつつある。特に国内では、裏表のあらゆる手段を駆使して優位を保とうとした(と思う)が、前世代一強だったPS2からの世代交代は、ほぼ失敗した、と結論しちゃっていいだろう。
開発費の高騰と大きな逆ザヤはソニー本体にも大きなダメージを与える結果に繋がったと言われ、既にブルーレイ市場も頭打ち気味とソニー全体の凋落をある面では体現している。というか独占・引き抜きの規模がしょぼすぎて泣ける。Vitaの出て1年でハード末期みたいなムードといい…

その辺を強く印象付けたのが、2012年末の「PSアワード17年ぶりミリオン無し」との報道だった。ただし機種別の推移を詳しく見ると、PSPがDS後退期にMHでヒットを飛ばして何とか面目保ってただけで、PS2時代から市場縮小し始めていたのが如実にわかる。

参考:

プレイステーションアワード : PSソフト、ミリオンなし 初回以来17年ぶり

http://mantan-web.jp/2012/12/03/20121203dog00m200034000c.html

*

全然関係ないが、最近セガの旧作XBLAやってて思ったこと。

今あるゲームのフォーマットって、対ユーザの部分に限って言えば、間口を広げる努力が中心になって発達してきた経緯がある。アーケードゲームの時代、ゲームの操作に慣れるところからゲームが始まっていたのが、だんだんと初見でもそれなりに遊べるよう変化していった。
その流れは1990年代中頃まででだいたい完成の域に達してしまって、以後は3Dに置換したり、間口を広げるセミオート化、あるいはその逆の極端な複雑化に走るばかりだった。

ネットワークが発達してからは対人プレイが隆盛してきたけど、これも複雑なルールは受け入れられにくいように見えるし、プレイヤー同士のコミュニティなどの別種の問題も抱え、最後は袋小路に行っちゃいそうな感じがする。
ゲームの可能性を拡大したという意味では、任天堂が先鞭を付けたUIの変革の方も大きいのだが、ソフトメーカー側が対応していくにはリスクが伴い、時間も掛かる。そしてWiiリモコンにしろMoveにしろKinectにしろ、結構露骨に敬遠された経緯がある。

*

・XBOX360

年末商戦は、ワールドワイドでは欧米の市場縮小の煽りを受けつつ、前年比での下げは最小限に留めた模様。
従来のライフサイクルを当てはめれば末期もいいとこのはずなのに、SmartGlassなどの新機能が追加されたりと異例の機能拡張を遂げている。

この状況からすると、次世代機最大のライバルは現行機という流れになりかねない。と感じる一方、ここに来てまだ360に投資を続けるということは、別の展開の準備を兼ねてるようにも思える。XBOX TVと呼ばれるものが怪しいが、次世代ハードの開発は非常に厳しい守秘義務契約の元で進行していると言われており、実体は不明。

国内は色々とダメ。MS自ら市場を立ち枯れさせたツケであるが。
でも日本を抑えたSCEは死にかけており、いくらPS3がXbox360にハード販売数で並んだとか追い越したとか喧伝されたところで、利益には繋がってないのが丸わかり。そういう目線で見ればこの方針で成功…なのかなあ。ユーザとしては納得いかねえけど。

*

・次世代コンシューマゲーム機

後藤記事の、半導体大手のプロセスルール開発の停滞が大きく影響した、という説明は、かなりの程度当たってると思われるが、今のところ一番割を食ったのがWiiUということになる。

また残る2社の情報戦は、1月中頃から急に激化した感がある。そのタイミングを見るに、MSのカウントダウン公開が引き金になったのは明白。開発機のスペックを実機のスペックと混同させようとする意図もありそうでわけわからん。

次世代のPSとXboxが似たような構成になるといった出所不明のネタ(しかもリサイクルというか既視感のある噂)が唐突に流布したり、ソニーの幹部がわざわざ言及したり。

この手の仕込みは現世代の発表前と似ているが、PS3発表時の「一強ハードの後継機で超高性能カスタムプロセッサ搭載、打倒Wintel(懐かしい)」というような楽勝ムードは皆無で、大手メディアもPS3/Vitaの世代交代失敗を記事にする有様で、効果は決して高くなさそうに思える。そのうえ、ソニー本体の財務状況というハードルは技術面のそれよりも明らかに高い。

まあその辺は目をつぶるとして。

PS4(仮)については、メモリ容量などの細かいスペックはともかくとして、APUを中心とする構成が、ほぼ確定のように見られている。
こうなるとPSPとPSVitaの関係のように、互換性は絶望的。
PS3互換の奥の手として、クライアント側の処理を多めに取ったクラウドゲーミングを主軸とすることも考えられるが、たとえ通信量を減らせても同期とレイテンシの問題は残るような気がするんだよなあ。
それはそれとして興味深いのは、ハード構成がSteamboxと似通ってくる点。Windows排除したらこっちも互換性は無くなるし、AMDのAシリーズを使うと予想されてる。

でももっと突っ込んで考えると、PlayStation OSを活用する云々という事になれば、今度こそ最新プロセスでA15の多コア仕様にして、「やけに高パフォーマンスなスマートテレビ端末」+「クラウドゲーミングでPS2/3互換」みたいのの方が良くないか。ARM系ならVitaのタイトルがそのまんま動かせるかもしれないし、Androidとの互換性も保ちやすい。x86を選んでもWindowsやPCゲームとの親和性は高いがそれだけの話で、OS自体を移植する手間もコストもかかる。

以上を踏まえると、一番磐石に見えるのは次世代Xboxということになるが、最初に書いたプロセスルール問題がどう影響するか、さっぱり見えない。
今年はXboxTV、来年は次世代Xboxみたいな展開もありえるだろうか…

個人的なところで言えば、現世代で最大の収穫はFORZAシリーズだった。だからFORZA5とかHORIZON2が出たら、本体が日本で発売されなかろうが、とりあえず買うと思う。
次世代Xboxの日本発売を疑問視する説には、ある程度の説得力はあるが、逆にある程度の反論も可能なので、ぶっちゃけ不毛であり割愛。

参考:

とりあえず後藤記事を。ただし次世代Xboxに関してはほとんど言及されてない。

Steamrollerが消えたAMDロードマップの変化と、次世代ゲーム機の行方
※現在、Steamrollerに関してはロードマップ上でKaveriが復活し、2013年内出荷となっている。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20121121_574241.html

AMDのカスタムAPUを使う次世代PlayStation

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20121225_580059.html

それから最新の平井社長インタビュー。PlayStation OSの活用に言及したり、また単体ハードとしてのPS4は出ない、と読めなくもないので、後々重要になってくるかも。小粒感とかフェアウェイとか相変わらず意味判らんけど。

http://japan.zdnet.com/cio/sp_12executive/35027310/4/

 

・その他新ハード

どれもこれもとりあえず出してみる、みたいな実験ハードっぽさが凄い。
胡散臭さの質は異なるが特にSHIELD(GPU使ったクラウドゲーミングのプロモ用と見られている)とOUYA(ビジネスモデル的に到底うまく行きそうには思えない)はどっちも胡散臭い。
成功するには敷居を極限まで下げて無理矢理普及させるか、キラータイトルを用意するかしかないけど、どっちもかなり難しいだろう。

参考:

NV関係の後藤記事。
NVが最大限に我田引水してゲーム業界の状況を説明するとこんな感じなのか。みたいな。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20130115_581641.html

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20130116_581782.html

CESで発表された新ハードのまとめ。プレスリリース読むより楽程度の情報しかないけど。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130118_582130.html

http://www.4gamer.net/games/036/G003691/20130119001/

Android系は正直どうなのかなあ。外付けのデバイスを標準化するのって案外骨だし、「そこまでしてやりたいゲーム」を用意するのが大変そう。その手のゲームは手頃さが売りで、専用ハードとは相反する。

Intelのポール・オッテリーニCEOが退任/Steamrollerはいつ登場するのか/Xbox TVの噂/その他ゲーム関連など

Intelのポール・オッテリーニCEOが退任

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121120_574135.html

かつてIntelの顔だった人々はほとんど去っている印象がある。オッテリーニCEOは生え抜きから最高責任者にまで上り詰めたので、簡単に転職したりする感じでもなく、とは言え40年近く勤め上げたとある通り、いい年になってた。しかしフォーブスの記事を見てみると、オッテリーニCEOの歳は62で、定年が65歳というから、あと3年残してることになる。

http://www.forbes.com/sites/ericsavitz/2012/11/20/intel-why-did-the-board-boot-paul-otellini-and-now-what/

下の方には投資関係筋の見方が載っており、大雑把に言ってしまえばARMにやられてるのにPC、x86に固執して方針転換が遅れたとか、その辺の責任について言及してるものが多い。
今年になるとIA事業は赤字で、再編中という状態になっていた。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20121120/438481/

実際に退任するのは半年後の2013年5月の株主総会とのことで、新体制を再編する時間はとるようだ。
失敗もあれど、製造プロセスで最先端を走り続けられれば、長期的にはどうにでもなりそうなところもあるので、悪い材料しか残ってないわけではない。
オッテリーニCEOの時代では、モバイル系の寄り道はいい結果が出なかった。その意味では、初めからx86のSoCで勝負していれば…というのはあるが、そもそも一度製品化に失敗しているという見方もある。

こうした状況であれば、赤字だろうが見通しが立たなかろうがしがみつく手合いは少なくないが、逆に自ら退く決断をできるのは、生え抜きだからこそなのかもしれない。

それにしてもIntelの顔というか、昇格人事の名前もほとんど聞いたことがない。これも時代か。

関連して、BroadwellではLGA廃止という話も出ているらしい。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20121122_574440.html

まだプランの段階だろうから、こういうこともあり得る、程度で。
PCメーカーへの影響を考えるとOEM筋の意図的リークっぽい。Win8の時も似たようなのがあったような。

Intelのアーキテクチャ開発におけるTick-Tackモデルについては、もっと単純に互換CPUへの優位を保つための、平たく言えば対AMD戦略でもあったわけなので、その役割は終わりつつあると考えても不思議はない。まあメインストリーム系とLPIA系との2系統に集約し、その後は統合を模索していく感じかとは思えるけども。

そこら辺も含め、半年かけて青写真を作るんじゃないかね。

自作の終焉的な取り上げ方もされているが、SoCで全部できれば、究極的にはそもそも用途を考えて使い分ける必要すらなくなる、というのがある。
メモリなどの各要素がデスクトップに追いつくのは、メーカーが言うほどスムーズには行かないにしても、まず間違いのないところだ。

*

Steamrollerはいつ登場するのか

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20121121_574241.html

一部ではAMDがx86ハイパフォーマンス路線自体を放棄するとまで言われているが、2013年にSteamrollerが出ないのもほぼ確定的なので、売却の噂と併せて様々な憶測が飛んでも仕方ない状況にはある。
それよりCellの製造とGFのプロセス立ち上げの関係の下りが興味深い。ラインの試運転は大事だ。

あとはいつもの28nm世代というより32nm以降はグダグダ(Intel除く)、という話に繋がるが、次世代コンシューマゲーム機のロンチにも影を落としているというのはその通りなんだろな。

PS4に疑問を投げかける声は海外の方が強い。特に北米では、競合に対して明確な数字の差が出ているのが大きい。
某所で取り沙汰された記事では、

http://masonicgamer.com/why-the-ps4-may-fail/

今世代、Xbox360に後れを取ったPS3で、PS2と同様の策をとるのは無意味、とか何とか。

ARM参入でも、Jaguarが無くなる話は出てこない。x86でも相対的に差の小さいローエンドならまだ勝負しやすいとも言えるが、次世代Atomに対しては、製造プロセスとLPIAからの脱却で更に一歩先行される可能性が大。

http://mobilegeeks.com/leaked-intel-atom-tablet-roadmap-bay-trail-t-valley-view-t-detailed/

以前の噂に沿った感じのスライドがリークしている。22nmプロセスで2014年、HTは廃止で4コア、アウトオブオーダの新アーキテクチャ、Intel HD Graphics系のiGPU。このスライドだとGPU性能はClover Trail、Z2760のPowerVR SGX545の三倍超で、DX11対応だ。これが本当に2.2GHzで来たら、Aシリーズ下位製品も食われそう。
Core iの方も消費電力下げてくるので、どのみち厳しいだろうが。

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Xbox TVの噂

http://japanese.engadget.com/2012/11/21/2013-xbox-tv-oem/

RTの半端な立ち位置とかからも、未発表の何かが存在しているのは予想できた。
というか、ローコスト路線の次世代Xboxが計画されている、という話が出たときに、360後継とは別の下位互換なSTBがあるかもしれん、と思った人は多かったと思う。比較的それらしい情報が全く別のコンセプトで2種類出てたからな。
Xbox360のダッシュボードが動くTVというのは、かなりイメージしやすいところでもある。

当時はARMで動く、現在のWinRT互換みたいのを想像していたけど、しかし敢えてXboxの名を冠するとしたら、28nm世代とかのXCGPU使った360互換ワンボードという線もあり得るのか?

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http://www.hobby-wave.com/LINE_UP/kit/galaga/galagafighter/index.html

もはや装甲コクピットとガンポッド周りの時点でわかる人にはわかる感じだが、すごく横山宏っぽいギャラガ自機。
主翼のようで主翼でないデザインは凄い。側面はドッキング部だから逆テーパーにしている風、とってつけたようなリブが入ってたりして、やたらにかっこいい。やはりこの手のメカは「部品の集まり」じゃいかんよな。とは思うけど、もうあんまり気にする人いなそう。

オフィシャルではUGSF史に組み込まれているので、デザイン的にこれでいいのかっつーのも微妙にあるが、あの年表も後付感が凄かったしな…

http://ugsf-series.com/

ドット絵だと、何となーく松本零二っぽい感じ(プロペラむしったレシプロ戦闘機で何か長細いものが翼端についてる)でもあったと個人的には思う。

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http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20121121_574418.html

期間限定安売り。スペースチャンネル5パート2とモンスターワールド買おうかな。

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http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20121120_574252.html

PS3用ツインスティックのプレオーダーから始まったネタは結局マーズなのか。まあPS2アーカイブのベタ移植で対応できるから、流れ的には不自然ではない。個人的にはマーズは遊んでなくて、フォース限定版のサントラでしか知らない(急に変なエロボイス?が流れてびびった)わけであるが、コアな方々にはあんまり評判よろしくなかったような。あと、プラモも箱は見た。

これでPS3ではOMGとマーズ、Xbox360ではOMGとオラタンとフォースが遊べるというわけだ。しかし普通の展開としては、オラタンやフォースを出してからマーズじゃないのかっていうのはある。マーズ以外は零から移植だから簡単にはいかない、というところから察するに、SCE側との連携企画という感じでもあるが…

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http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20121120_574263.html

もう銀河系メカ美少女ぐらいで驚きはなく末端重量を徒に増やさないデザインは評価したいけどあえて頭部丸出しなのはどうなのかっていうかビジュアルワークス使ってんのかなこのデモCG。そりゃスクエニのソーシャルは儲け薄いわ…と思わされる一端を垣間見た気がしたが特にソースは無い。
単純に3Dで動かす前提だと、メカを盛りにくくなるというのはある。などと急に素に戻ってみたりもする

WiiU米国でロンチ、その他次世代の噂まとめ記事出回る

米国でWiiUロンチ、一部では簡単な分解などもされてるようだ。

http://www.famitsu.com/news/201211/18024580.html

メインメモリがDDR3系で帯域がどうのという話もあるが、メモリ共有とは言えGPU側には容量不明のeDRAMが付いているし、チップ見ただけではわからんような部分も多い(データの圧縮が効いたりとか)。つまるところはプラットフォーム全体のどこがボトルネックになるかという問題なので、数字だけでは一概に言えない。
ただし実効性能とは別に、メモリ構成の違いから移植性に問題が出るようなら、また意味合いが違う。ファースト一強になるだけだけど。

WiiUの初回アップデートファイル5GB超とかWii互換の微妙な不便さとか、ゲームパッドの制約とか、ソフト、ハードとも技術的にややこなれてない感じがしないこともない。ハードウェア構成からすると発展余地はありそうだが、技術がついていくかどうか。またそこにリソース投入するなり人を引っ張ってくるなり、注力するのかどうか、というところに掛かってくる。外部委託する部分も多いだろう。多くの新しい試みが盛り込まれていることもあり、スムーズに立ち上がるかはまだわからない。

米国でのロンチからネットワークサービスも本格稼動となるはずなので、日本発売までには初期の評価が固まってると予想される。明確な後追い路線で(おそらく)720p止まりということもあって、あちらではアウェー化した感じも少々あるが、Wiiの時もメディアの反応は良くなかった。でも結果的には売れたので、当面はユーザー評価待ち。
XboxがSTBとして普及しちゃっているらしいし、別の意味で直接競合するライバルに格上げされたと言ってもいいのかも。

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それと前後して残り2社の次世代機の噂が雑誌でまとめられたらしいので少し。特に新着と言える情報はない。
メモリ周りは最後の最後まで確定しないパターンだろうし、現時点の情報にはあんまり意味がなさそう。

PS4については、出るとしたらAPUという線が濃厚になっている。

http://www.gameranx.com/updates/id/10815/article/rumor-ps4-details-listed-by-german-psm3-magazine/

しかしA10-5800Kでも、十分な性能は発揮できていない。1080P以上での出力については描画やフレームレートで妥協する必要がある。以下妄想だが、メモリがボトルネックなんだよなあ、と思ったところで気が付いたのがモバイル系メモリの広帯域化の流れ。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20121112_571924.html

帯域だけなら、Wide I/O2でXDRをも超えてくるはず。つまりDDR3の帯域の壁を楽々打ち破りつつ消費電力も下がることになるわけであるが使えるのは2015年。ついでに当初は値段も高いと思うので、まあ無いだろう。

ちなみに現在あるDDR3-2133のDIMMモジュールでも、極低温下では3.9GHzまでいけたらしいぞ(参考にはならない)。

http://www.xbitlabs.com/news/memory/display/20121114090102_Enthusiast_Manages_to_Overclock_DDR3_Memory_Module_to_3_90GHz.html

Cellを使えない以上、PS3互換無しは当然として、中古対策などの情報も出ている。PS3は日本の中古ゲームソフト市場で結構存在感があるので、影響もそれなりに大きいかもしれない。ただしSCEの方針として、今後はDL販売主体で行きたいようなことも常々発言しているので、特に矛盾はしない。

妄想はともかくとして問題があるとしたら、やはりソニーがゲーム事業をどうするのかという点に尽きる。以前ほどゲームを核に、みたいな発言をしなくなっており、ファーストの開発体制も順次縮小されている現実がある。ついでにVita国内100万台突破の公式発表すら、今回は無かったようで。PS3のワールドワイド7000万台発表はあった(こっちはこっちで割れの問題が深刻化しつつあり、例の雑誌にも載っちゃったようだが、国内大手メディアはスルー中)。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20121116_573530.html

正確には売り上げというか出荷数で、10月のMSの7000万台発表に対抗した形。でも米国などでは在庫がだぶついてるといった話も出てたんだっけ?

Vitaの、事業としての評価を度外視すると、普通の意味合いでのPSPの後継ではない、ゼロからスタートのハードであり、値段が高めで、かつファーストがほとんど頼れないという条件を加味するなら、むしろ健闘と言えなくもない。

NEXUS7が発売1ヶ月で100万台に達したとの発表などを聞くにつけ、ガチで競合しちゃった時点で負けかなあという感じはする。あっちのが安いしな。

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次世代Xboxの方では、開発機のシステム構成から4コア16スレッドのSMTという話が現実味を帯びてきた。

http://www.pcmag.com/article2/0,2817,2412267,00.asp

POWER7以降と同じ4WayのSMTは十分あり得るものの、製造プロセスとかは不明。本流の方では、次のPOWER8で22nm世代と言われているが。

Xenonの時の記事。既に7年前。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0822/kaigai204.htm

VMX128を更に拡張するのかとかその辺も不明だが、現行機との互換性を保つなら、何らかの形でVMX128互換は必要であろう。

その他、次世代Kinectは本体側が全部データ処理して、カメラ/深度センサ/マイクみたいなセンサ部分だけ外付けとされている。この辺もほぼ既定路線な感じ。

違うのは、Surfaceと似たイメージになりそうというところ。これはありそう。それから、E3よりずっと早く発表されるかも、というのもある。本当に発表が早ければ直近のCESもあり得るのだけども、この手の情報はあんまり当たらないイメージがある。っていうか去年末にもCESで発表とかいう説があったような…
個人的には、Windows8のプロモーションが終わるまでは無いと思っている(次のCESではHaswell搭載Ultrabookに絡めてきそう?)が、WiiUとか他社の動きによっては、チラ見せとか開発順調発言ぐらいするかもしれん。
以前ケイブの浅田氏が来春頃になんかあるようなことを匂わせてたのも考えると、E3の前というのだけは正解なのかも。