DELLの4k2kなTN液晶、予価69980円/SATA Expressプロトタイプの検証記事/AM1ソケットとJaguarコアのAthlon、Sempron/Maxwell(GM107)のGeforce GTX750Ti/750

DELLの4k2kなTN液晶、予価69980円

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20140306_638332.html

3840×2160で7万切った、と言えば聞こえはいいが、28インチと大型のために、せっかくバックライトLED化で下がった消費電力は75Wまで逆戻りだわ、最大リフレッシュレート30Hzだわで、ここまで妥協して4k2kにする意義がさっぱり見えないという謎製品でもある。特に4k2k表示時のリフレッシュレートの低さは、いろいろと致命的な気がする。個人的には立った時点でまともに見えなくなるような視野角のTNで横長ってのも結構辛いんだけど。一度現物を見てみたいところだ。

これだったらUP3214Qと比べて1/2~1/3ぐらいの価格になってでも、もうちょいまともな仕様の方がマシだろう。って、それがUP2414Qか。
そういやDELLは、24インチの時も似たような価格破壊仕掛けていたなあ。

問題は、現時点で4k2kを積極的に推奨するような展開が考えにくいことだろう。動画配信にせよ画像編集にせよ、あえて解像度をでかくする必然性は、まだ乏しい。モバイルだと電子ブックは高解像度が正義、みたいな流れがあるけども、据置のモニタじゃなあ。どうでもいい書類を超高解像度でスキャンして表示するメリットって何だよ、みたいな。

というわけで、4k2kに関しては通信速度やら何やらの壁を突破しないことには始まらん、と個人的には考えている。
そういえば、全てをベクタデータで処理すれば拡縮自在で所要解像度は無限大なんだよ!!みたいな研究が一時流行っていたけども、あれらはどうなっているのだろうか。

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SATA Expressプロトタイプの検証記事

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/review/20140308_638704.html

何が凄いって、コネクタの無理矢理感が凄いな。記事中にもあるが、そのまんまSATA×2+8pin電源コネクタって感じ。

http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/638/704/html/211.jpg.html

実効帯域的にはロスが生じて、PCI-ex 2.0時に8Gbps程度らしい。数字だけ見ると、2レーン使った理論値10Gに対して8Gってのはちょい微妙な気もするが、SATAの6Gよりは高速になる勘定だ。

以下、PCI-Exの×2で接続するSSDとの比較では、意外と拮抗している。1割ぐらい落ちるのかと思ったが、そうでもない。このレベルなら体感できるほどの差ではなく、ボトルネックにもなってないに等しい。ここまでの性能を求めるかどうかはまた別だが…って、記事の中でもそう書いてあるな。

最後に代表的なPCI-Exカードの接続例としてVGAを繋いだテスト結果が出ている。所詮は2レーンのため、ミドルハイのGTX670はともかく、ローエンドのGT630程度だとわりと実用的な感じだ。USBの奴よりは動きそう。

総じて、どう見てもゲテモノのコネクタに目をつぶれば、かなりまともな代物になっていると言える。規格策定時から言われていたPCI-Exのスケーラビリティというか拡張性というか、互換性重視の部分がやっと生きてくる展開だな。やはり物理的にモノができてこないと面白くない。

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AM1ソケットとJaguarコアのAthlon、Sempron

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140305_638154.html

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140305_638119.html

FS1bと呼ばれていたものをAM1としたらしい。SoCだけどソケットとか何だかよくわかんないが、I/O関係はSoC内のFCHなどにだいたい入ってるので、M/Bはやたらにシンプルである。なおBiostarのスペックシートでは、CPU名称がA6、A4、E2、E1とある。

http://www.biostar.com.tw/app/en/mb/introduction.php?S_ID=696#spec

通販予約ではAthlon、Sempronの名前が出ているようで、数字の前にA6とかE2とか付くのかもしれない。

http://www.cpu-world.com/news_2014/2014030401_AMD_announces_socket_AM1_platform.html

このクラスのローパワーのプロセッサは従来、IntelのAtom共々基板直付けが主流だった。ノート向けが例外的に少数流通することもあったという程度だから、試みとしては面白い。ただし直付けより割高になるのは多分不可避。
またクーラー取付が対角の2点固定になってるのだけども、リテールクーラー付きなんじゃろか。TDP25Wならまあファンレス化も可能な範囲だから、いろいろ発売されるかな。

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Maxwell(GM107)のGeforce GTX750Ti/750

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/review/20140218_635775.html

これの前世代にあたるKeplarでも、モバイル向けと共通化してワットパフォーマンス重視などという話が出ていたと思うが、PC向けでは言うほどアドバンテージあったか微妙だった(その意味では、絶賛崇め奉られてるKeplar統合のTegra K1もどうなの?やっぱMaxwell統合になるK1の次が本命なんじゃ…?という気もする)。それがここにきてようやく目に見える形になって出てきたという感じ。
補助電源無し~6pin×1本クラスのワットパフォーマンスでは、久々にトップクラスの出来だ。GPGPUでは前世代同様の弱点を持ち、Mantle対応は無いけども、元々この規模のGPUだとMantleあんまり効かんっぽいし、無くても影響は小さいだろう。多分。

問題は絶対性能が微妙なことで、750Tiでも650Ti Boost程度に留まるため、1pin最強のカードは依然として前世代の660、あるいはAMDのR9 270とかになる。つまりは9600GTから取り替えたい人や、電源またはケースに制約があったりする人向け。
数年前から、ミニタワークラスじゃATX電源の主流が500W超になっていると思われ、6pin×1本までならどうにかなる、という人が多いんではないだろか。現状、C/Pが高いのは6pin×1本の最上位クラスで、その下とは絶対性能でもそれなりに差が付いてるから、性能を重視すると選びにくいところではある。

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ミドルの中~下位ラインナップにはRadeonの方も問題があって、2万円台前半から1万円台半ばのところに、R9 270X、同270、R7 265、同260X 、同260、同250Xとやたらと固まっており、結局6pin×2本でも600Wぐらいの電源で使える270Xが一番C/P高くね?みたいな感じになっている。現在の製品ではアイドルでも消費電力が落ちるようになったし、GPUパワーが大きいことに対するデメリットはそんなにない。

250XはCape Verdeらしいので7770と大体同じ。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140210_634512.html

250にもCape Verdeの7750相当のが混ざってるとかで、もうぐちゃぐちゃ。

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20140305_638328.html

というか前の7750ファンレスまんまだった。

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120331/etc_amd.html

R7/R9発表時、微妙に7000番台の製品ラインと被らないパフォーマンスのモデルを出してきたのだが、そのフェードアウトしていった7000番台モデルの後にそのまま相当するモデルを追加しちゃった形。マーケティング的には下策もいいとこだ。価格比較サイトで見ても270や260は流通が減っており、ほぼ脂肪状態にある。250Xや265は登場間もないからまだわからないが、誰が買うんだ的な雰囲気が強い。
こうなると大昔からの自作界隈の定石、「可能な選択肢の中で一番高性能な奴が正解」って感じになるんだよなあ。まして価格差が数千円程度なら、ケチる必要性はそんなにない。昔は万単位で違ったもんじゃ。

Cintiq Companion / Cintiq Companion Hybrid/Gamescom 2013/Xbox Oneの内部構造についてHot Chipsで講演

Cintiq Companion / Cintiq Companion Hybrid

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130820_611769.html

ワコムが「単体で動作するペンタブレット」に近い製品を発表している。13.3の液晶とペンタブレットを組み合わせた時点で、こうした製品展開も予想はできた。というのは、Cintiq13HDが出たとき、部材がUltrabookのそれであるというのは容易に想像できたし、Core i系のタブレットに筆圧感知ペン(ワコム以外のメーカーもある)を組み合わせた製品も、徐々に増える兆しがあり、それらがペンタブレット市場を侵食する可能性も高くなっていたからだ。

これらの製品の、バッテリ容量と対応OS及びハードウェア構成以外の違いとしては、Android版はPCと接続しても動作する一方、Win8版はタブレットPCそのもので周辺機器としては機能しない点が異なる。さらにAndroid版はマルチタッチにも対応するため、Cintiq13HDの直接の上位機種とみなせないこともない。 Android版はアプリがどの程度使えるか次第だけど、単体でのマシンパワーは限定されるから、ある種の割り切りは必要かと思われる。レイヤをあまり使わない描き方ならわりと何でもよさそうだが、世間的には大量のレイヤを使うのが基本らしく。 ちなみに手描きスタイラスを売りにする高解像度のAndroidタブレットとしては、東芝のAT703があるものの、アプリとプロセッサパワーがショボ過ぎてどうもこうも…といった評価が目に付くな。

対してWin8版の方はそういう心配はそれほどないので、プロを中心に本命視する人が多そう。ただし拡張性の低さと重さ大きさは考慮する必要がある。写真屋とかだと16GB要るのかなあ? 価格はやや割高で、筆圧感知アリのN-trig製スタイラスが付属するVAIO DUO 13は、CPUがHaswellで500gぐらい軽く(約1.3kg)動作時間が倍ぐらいでSSDの容量が選べる。とは言えワコム製品はPCとしてではなく、ペンタブレットとしてのパフォーマンスには期待できるので、それ以外の性能は本筋じゃない。

個人的予想としてCintiq13HDが意外と重かったことから、13.3よりもう少し小さいタブレットが出るかな?と思っていたのだけども、小さいほうは、これも新発売のiOS対応筆圧感知スタイラスでカバーする模様。消費電力小さいBT4.0まで待ったのはいい手だ。先行する製品とどの程度の違いがあるのかはまだ不明。JOT TOUCHはシートが削れるとかいう話があるみたいだが、ワコムはゴム芯になっている。傷が付きにくいのは間違いないにせよ、お馴染みの替え芯商法でもある。 あーあとDELLのAtomタブレットもワコムのだったっけ。

さらに個人的な話では、USB-FAVO(初代)のペンのサイドスイッチが1年足らずでぶっ壊れ、数ヶ月後テールスイッチの筆圧検知も後を追った経験や、Intuos4のファンクションキー凸凹が情けなかった経験があるので、初期ロットは買いたくないメーカーの一つになっている。

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Gamescom 2013

Gamescomは、正直なところ日本ではあんまり盛り上がらなかった感が強い。 それにしてもカンファレンスでPS4の実機が出てこなかったのは驚いた。試遊に開発機を持ち込む是非はともかくとしても、実質ロンチの日付が出た以外の新情報がなかったという。ここまで来てしまったらTGSに期待したいのは山々なのだが、バンダイナムコの凄い出展リストを見ちゃうと…

http://tgs2013.bandainamcogames.co.jp/

版権ゲームの嵐。そういや新作のジョジョのゲームが炎上中だが、まあゲーム本体の問題以外にも顔出し制作者のカゲキ発言()だの騙し売りだの色色突っ込まれているものの、ゲームとしては今時大量の小攻撃お手玉永パはさすがに許されんだろというか、そんなんしか作れないのに格ゲ仕立てで出す必要あったのかという疑問がございますね。
(追記)
http://www.amazon.co.jp/dp/B00C0NS0KW
バンダイ側だが30周年記念のバルキリーもやらかしてたのか。模型誌レビューもダンマリとかやってること同じ…

というのはおいといて、サプライズ発表予定とかじゃなければ次世代との端境期だから不作という見方も可能であろう。が、何しろ今世代、国内ゲームメーカーの築いてきたフランチャイズの死滅具合が尋常でない上、どこもコンシューマゲームに幾ら投資する気があるのかわからんことになってるので、あまり楽観視できる要素がない。

それはそれとして、E3での次世代機GPUデモはやるべきじゃなかった。少なくともロンチタイトルの時点では、現行機とあんまり違わん感じになってるぞ。30fpsのが多くて解像度も720pのもあるらしいし。

PS3とPS4のゲームのSSを混ぜてイメージボードまで混ぜられたらもう何が何だか。という例。 http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130824_612510.html

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Xbox Oneの内部構造についてHot Chipsで講演

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20130827_612762.html

以前、PS4とXbox Oneのアーキテクチャは似通っている、という記事を書かれていたが、だいぶ違う、にトーンダウン。

大雑把にまとめると、話題になったESRAMの帯域は、最終的に倍増しており、総合でPS4に匹敵するということになりそう。DDR3は2133MHz動作時の公称値と計算が合う。自作の感覚では2133のメモリは高価だけど、モジュールじゃない分高速動作をさせやすいとある。うむ。 ESRAMの総量は47MBと、MSが設計した組込RAMとして機能する32MBよりも15MBほど多い。これは単なる周辺チップのキャッシュにしても歩留まり対策にしても容量大目と思えるが、詳細不明。 内蔵する8GBのフラッシュメモリはOSが入ってるとかいろいろな説があるようだ。360でもシステム更新用の内部ストレージがあった(たぶん256MB)が、容量が32倍に増えている。

あとは周辺チップがそれなりに強力という話。PS4も以前、セカンダリチップについて公表しており、シングルスレッド性能にボトルネックを持つであろうCPUを、何とか補わないとどうにもならん、というのはどっちも同じと思われる。 最終的には実装でどの程度の差が出るかに掛かってくるが、具体的な処理能力についての情報は乏しい。ただXbox Oneのオーディオチップに関しては、CPU1コア相当の処理能力とされている。Kinect2のオーディオ処理も分担するらしい。ぱっと見、周辺チップの多さが複雑化を招きそうではあるが、開発環境はMSのお家芸なので何とかするんだろう。 また、AMDのhUMAアーキテクチャそのものは採用していないが、独自にCPU-GPU間のメモリ空間共有等ができるようになってるということで、これもカタログデータ上はPS4とだいたい互角と言える。

残るカタログデータ上の差は、依然として残るGPUパフォーマンスの差。 演算能力のTflops値から逆算したスペックが、PS4はHD7850相当(動作クロック800MHz程度)、Xbox OneはHD7770相当(動作クロック850MHz程度)といった予想がかなり浸透しているので、これに沿って考えてみる。

かなり大雑把な話、それぞれPCIe接続のビデオカードの場合、実ゲームでのフレームレートは1.5倍以上の差がついたりもするが、その際は消費電力も1.5倍ぐらいだったりするので、これは数十ワット単位で効いてくるかもしれない。ただしGPUはAPUに直付けなので消費電力的にはもうちょいマシになる可能性が大。

繰り返しになるが以上は、両方ともGPUにメモリが直付けのビデオカード製品で成り立つ話なので、メモリ共有するAPUではまた事情が異なってくるだろうし、相対的な性能差で考えても信頼性はあんまり高くない。PS4の方が素のパフォーマンスは高い…という以上は製品出てからでないと判断できないところだ。 実効性能としては、CPUおよび各I/Fにおけるボトルネックや、GPGPUにどれだけ演算力を割くかによって、状況が大分変わってくる。

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かんこれ。 8月のイベントの流れは完全に普通のネトゲのビジネスモデルじゃね、という感じでした。ここで突っ込む人は突っ込むんだろな。

最初にちょっと覗いてみて、戦力不足で無理だと思って放置していたところ、図らずも正規空母が増えたり巡洋戦艦が出たり軽巡改修ができたりしたので、最終盤に手持ち資源突っ込んでやってみたのだが、案の定無理でしたみたいな。 ある程度駒が揃うまでは全体的にレベル上げ、という方針で惰性のままやってたら、微妙かつバランスの良くない戦力分布になっていた。
攻略とかは、運営ブログ以外見てない。何せ乱数に支配される部分が大きすぎて、分析するのは徒労なだけと見ておるのですが。

個人的には、消費リソースに金突っ込んだらその時点でゲームじゃなくなってコンテンツを普通に買うのと同じ意味合いになるような気がして仕方ない。
と申しますか、もともとゲーム性が乏しいところに持ってきて、このてのごり押し系攻略の強制は、一気に飽きが来る危険性も孕んでると思うんですけど今の人はSNSとかコミュニッティーの盛り上がりとかだけで乗り切れるのかしら。
それともこれがオールドタイプなのかしら。

そういや大和と武蔵は最後まで温存するのかと思ったが、違ったみたいだ。今後は計画艦とかまでズンドコと進むのかそれとも本店の次の展開に合わせて比較的短期間に店仕舞いまで持っていくのか。 ブラウザゲームの鯖コストなんて見当も付かないが、回収する段になったら不要な支出だろう。
何にせよキャラゲーなので、ゲームとしての展開が望み難いところではある。マス層が何を望んでいるのかなど想像するのもめんどくさい。今後の展開次第。

ブラウザゲーム(を含むネトゲ全般)は普通のゲームと違って、運営サイドのさじ加減一つであるし、サービス終了したら速やかに消えていく運命である、ということだけは確かだ。

Gethic On-Lap 1502シリーズ/Tegra 4製品いろいろ/GameStickの日本展開が発表されるその他

テスト用のPCにWindows 8.1PRをそのまんま入れてみたが、違いがよくわからなかったというかあんまり触ってない…

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スタバ齋藤先生Surface Pro大プッシュ。というか普通に欲しい。RTはPOPメール使えないとか舐めてるのかとおもた。
Win8のmailの時点でも思ったけど。

http://video.watch.impress.co.jp/docs/stapa/20130702_605631.html

唯一の泣き所はバッテリなのだが、ここはHaswell世代になると改善が期待できよう。

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Gethic On-Lap 1502シリーズ

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130705_606546.html

15.6のタッチパネルでフルHD。パーツレベルではノートPC向けの部材として既に供給されてるものだから、そろそろ出ないかなあと思い始めて一年ぐらい経った。価格は単純に供給量の問題とは言え、想定価格49800円。下位モデル(1366×768)でも34800円と、もはやUSBモニタの価格とは言い難い。

ただ10点マルチタッチでこれらの次に大きいものとなると、23とかで重量は6kg前後。可搬性は全然違う。USB給電もギリギリ可能っぽいから、使い方によっては便利そうだ。

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Tegra 4製品いろいろ

・REGZA Tablet AT703

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20130704_606326.html

Tegra 4の性能の参考。
現行のTegra 3と同様に、タブレット向けとスマートフォン向けでスペックが異なる可能性大ではあるが、比較対照としてSnapdragon 600のF-06Eが同世代。
これに対してTegra 4は、CPU性能で優位な一方、GPUでは劣勢とやや意外な結果に。とは言え解像度も違うし、一概には言えない。

ちなみにASUSのTransformer Pad Infinityも、ほとんど同等の性能と思われる(国内展開は未定)。

http://japanese.engadget.com/2013/06/03/asus-transformer-pad-infinity-10-2560×1600-tegra4-4k/

21インチタブレットみたいのはHP Slate 21。

http://japanese.engadget.com/2013/06/24/hp-slate-21-tegra-4-21-5-android/

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20130625_604999.html

349ドルとかえらく安い。日本で売るのかなこれ。

SHIELDはまだ売り出されてなかった。というか日本で売るとか売らないとかあったっけ…

http://japanese.engadget.com/2013/06/26/nvidia-shield-7/

と思ったらやはり未定か。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130627_605441.html

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GameStickの日本展開が発表される

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130701_605951.html

本体とコントローラで12800円らしい。OUYAよりもSHIELDよりも先にこっちが日本上陸することになる。Androidスティック系と見ればある程度潰しがききそうだ。サービスとセットじゃなきゃ難しいかもしれんが使い方次第ということで。

こうしてみるとARMというかAndroid勢のゲーム機も増えるなあ。

・富士通LIFEBOOK UH90/L

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20130705_605858.html

ここまで来るとレタッチとかRAW現像もノートでできそうな感じだ。

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Kabini/Temash搭載製品はBobcat世代よりはマシな感じになりそう?

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20130625_605000.html

HPはTouchSmartのラインで1機種。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130619_604373.html

ECSはA6-5200(4コア、2GHz)のオンボードmini-ITXを発表している。

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Xbox Oneの認証周りの仕様が変更されている。またどうせ変わるだろうということであまり深く突っ込まない。

http://japanese.engadget.com/2013/06/19/xbox-one-24/

24時間ごとの認証とか中古対策はとりあえず無しになった。冷静に考えればマルチプラットフォームでかたやDRMあり、かたや無し、という状況は考えにくい。いずれにせよハード、ソフトの両方で進めなきゃならない話なので、E3の時は一方的にハシゴが外されたのか、もっと簡単にMSの見通しが甘かったかのどっちかだろう。

むしろ今回の顛末で興味深いのは、MSに対して大手小売業者から相当の圧力が掛かった形跡があることで、事前予約情報などは、PS4が大きく優位と報じられていた。やはり米国市場を維持するには小売業者を敵に回すわけにはいかない。

その他未確認情報としては、Xbox Oneはロンチ時点で十分な数量が準備できないとする説もあるが、MSは否定している。これは実際にチップの製造キャパシティの取り合いになってそうなので、全くあり得ない話とも言い切れない。世代交代がロンチから全速力で進み出すかというと、そこも疑問が残る…という予想は前にも書いた。

でまあ、スペックシート上の性能、価格競争力でPS4がXbox Oneを上回るということになったわけであるが、Xbox Oneの公表仕様の中で、気になるというより実効性能的に未知数なのは、ESRAM32MBの存在。DDR3のメモリアクセスを補うだけでなく、CPU部のL3的にも働くとしたら、特にマルチスレッド動作時の効率に大きく関わってくるかもしれない。POWER7(4way SMTでコア数により16~32スレッドの同時実行可能)なんかでも共有L3としてオンダイのeDRAM 32MBを持っていた。GDDR5だとピークの帯域は広いものの、レイテンシの関係で同様のことはできない。

ESRAMに関する情報が少し出ている。

http://www.eurogamer.net/articles/digitalfoundry-xbox-one-memory-better-in-production-hardware

ESRAMの帯域が、公称102GB/sから192GB/sになったという話。量産シリコンでは読み書きを同時に行える(非同期?)見通しが立ったためとのこと。単純に2倍になってないのは、同時読み書きにする都合でメモリクロックが微妙に抑えられたから?という感じだが、所詮匿名ソースだし、よくわからない。そういや開発機のハイエンドVGAは帯域をシミュレートするためという見方もあったな。
今の段階でパフォーマンスが引き上げられたと言うことであれば、ロンチ近辺でパフォーマンス出し切れないとかの、よくある話に繋がる。Xbox360でもメモリが2倍に増やされたっていう件があった。

とかなんとか言ったところで、次世代もマルチプラットフォーム戦略が主流になればどっちかが最適化不足になるのは確定的であり、スペック議論は現世代以上に無意味かもしれない。なんせ最初っからマルチメインだからなあ。

Cintiq 13HDなどPC関連

Cintiq 13HD

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130327_593314.html

ワコムは、特に上位モデルに関しては、在庫管理というか新製品投入サイクルが巧みという印象を受けるのだが、液晶タブレットに関しては、わりと製品サイクルが長く、明確にプロユースとそれ以外を区分けして売ってきた。iPadなどのタブレット端末が流行りだしても(筆圧標準対応じゃないから)方針は変化しなかったが、Win8発売から状況が変わる。タブレット型PC+筆圧スタイラス対応製品が徐々に増えてきて、モノによっては数万で買えるやつも現れ、ワコム製品以外のも結構ある。特にイスラエル企業のN-trigが勢力を拡大中。この辺、ワコムは部材の供給元でもあるから、市場動向を比較的正確に把握することができてたはずで、スペックで負けないやつをそろそろ出しとくか、みたいな流れではないかと予想される。

大きさとして13.3の1920×1080は、結構いい線だと思う。が、逆に言うと、そろそろペンタブレット自体が技術的に、「上がり」に近いとこまで来てしまってもいる。タブレットとしての性能はIntuos3あたりでほぼ完成しており、例えばこれがワイヤレスになったり、ARMでもx86でもSoCを積んで単体製品化したなら、その先は単純な数値上の高解像度化ぐらいしか思いつかん。単体で完結した画板/製図板みたいな方向に進むのかどうかもよくわからんけど、コモディティ化が進むことはもはや避けられない情勢だ。

サムスンがワコムの株式5%を取得したのが今年の1月末だったが、

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130130_585777.html

モバイルデバイス向けで部品供給するのがメインになってしまうと、現在進行中のiPhoneこけたら皆こけた的な状況に陥るし、当然、単体製品としてのペンタブレットの展開に影響を及ぼす可能性もあるが、現時点では何とも言えん。
一方でサムスンの電子ペーパー+ペンタブレットみたいなもんも、可能性は出てくるか。

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MSI S20コンパーチブル型Ultrabook

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130329_593726.html

国内ではドスパラ版と思しい黒いのが先に発表されている。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130321_592553.html

色以外の違いはよくわからんが、以前もドスパラ版のMSIのタブレットがあった。全体的にはVaio duo 11と似たようなスペックで、ペンタブレット対応しない分?100グラムほど軽い。

ただし、Win8発売から今までの状況見てると、コンパーチブル型は主流にはなんなそうだ。業務用端末ならアリでも、一般コンシューマ向けでは求められてない感が凄い。今年の年末になるとレッツノートだけになってるかもしれん。
触った感じ、R822ぐらいごつい方が安心感があるのだけど、モバイルPCとしては単純に軽量型のUltrabookより重いのが痛い。合体型なら単体重量を軽くできるが、合体時はやっぱり重くなっちゃうので、煩わしさはあんまり低減されない。

ASUSの新型も合体すると2kg近い。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130307_590783.html

ちなみにVaio duoは直販で在庫一掃キャンペーンやってて、今ならこれらと同じぐらいの金額で買えたりする。

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タッチ対応で11.6型のUltrabook

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130328_593588.html

カーボン素材で1kgちょいの重量というのが売り。14のThinkPad X1 Carbonより小さいのが良ければコレか。でもX1も在庫一掃キャンペーン中で意外と安いので、値頃感はあんまり無し。

こちらはギガバイトのX11のドスパラ版ということらしい。

www.gigabyte.com/products/product-page.aspx?pid=4247

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ナナオからWin8対応23型マルチタッチ液晶T2381W

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130301_590023.html

スタンド含む機能面ではLG系のよりも上だが、かなり高価。前モデルは8対応無しと明記されているので、ナナオ製品ではこれだけ。

しかしどう見ても旧モデルとほぼ同一のハードで、8対応を謳ってきてる製品も存在する。グリーンハウスの21.5型2点タッチパネル。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130318_592205.html

5点とか10点とかの必要性が、まだよくわからんのだよな。最低2点でいいんじゃないかみたいな。

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ナナオS2100後継の21.3型1600×1200液晶モニタ

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130304_590273.html

4:3のニーズというと医療系とかかね。10ビットLUTなど微妙にスペックは向上しているが、やはりL997とは別ライン。

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AMDがRichlandを発表

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130312_591267.html

Richlandは単にTrinityの選別品であるという説と、製造プロセスにも改良が加えられたという説がある。なにげに設計変更された部分が多いので、多少改良されていそうではあるが、詳細不明。

Richlandの実製品として真っ先に出てきたのが、MSIのA10-5750M搭載のゲーミングノートPC、GX60およびGX70。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130329_593836.html

日本で発表されたが世界初だったみたいだ。モバイルGPUの方の8970Mというのは、まだ正式発表されてない模様。総合して前モデルのGX60の1~2割向上なら十分か。Haswell出るまでだが。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gpl/20121213_578324.html

デスクトップ向けがいつ出るのかは、Trinityの時同様にわからずじまい。

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AMD E2-2000オンボードのmini-ITXマザーボード

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130322_592722.html

たぶんBobcat最強と思われるが高い。Kaveriももうすぐだしなー。

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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130307_590796.html

アスクがCrucial M500シリーズを取り扱う模様。CFDとかも売り出しそうだな。960GB製品はどれぐらい入るのだろうか。買わないけど。
ラインナップと性能は以前の記事にあった。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130110_581267.html

DDR4の話題もあるが、こっちは少なくとも来年中はサーバ向けに留まる感じだ。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/20130304_589890.html

コストかかるっぽいし、コンシューマ向けはモバイルメモリが伸びてきそうだし。
まあIntelがデスクトップPCをどうするか次第か。

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NUCでファンレスなPC

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130329_593736.html

筐体が放熱する構造なのでコストはそれなりにかかる。結果、9万超え。
この中身とサイズでファンレスというのは今までなかったかもしれない。

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HGSTがHDDの記録密度を2倍に向上する技術を開発

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130301_589984.html

分子自己組織化というのはナノテクノロジー的には重要項目の一つ。

http://www.sigmaaldrich.com/japan/materialscience/micro-nano/sam-learning.html

記録密度の向上に関してはこの辺か。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20130117_582047.html

2013年のゲーム機とか

年末からこの2ヶ月ほどの間にコンシューマゲーム機関連の話題がいろいろ出たので適当にまとめておきたい。

ログインできない間に書き足していったらやけに長くなった。

・WiiU

年末商戦で唯一投入された新型据置機としては、まずまずの出足だったみたいだが、実際に発売されてみるとパフォーマンス微妙?みたいな空気になっている。そこそこ高性能という予測は、プロセッサの製造プロセスが32か28nmというのが前提だったので、40nmプロセスで製造されているとなると大分話が違う。電源とか冷却が大掛かりになるのを嫌うのはわかるけど、初期の製品ではシュリンク前提で消費電力高めに行っても良かったんじゃないかという気がした。
となると、パフォーマンスで有利なのは世代の新しいGPU部分のみということになり、今後のソフトメーカー側のマルチプラットフォーム戦略にうまく乗れるかどうかという点については、やや不安を残す。

また、初期出荷分の大きなアップデートや、ゲームパッドでのプレイに意外と制約があるなど、任天堂らしくない未完成感がある。と思ったけど3DSも段階的にアップデートして行ったんだっけか。
とは言え今後の手当てがどこまでできるかの方が重要だろう。
むしろファーストタイトルが遅れてるっぽいのは痛いかもしれん。サードの動きも表面上は活発でない。

モーションセンサ対応よりは2画面化の方が作りやすそうに思えるが、移植性の問題は残る。

国内においては3DSの地位はそれなりに磐石に見える。が、海外は各種タブレット勢に押されてる感が否めず。2013年はポケモン次第?
若年層にフォーカスしたタブレット製品が直接の競合だろうけど、それより普通のタブレットの方が売れたっぽいな。やはり差別化ポイントが独自サービスのみ、というのはリスクが高いか。

参考:

国内の初動はWiiの2割減。

http://mantan-web.jp/2012/12/11/20121211dog00m200019000c.html

1/23の任天堂ダイレクト。直近の発売タイトル未定。

http://www.nintendo.co.jp/wiiu/direct20130123/index.html

・PS3

海外においてはSCEファーストのデベロッパを複数解散、国内においては徐々に独占コンテンツがアニメ系に偏ってきているのが現状で、何のかんのでモデル末期感が高まりつつある。特に国内では、裏表のあらゆる手段を駆使して優位を保とうとした(と思う)が、前世代一強だったPS2からの世代交代は、ほぼ失敗した、と結論しちゃっていいだろう。
開発費の高騰と大きな逆ザヤはソニー本体にも大きなダメージを与える結果に繋がったと言われ、既にブルーレイ市場も頭打ち気味とソニー全体の凋落をある面では体現している。というか独占・引き抜きの規模がしょぼすぎて泣ける。Vitaの出て1年でハード末期みたいなムードといい…

その辺を強く印象付けたのが、2012年末の「PSアワード17年ぶりミリオン無し」との報道だった。ただし機種別の推移を詳しく見ると、PSPがDS後退期にMHでヒットを飛ばして何とか面目保ってただけで、PS2時代から市場縮小し始めていたのが如実にわかる。

参考:

プレイステーションアワード : PSソフト、ミリオンなし 初回以来17年ぶり

http://mantan-web.jp/2012/12/03/20121203dog00m200034000c.html

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全然関係ないが、最近セガの旧作XBLAやってて思ったこと。

今あるゲームのフォーマットって、対ユーザの部分に限って言えば、間口を広げる努力が中心になって発達してきた経緯がある。アーケードゲームの時代、ゲームの操作に慣れるところからゲームが始まっていたのが、だんだんと初見でもそれなりに遊べるよう変化していった。
その流れは1990年代中頃まででだいたい完成の域に達してしまって、以後は3Dに置換したり、間口を広げるセミオート化、あるいはその逆の極端な複雑化に走るばかりだった。

ネットワークが発達してからは対人プレイが隆盛してきたけど、これも複雑なルールは受け入れられにくいように見えるし、プレイヤー同士のコミュニティなどの別種の問題も抱え、最後は袋小路に行っちゃいそうな感じがする。
ゲームの可能性を拡大したという意味では、任天堂が先鞭を付けたUIの変革の方も大きいのだが、ソフトメーカー側が対応していくにはリスクが伴い、時間も掛かる。そしてWiiリモコンにしろMoveにしろKinectにしろ、結構露骨に敬遠された経緯がある。

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・XBOX360

年末商戦は、ワールドワイドでは欧米の市場縮小の煽りを受けつつ、前年比での下げは最小限に留めた模様。
従来のライフサイクルを当てはめれば末期もいいとこのはずなのに、SmartGlassなどの新機能が追加されたりと異例の機能拡張を遂げている。

この状況からすると、次世代機最大のライバルは現行機という流れになりかねない。と感じる一方、ここに来てまだ360に投資を続けるということは、別の展開の準備を兼ねてるようにも思える。XBOX TVと呼ばれるものが怪しいが、次世代ハードの開発は非常に厳しい守秘義務契約の元で進行していると言われており、実体は不明。

国内は色々とダメ。MS自ら市場を立ち枯れさせたツケであるが。
でも日本を抑えたSCEは死にかけており、いくらPS3がXbox360にハード販売数で並んだとか追い越したとか喧伝されたところで、利益には繋がってないのが丸わかり。そういう目線で見ればこの方針で成功…なのかなあ。ユーザとしては納得いかねえけど。

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・次世代コンシューマゲーム機

後藤記事の、半導体大手のプロセスルール開発の停滞が大きく影響した、という説明は、かなりの程度当たってると思われるが、今のところ一番割を食ったのがWiiUということになる。

また残る2社の情報戦は、1月中頃から急に激化した感がある。そのタイミングを見るに、MSのカウントダウン公開が引き金になったのは明白。開発機のスペックを実機のスペックと混同させようとする意図もありそうでわけわからん。

次世代のPSとXboxが似たような構成になるといった出所不明のネタ(しかもリサイクルというか既視感のある噂)が唐突に流布したり、ソニーの幹部がわざわざ言及したり。

この手の仕込みは現世代の発表前と似ているが、PS3発表時の「一強ハードの後継機で超高性能カスタムプロセッサ搭載、打倒Wintel(懐かしい)」というような楽勝ムードは皆無で、大手メディアもPS3/Vitaの世代交代失敗を記事にする有様で、効果は決して高くなさそうに思える。そのうえ、ソニー本体の財務状況というハードルは技術面のそれよりも明らかに高い。

まあその辺は目をつぶるとして。

PS4(仮)については、メモリ容量などの細かいスペックはともかくとして、APUを中心とする構成が、ほぼ確定のように見られている。
こうなるとPSPとPSVitaの関係のように、互換性は絶望的。
PS3互換の奥の手として、クライアント側の処理を多めに取ったクラウドゲーミングを主軸とすることも考えられるが、たとえ通信量を減らせても同期とレイテンシの問題は残るような気がするんだよなあ。
それはそれとして興味深いのは、ハード構成がSteamboxと似通ってくる点。Windows排除したらこっちも互換性は無くなるし、AMDのAシリーズを使うと予想されてる。

でももっと突っ込んで考えると、PlayStation OSを活用する云々という事になれば、今度こそ最新プロセスでA15の多コア仕様にして、「やけに高パフォーマンスなスマートテレビ端末」+「クラウドゲーミングでPS2/3互換」みたいのの方が良くないか。ARM系ならVitaのタイトルがそのまんま動かせるかもしれないし、Androidとの互換性も保ちやすい。x86を選んでもWindowsやPCゲームとの親和性は高いがそれだけの話で、OS自体を移植する手間もコストもかかる。

以上を踏まえると、一番磐石に見えるのは次世代Xboxということになるが、最初に書いたプロセスルール問題がどう影響するか、さっぱり見えない。
今年はXboxTV、来年は次世代Xboxみたいな展開もありえるだろうか…

個人的なところで言えば、現世代で最大の収穫はFORZAシリーズだった。だからFORZA5とかHORIZON2が出たら、本体が日本で発売されなかろうが、とりあえず買うと思う。
次世代Xboxの日本発売を疑問視する説には、ある程度の説得力はあるが、逆にある程度の反論も可能なので、ぶっちゃけ不毛であり割愛。

参考:

とりあえず後藤記事を。ただし次世代Xboxに関してはほとんど言及されてない。

Steamrollerが消えたAMDロードマップの変化と、次世代ゲーム機の行方
※現在、Steamrollerに関してはロードマップ上でKaveriが復活し、2013年内出荷となっている。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20121121_574241.html

AMDのカスタムAPUを使う次世代PlayStation

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20121225_580059.html

それから最新の平井社長インタビュー。PlayStation OSの活用に言及したり、また単体ハードとしてのPS4は出ない、と読めなくもないので、後々重要になってくるかも。小粒感とかフェアウェイとか相変わらず意味判らんけど。

http://japan.zdnet.com/cio/sp_12executive/35027310/4/

 

・その他新ハード

どれもこれもとりあえず出してみる、みたいな実験ハードっぽさが凄い。
胡散臭さの質は異なるが特にSHIELD(GPU使ったクラウドゲーミングのプロモ用と見られている)とOUYA(ビジネスモデル的に到底うまく行きそうには思えない)はどっちも胡散臭い。
成功するには敷居を極限まで下げて無理矢理普及させるか、キラータイトルを用意するかしかないけど、どっちもかなり難しいだろう。

参考:

NV関係の後藤記事。
NVが最大限に我田引水してゲーム業界の状況を説明するとこんな感じなのか。みたいな。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20130115_581641.html

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20130116_581782.html

CESで発表された新ハードのまとめ。プレスリリース読むより楽程度の情報しかないけど。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130118_582130.html

http://www.4gamer.net/games/036/G003691/20130119001/

Android系は正直どうなのかなあ。外付けのデバイスを標準化するのって案外骨だし、「そこまでしてやりたいゲーム」を用意するのが大変そう。その手のゲームは手頃さが売りで、専用ハードとは相反する。

CES2013など

鯖の重さが尋常でないが移転先もおもいつかんので再開。

下書き保存や修正投稿とかも失敗することがあって、Ctrl+AとCtrl+Cは欠かせない状況である。

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とりあえずCES前後の発表から。

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パナソニックから4Kの大型タブレットが発表される

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130109_581050.html

タッチパネルはIPSα。20型の解像度3840×2560で、縦横比的にはCADや写真用に向いている。230dpiはアップルの言うRetina解像度と同等。筆圧感知もアリっぽいが、まだ詳細は不明。サイズ的なイメージは、A3原寸表示+枠、といったところで、重量2.4kgは十分軽い。

バッテリ内蔵だが、駆動時間は二昔前のスタンダードノートPC並の最長2時間に過ぎず、タブレットよりも、液晶一体型に近い。この点はマウスコンピュータのやつと同じだ。一体型では、VAIO TAPなんかも20型だったっけ。まあ液晶部分のスペックだけでも十分差別化できているけども。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/nishikawa/20130109_580896.html

これらはスタンド込みとは言え、重量が5kgぐらいある。

その他ハードウェア的な特徴としては、Geforce搭載という項目。VRAM1GBぐらいないと厳しそう。そもそもHD4000の最大出力解像度を超えてるかもしれんが調べる気もなし。

で、値段高そう、というのが大方の予想だろう。
IPSαがどういう形でこのパネルを供給するかはまだわからないものの、とりあえずモニタとして使いたいという人は多そうだ。
と思ったら今はIPSαの製品って、完全に「パナソニックの液晶会社の製品」になってるのか(当初は日立が液晶事業を売りに出し、東芝とパナが出資する形でスタート)。じゃあどこのメーカーからでも出る可能性があるか。

国内メーカー製品も、半端に技術を出し惜しみしなかったら勝負になったんじゃないかというのが結構ある。出し惜しみして差別化ができなくて安売り競争に沈んだり、模倣製品が出るまで高値を付け続ける意味もあんまりない。

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AMD、Temashのデモンストレーションとロードマップ更新

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20130109_581018.html

TemashはTDP5Wで最大4コア、新しいJaguarアーキテクチャとなっている。Bobcatアーキテクチャからの性能向上は大きく、公称ではHondoの倍。コア数が2倍になったことを差し引いても、IPCは相応に向上していると思われる。このクラスではAtomを大きく引き離し、TDP15WのKabiniではGPUの優位と合わせてIvyBridgeに迫る性能を発揮する…ことになっている。低クロックの方がIPCの差による性能差も縮むので勝負しやすい、というのは前も予想したような気がした。

ロードマップはほぼモバイルしか見えないに等しい状況ながら、SteamrollerアーキテクチャのKaveriが2013年後半になっており、一応出す気はある模様。
また、JaguarのパフォーマンスがBobcatよりも向上したことで、Trinityの1M2C、つまりローエンドAシリーズ(A4とか)までカバーする流れになりそうだ。ローエンドのAは、Bulldozerアーキテクチャ以後の多コアを前提とした設計を最小構成1M2Cで使うアレな状況だったので、これがまともな4コアになるだけでも期待できそう?
そして製品の種別はA/E/Cなどの分け方ではなく、全部Aになるっぽい。Aの後の数字で性能を示す形。Jaguarコアの適用範囲が上の方に広がるからだろう。
RichlandはGPU部が変わる以外にもCPU部で若干の性能向上が見込まれてる。Piledriver発表時に期待された性能に、どこまで近づけるのか。

試作のTemashタブレットについては、厚さ10mmと書いてある。以前ACERが出したC-50のWin7タブレット、Iconia W500では20mm近かった。C-50のTDPは9Wで、後にマイナーチェンジしたZ-01が5.9Wまで下げているものの、その低TDPを活かした筐体の製品は、結局登場せずに終わった。
現行のIntelプロセッサもので、厚さ20mm級のタブレットというのは、i3-3217UとかのULV版IvyBridge、TDP17W級を積んでいる。一方、Atom Z2760の製品では、厚さ10mmを切って重量もiPad等ARMタブレット勢に比肩する軽さに仕上がっているから、TemashタブレットはAtomタブレットとIvyBridgeタブレットの中間、どっちかというとAtomタブレット寄りで微妙に高性能、といったあたりを狙ってると思われる。

こうしてみると、W700とかは従来型Windowsタブレットを踏襲した筐体になってるのがよくわかるな。
でもTDPはC50より大きい。22nmプロセスとは言え、公称ほどクロックが上がらなかったりするのだろうか。

当面の新製品としては、JaguarコアのTemashとKabiniが既にOEM出荷開始されてて、Richlandも投入される。
だんだんと延期しなきゃいいや位になってきた。

あとConnected Standby非対応とあるが、ここら辺は要件厳しいから無理なのかもなあ。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20120412_525532.html

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IntelはHaswellのデモなど

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20130109_581021.html

次世代AtomのBayTrailは2013年末商戦期に投入予定。

またIvyBridgeのYプロセッサはバッテリ動作時クロックダウン仕様。なのはいいのだが、SDPって何ですか。

http://japan.cnet.com/news/service/35026726/

消費電力を半減したと言いつつ実はクロックダウン、というオチだが、これだとパフォーマンス面での優位が薄れそうではある。まあセールスには大して影響しないと思うけど、AMD側から見て、JaguarでAtomだけでなくIvyBridge-Yにも対抗すると考えた場合は微妙に好材料かもしれん。
そういやZ2760でも電源抜いたらクロック下がってるとかいう話もあったような。まあIntelらしいと言えば、らしい。

ハードウェア上の制約が少なくなって、いろんな形の製品が出てきたのは、悪いことではない。

レノボ関係。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20130107_580789.html

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20130111_581354.html

Razorはゲーミング系にWin8タブレットを持ち込んでいる。画面が10.1で十分なのかなあ、という気はするが。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20130110_581163.html

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あと、サプライズ的な話題になったのがNVの携帯ゲーム機SHIELD

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20130111_581395.html

Tegra4のプロモーション用といった趣。Razorのゲーミングタブレットとも共通するが、PCゲーを小画面でストリーミングプレイするニーズがどれぐらいあるのかは謎だ。
詳細は2月のMWCと書かれている。ロンチタイトルとか既存ゲームの対応状況もわからんので、先行きは全く見えない。

据置のゲームパッドに液晶画面をくっつけちゃうのは、何かのハードウェアMOD(メーカー非公認改造の類)とかでやってた気がした。しかし、この形で量産されるプロダクトは初だと思う。

年末年始のゲーム関係は、OUYAの話題とかとまとめて別記事で。

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ASUS PadFone 2を日本で自社発売

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130110_581229.html

ついでにSIMロックフリー。こういう売り方はちょっと珍しい。
排他利用になるものの、79800円は微妙に安い。ような。

Celeron 847オンボードのmini-ITXマザーボードが増える/NUC発売/OCZ Vectorのレビューから最近のハイエンドSSD動向を考える/Opteronの2014年までのロードマップ

Celeron 847オンボードのmini-ITXマザーボードが増える

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121206_577574.html

ギガバイトも発表したので、ECS、Biostar、MSIに続いて3製品目ということになる。
最初のが出たときTDP17W版Sandy Bridgeの在庫処分なのかと思ったが、この値段はAtom Dシリーズの後継みたいな感じ。TDP17WはAtom Dシリーズよりは高いものの、ACアダプタでも十分いける範囲だから、自作的にはファンの有無以上の大差はない。

D2700がLPIAで2.13GHz(2コアHTTあり)、Celeron 847がSandy Bridgeで1.1GHz(2コアHTTなし)。クロック的にはいい勝負かもしれないが、64bit対応や最大メモリ量やDDR3-1333デュアルチャネルへの対応を考えると、847の方が変なボトルネックは少なそう。
またGPUは、Intel HD Graphicsの方が、PowerVRよりはまとも。

E-450やその後継のJaguarコア(Temash、Kabiniなど)対策を早々に始めた感じなのかもしれない。
低TDPのこのクラスを拡充しようという動きも実際にある。

http://www.cpu-world.com/news_2012/2012120501_Intel_to_launch_10W_and_13W_Ivy-Bridge_processors_in_Q1_2013.html

NM70の仕様は7シリーズのドキュメントに記載されてた。23頁。

http://www.intel.com/content/dam/www/public/us/en/documents/specification-updates/7-series-chipset-pch-spec-update.pdf

チップセットの機能は必要最小限という感じで、USB3.0もeSATAも無し。モバイル向けだしな。
マウスコンピュータは同様の構成でVESAマウント装着型のPC完成品を出した。結構安い。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121130_576463.html

話をギガバイトのマザーボードに戻すと、IDEやPCIあり、PS/2、シリアルポートありで大分レガシーな作りになってる。光学ドライブを使い回したい人向けなのか?

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NUC発売

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20121201/ni_cdc3217by.html

ベアボーンで売り出しているので、ストレージとメモリ足してOS買ったら6万ぐらいかね。

これに先立ってM/Bとアビーのケースが発売されたのがさすが秋葉原というか何というか。

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20121124/etc_intel.html

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20121124/etc_abee.html

あと、ドスパラは完成品としても売り出している。

http://www.dospara.co.jp/5shopping/search.php?tg=8&tc=457

Mac miniの方が安価で使いやすそうなんだよな。中身いじり難いけどUSB3.0いっぱいあるしi5だし。

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OCZ Vectorのレビューから最近のハイエンドSSD動向を考える

http://www.xbitlabs.com/articles/storage/display/ocz-vector.html

http://www.tomshardware.com/reviews/vector-ssd-review,3358.html

全体的には、サムスンといいOCZといい、内製のコントローラを使ってるところが速いのを出してる。
それとマーベルを使ったプレクスターのやつと、コルセアのNeutron GTXというやつ。この辺の中身の一覧がXbitの方の最後の頁に出てるのでわかりやすい。

プロセス微細化が進むと自前でコントローラまでやった方が性能を引き出しやすい、というのは確かなようだが、もう値段の叩き合いになってるから今後はかつてのDRAM市場みたいな展開に?

次買うのは240GBにするなり。

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Opteronの2014年までのロードマップ

http://www.xbitlabs.com/news/cpu/display/20121203164423_AMD_to_Release_Next_Generation_High_Performance_Microprocessors_in_the_Second_Half_of_2014.html

このロードマップからわかるのは、サーバ向けが2014年前半までPiledriverコアの製品というのと、2014年後半に製品ラインを統合して、2P以上鯖と1P/クライアントAPUの2本立てにしてることだけ。
アーキテクチャがどうなるか全く判らない。
この書き方だと、Piledriver改良のSteamrollerを飛ばして、アーキテクチャをローパワーAPUとも統合したExcavatorに進めるというのも、ありそうには思える(コードネームは多分もう変更されてるだろうけど)。

で、2014年の28nmプロセスの詳細は不明だが、GFはSTMicroelectronicsと共同で完全空乏型SOI(FD-SOI)に取り組んでいる。

http://www.st.com/internet/com/press_release/c2680.jsp

28nmの次は20nmがモバイル向けに提供という流れ。また2014年から製造するという14nm XMはFinFETだが、たぶん28nmには適用できない。

http://eetimes.jp/ee/articles/1209/21/news110.html

14nm XMは使えないので、まあ28nmなんだろうなあ。

やや気になるのはロードマップの凡例には20nmを示す赤があるのに、表には赤が現れていないこと。
まだ流動的な部分もあるんだろうが、正直なところスケジュール前倒しには期待できない。

28nm FD-SOIの出来がどうなるのかも謎であるが、とにかく動作電圧を下げるのには有利とされている。

https://www.semiconportal.com/archive/editorial/technology/process/110221-soi.html

試作である程度は目処が立ってるのかもしれん。

しかし生き残れるかはJaguarの出来次第だろうか。CESにて試作品が非公開でデモンストレーションという噂はある。

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ついでにHaswellからBGAパッケージが主流に云々の観測気球に対する反応がIntel、AMD両方から出てる。

http://www.xbitlabs.com/news/cpu/display/20121205214540_Intel_to_Support_CPU_Sockets_for_Foreseeable_Future_Company.html

http://www.xbitlabs.com/news/cpu/display/20121205231518_AMD_Vows_Not_to_Drop_Microprocessor_Sockets_in_Next_Two_Years.html

まあなんというか、日本から大々的に話題が発信されたケースは珍しいと思う。
最近は中国語だけじゃなくてトルコ語やら何やら、ソースはどこでもいい感じになってきてはいるが。

そんなことよりKaveriは何とか来年中に出して欲しかった。おわり。

Win8関連の製品レビューなど/シャープがIGZOで4K2Kで32型のモニタを発表/LGがカラマネ系モニタに本腰など

最近、鯖の調子が悪い。

というかインプレスの頁が縦長特化しやがってくれたので見難い。

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Win8関連

・Touch8

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121206_577573.html

http://www.mvpen.co.jp/touch8/

ノートPCに増設するタイプのタッチペン。ペンの位置(距離)を検出するタイプのポインティングデバイスなので、かつてのライトペンとは原理が全く異なる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%9A%E3%83%B3

線は付いてないし光らないけども、まあ使い方はライトペン。マルチタッチというわけでもないし。
ただし精度的にどんなもんだかよくわからない。

サイズの制約からノートPCでしか使えないが、17インチまでなら大抵のノートに使えると思われる。

・Iconia W700

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20121127_575331.html

i3のWin8タブレットで、i5製品よりはスペックを抑えた分安い。性能的にどんなもんかと思ったけど、64GBの割にストレージのスコアが高く、CPUの劣勢をある程度カバーできている感じ。問題は容量だろうか。エクスプローラで見たら残りは40GB程度らしい。

i5のUltrabookより電池はもつ感じかな。その辺のバランスを考えると、モバイル的にまあまあな構成と言えるのかもしれない。

・Aspire S7

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20121207_577630.html

Acerの変態日本語キーボード配列に触れるレビューは少ない。と思ったら、今回のはいつもより更に悪化しているのか。

CPUは速いものの電池は他と同じなので、TBかかるとどんどん稼働時間が減りそうな気はする。まあi5はみんなそうか。またRaid 0で64GBを2台積んでるが、あんまり優位性が感じられなかったりもする。

・Surface with Windows 8 Pro

http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20121130_576535.html

2013年1月発売予定で、スクリーンは10.6インチ、CPUはi5。64GBの899ドル、128GBの999ドルの2モデル、キーボードカバーは別売りだがタッチペンは付属する。

発売時期、値段と付属品関係の情報が初出かな。あと正式名称が長ったらしいので、結局Surface Proと呼ばれるのではないだろか。

特別に戦略的な価格というわけではないし、ハードの出来そのものを別にすると、あまり特筆すべき事はなさそうな印象だ。

なお11月末頃に次世代製品の噂も出ていて、

http://jp.techcrunch.com/archives/20121203microsoft-rumored-to-deliver-three-new-surface-tablets-in-2013/

RT2は8.9に小型化してクアルコムのCPUが採用され、Proは11.6にやや大型化してAMDのTemashが採用され、その上にSurface Bookなる14.6(マルチタッチ付きか?)のUltrabookのハイエンド製品が追加されるとされていた。
この情報が正しい前提で言えば、iPhone/iPadのような1モデル展開から上下のラインナップを揃える普通のPC的な製品展開に変わる。RT2以外は解像度を一段ずつ上げてくると予想しておこう。でないと競合との差別化も中途半端になるし。

発売時期は微妙なところだが、それぞれ現行モデル発売から1年後ぐらいに出てくると仮定すれば、TemashやHaswell搭載でスジツマは合ってくる。

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シャープがIGZOで4K2Kで32型のモニタを発表

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121128_575609.html

弾になりそうな製品はとりあえず発表しとけ、という感じの最近のシャープ。

このクラスはもはや高いのか安いのかさっぱり判断付かないのだが、アドセンスのリンクからEizoの36型4K2Kモニタというのをクリックしていくと、

http://direct.eizo.co.jp/shop/c/cFDH3601/

FDH3601というのが出てきた。DuraVisionという産業用モニタのラインで、36.4型。こちらもバックライトはLEDだが消費電力は標準162W、最大350W。重量は27.9kg。

ハード自体は37型と32型のテレビの差ぐらいはあるとして、消費電力はシャープの方が低く、軽い。価格差は、こっちが252万するから、5倍以上違う。ただし表示品質の差は不明。
といったところ。他のデジタルサイネージ用?みたいのは、サイズがでかくても解像度1920×1080がほとんどで比較対象にならないため、結構安い感じではある。IGZOは製造コストも下げられるという話だったので、その辺が効いてるのかもしれない。

価格の30インチ以上のリスト。

http://kakaku.com/pc/lcd-monitor/ma_0/s1=30-/s3=2073600-/s2=1/

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LGがカラマネ系モニタに本腰など

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121205_577352.html

27EA83-Dが27インチ2560×1440の10bitパネルでハードキャリ付属で7万とか価格破壊過ぎだろ…と思ったけどこれでも高いと感じる人が多いようで、どこまでデフレなんだという感が以下略。
某社とか某社が他に使い道が全くないキャリブレーションソフトまで別売りにしてきた歴史をしらんのかと。
しかし個人的にはムラ補正以下略。
23ET83V-Wは、多分同じクラスの23タッチパネルを使った製品がAcerからも出てる。

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20121206_577524.html

Dellのも23だった。全部中身が一緒かは定かでないが、今のところWin8以降のマルチタッチ液晶は23ばっかり。

そして29EA93-Pはシネスコの縦横比をどうすんのかという感じだが、ゲーム機を2台、D4で繋いで、モニタ1台で2画面対戦/coopという使い方はどうだろうか。

Intelのポール・オッテリーニCEOが退任/Steamrollerはいつ登場するのか/Xbox TVの噂/その他ゲーム関連など

Intelのポール・オッテリーニCEOが退任

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121120_574135.html

かつてIntelの顔だった人々はほとんど去っている印象がある。オッテリーニCEOは生え抜きから最高責任者にまで上り詰めたので、簡単に転職したりする感じでもなく、とは言え40年近く勤め上げたとある通り、いい年になってた。しかしフォーブスの記事を見てみると、オッテリーニCEOの歳は62で、定年が65歳というから、あと3年残してることになる。

http://www.forbes.com/sites/ericsavitz/2012/11/20/intel-why-did-the-board-boot-paul-otellini-and-now-what/

下の方には投資関係筋の見方が載っており、大雑把に言ってしまえばARMにやられてるのにPC、x86に固執して方針転換が遅れたとか、その辺の責任について言及してるものが多い。
今年になるとIA事業は赤字で、再編中という状態になっていた。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20121120/438481/

実際に退任するのは半年後の2013年5月の株主総会とのことで、新体制を再編する時間はとるようだ。
失敗もあれど、製造プロセスで最先端を走り続けられれば、長期的にはどうにでもなりそうなところもあるので、悪い材料しか残ってないわけではない。
オッテリーニCEOの時代では、モバイル系の寄り道はいい結果が出なかった。その意味では、初めからx86のSoCで勝負していれば…というのはあるが、そもそも一度製品化に失敗しているという見方もある。

こうした状況であれば、赤字だろうが見通しが立たなかろうがしがみつく手合いは少なくないが、逆に自ら退く決断をできるのは、生え抜きだからこそなのかもしれない。

それにしてもIntelの顔というか、昇格人事の名前もほとんど聞いたことがない。これも時代か。

関連して、BroadwellではLGA廃止という話も出ているらしい。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20121122_574440.html

まだプランの段階だろうから、こういうこともあり得る、程度で。
PCメーカーへの影響を考えるとOEM筋の意図的リークっぽい。Win8の時も似たようなのがあったような。

Intelのアーキテクチャ開発におけるTick-Tackモデルについては、もっと単純に互換CPUへの優位を保つための、平たく言えば対AMD戦略でもあったわけなので、その役割は終わりつつあると考えても不思議はない。まあメインストリーム系とLPIA系との2系統に集約し、その後は統合を模索していく感じかとは思えるけども。

そこら辺も含め、半年かけて青写真を作るんじゃないかね。

自作の終焉的な取り上げ方もされているが、SoCで全部できれば、究極的にはそもそも用途を考えて使い分ける必要すらなくなる、というのがある。
メモリなどの各要素がデスクトップに追いつくのは、メーカーが言うほどスムーズには行かないにしても、まず間違いのないところだ。

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Steamrollerはいつ登場するのか

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20121121_574241.html

一部ではAMDがx86ハイパフォーマンス路線自体を放棄するとまで言われているが、2013年にSteamrollerが出ないのもほぼ確定的なので、売却の噂と併せて様々な憶測が飛んでも仕方ない状況にはある。
それよりCellの製造とGFのプロセス立ち上げの関係の下りが興味深い。ラインの試運転は大事だ。

あとはいつもの28nm世代というより32nm以降はグダグダ(Intel除く)、という話に繋がるが、次世代コンシューマゲーム機のロンチにも影を落としているというのはその通りなんだろな。

PS4に疑問を投げかける声は海外の方が強い。特に北米では、競合に対して明確な数字の差が出ているのが大きい。
某所で取り沙汰された記事では、

http://masonicgamer.com/why-the-ps4-may-fail/

今世代、Xbox360に後れを取ったPS3で、PS2と同様の策をとるのは無意味、とか何とか。

ARM参入でも、Jaguarが無くなる話は出てこない。x86でも相対的に差の小さいローエンドならまだ勝負しやすいとも言えるが、次世代Atomに対しては、製造プロセスとLPIAからの脱却で更に一歩先行される可能性が大。

http://mobilegeeks.com/leaked-intel-atom-tablet-roadmap-bay-trail-t-valley-view-t-detailed/

以前の噂に沿った感じのスライドがリークしている。22nmプロセスで2014年、HTは廃止で4コア、アウトオブオーダの新アーキテクチャ、Intel HD Graphics系のiGPU。このスライドだとGPU性能はClover Trail、Z2760のPowerVR SGX545の三倍超で、DX11対応だ。これが本当に2.2GHzで来たら、Aシリーズ下位製品も食われそう。
Core iの方も消費電力下げてくるので、どのみち厳しいだろうが。

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Xbox TVの噂

http://japanese.engadget.com/2012/11/21/2013-xbox-tv-oem/

RTの半端な立ち位置とかからも、未発表の何かが存在しているのは予想できた。
というか、ローコスト路線の次世代Xboxが計画されている、という話が出たときに、360後継とは別の下位互換なSTBがあるかもしれん、と思った人は多かったと思う。比較的それらしい情報が全く別のコンセプトで2種類出てたからな。
Xbox360のダッシュボードが動くTVというのは、かなりイメージしやすいところでもある。

当時はARMで動く、現在のWinRT互換みたいのを想像していたけど、しかし敢えてXboxの名を冠するとしたら、28nm世代とかのXCGPU使った360互換ワンボードという線もあり得るのか?

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http://www.hobby-wave.com/LINE_UP/kit/galaga/galagafighter/index.html

もはや装甲コクピットとガンポッド周りの時点でわかる人にはわかる感じだが、すごく横山宏っぽいギャラガ自機。
主翼のようで主翼でないデザインは凄い。側面はドッキング部だから逆テーパーにしている風、とってつけたようなリブが入ってたりして、やたらにかっこいい。やはりこの手のメカは「部品の集まり」じゃいかんよな。とは思うけど、もうあんまり気にする人いなそう。

オフィシャルではUGSF史に組み込まれているので、デザイン的にこれでいいのかっつーのも微妙にあるが、あの年表も後付感が凄かったしな…

http://ugsf-series.com/

ドット絵だと、何となーく松本零二っぽい感じ(プロペラむしったレシプロ戦闘機で何か長細いものが翼端についてる)でもあったと個人的には思う。

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http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20121121_574418.html

期間限定安売り。スペースチャンネル5パート2とモンスターワールド買おうかな。

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http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20121120_574252.html

PS3用ツインスティックのプレオーダーから始まったネタは結局マーズなのか。まあPS2アーカイブのベタ移植で対応できるから、流れ的には不自然ではない。個人的にはマーズは遊んでなくて、フォース限定版のサントラでしか知らない(急に変なエロボイス?が流れてびびった)わけであるが、コアな方々にはあんまり評判よろしくなかったような。あと、プラモも箱は見た。

これでPS3ではOMGとマーズ、Xbox360ではOMGとオラタンとフォースが遊べるというわけだ。しかし普通の展開としては、オラタンやフォースを出してからマーズじゃないのかっていうのはある。マーズ以外は零から移植だから簡単にはいかない、というところから察するに、SCE側との連携企画という感じでもあるが…

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http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20121120_574263.html

もう銀河系メカ美少女ぐらいで驚きはなく末端重量を徒に増やさないデザインは評価したいけどあえて頭部丸出しなのはどうなのかっていうかビジュアルワークス使ってんのかなこのデモCG。そりゃスクエニのソーシャルは儲け薄いわ…と思わされる一端を垣間見た気がしたが特にソースは無い。
単純に3Dで動かす前提だと、メカを盛りにくくなるというのはある。などと急に素に戻ってみたりもする

液晶モニタに取り付けるタッチパネルキット新型/GH-PTB10W/DELL U2913WM/ASUS TAICHI/Intel NUC

液晶モニタに取り付けるタッチパネルキット新型

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20121110/etc_touch.html

外付けタッチパネルキットは普通の店で売ってることが少ないが、モジュール等の形で供給しているメーカーは国内にもある。
昔見たのは確かVistaの頃で、抵抗膜式。透明度がいまいちだったりして微妙な印象が強かった。値段が安かったわけでもないが、当時タッチパネルはほぼ業務用デバイスの扱いだったから、それよりは安価な選択肢になっていた。その状況は、Win7発売後に光学式の安価なコンシューマ向け製品が出るまで続く。

で、Win8登場とともに2点とは言えマルチタッチ対応した製品が登場。少なくとも抵抗膜式ではなさそうな感じだが、詳細不明。

どうせならもっとサイズ揃えたほうが売れるんじゃないかというか、21.5と23ってちょうど単体のタッチパネル売ってるサイズなんだよなぁ。しかも2万円台とかで買える。
そんなわけで、これも微妙感漂う感じになっている。

標準的なモニタでタッチUIに対応する方法として、NECはバリュースターN/Wでマルチメディアリモコンの裏にタッチパッドを取り付けた。

http://121ware.com/valuestar/n/?pro=121pro_top_menu

いっそスマートフォンのリモコンアプリみたいので何とか、みたいな話になったりしないのだろうか。SmartGlass見てると大概のことは出来そうに思えるが、まあ標準化が難しいか。SmartGlassでもできたりできなかったりするみたいだしな。

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グリーンハウスの無線ペンタブレットGH-PTB10W

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121119_574008.html

何やらえらく微妙な価格と性能だが、最近やたらと出るペンタブレット新製品。ちょっとずつ仕様が違うので、供給してるのはそれぞれ別のメーカーっぽいが…
価格的に競合するBambooは、無線化キット安いわ、ペンはバッテリレスでテールスイッチあるわでかなり有力だ。

音量調整のタッチセンサ付けられてもなあ。意図がわからん。ボタンの位置もどうなんだこれ。

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DELL U2913WM

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121115_573116.html

おそらくはLGのこれと同じパネル。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121108_571621.html

21:9はシネスコ比率というやつで、今年は東芝が14.4型Ultrabookに採用したり、大型液晶でも製品が出始めた。

http://www.phileweb.com/news/d-av/201201/12/30111.html

50や58なら完全にAV向けとはっきりしているが、小さいのはメリットがよくわからん。メインウィンドウを横に広げて小窓をたくさん開くタイプのUIとかには有効か。と思ったら、下のつぶやきの中でDTM用途にと言ってる人がいて、何となく納得。そういうのならマルチモニタよりも枠で区切られない方が便利かもしれない。でもどうせなら27インチで16:9(=縦1440)の方が良くないか。みたいな。まあU2713HMと比べても、値段は少し安いけど。
あとソフトウェア的に擬似マルチモニタ/PiP表示みたく使うとしたら、ソフトの出来が問題になるかも。というかAV機器とHDMI接続したらどうなるんかしら。

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ASUS TAICHI

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121114_572623.html

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121114_572899.html

tai-chiと書くと太極拳を指すらしいが。そういやユアシェイプでも出てきたなタイチって単語。

パネル2枚だから重いかと思ったら、1.25kgと意外に軽かった。
プレゼン用途でこれこれ、こういうのが欲しかった!というピンポイントな需要はともかく、普通に欲しいかどうかというと微妙な感もあるが…

内側は普通の液晶で、天板側のみ10点マルチタッチ+ペンタブレット機能を備える。Eee Slateの後継製品的な位置付けに見えないこともない。予想価格139800円。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121114_572717.html

ケースが割れるゲーミングPCは日本でも出すのかー。下位モデルでも結構いい値段だった。

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Intel NUC

http://www.intel.com/content/www/us/en/motherboards/desktop-motherboards/next-unit-computing-introduction.html

Intelのフットプリント4インチ角の超小型PC。CPUはTDP 17W版のi3-3217-U。
mini-ITXよりも小さいプラットフォームの、リファレンスあるいはコンセプト製品的な位置付けに見える。フォームファクタはUCFFと称している。mini-ITX以外の小型フォームファクタはことごとく失敗に終わって現在に至るが、独自規格のM/Bをまとめる動きにまで発展するのかどうか。

というか天板の面取り処理とかも含め、どう見ても作ったのZotac?みたいな感じ。
以前一度取り上げたがZOTAC nano XS AD11 Plus。

http://www.ask-corp.jp/products/zotac/mini-pc/zbox-nano-xs/zotac-nano-xs-ad11-plus.html

寸法はほぼ同じ。I/Fなどが大きく異なる。
NUCの映像出力はHDMI×2またはHDMI+Thunderboltで、前者のみNICが内蔵。USBは2.0が3(外部)+2(内部)。PCI-exの1本はmSATAに対応し、もう1本がハーフサイズで付いてるが、ストレージ繋いでWLANモジュール載せたら終わりそう。

メモリスロットはSO-DIMM2本あり、デュアルチャネルで使える。パフォーマンスはそこそこ高いというか、AD11はE-450なので、性能差は相応に大きいだろう。
あとはこのI/Fの割り切りをどう捉えるかというところで、いろいろ付いてるAD11の方が、便利そうには思える。

これで電源は65WのACアダプタ。次世代コンシューマ機の参考になるやもしれん。
Steamboxはこんなんかとも思ったけど、GPUは足りないか。モバイル向けプラットフォームを流用する可能性の方が高いかな。

製品としては普通のベアボーンなので、ちゃんと組んだらMac miniより高くつきそうだ。
その点でもAD11の方が手頃だけど、CPU性能が欲しいならこれもいいかもしれない。

そういえば、Thin mini-ITXもあんまり普及した感じじゃないな。あれもCPUクーラー横に出したりと結構特殊な感じになっていたが。1台ぐらい組んでみたくはある。

http://ascii.jp/elem/000/000/647/647010/