ユーロファイター公報誌「ユーロファイター・ワールド」
http://www.eurofighter.com/eurofighter-world/publications/latest-eurofighter-world.html
しばらく見に行ってなかったeurofighter.com。スクリーンセーバーもカレンダー付きに進化しているし。徳永克彦氏の写真もあるな。
ユーロファイター・ワールドは2010年1月創刊。年3回発行。ユーロファイターコンソーシアムが公式に出しているもの。タイフーン2020と書かれた画像の出所を探していったら公式だった。2/2011号にCFT付きの想像図が掲載されている。CFTの外形はF-15やF-16と違って曲線で構成されており、ちょっとライトニングのおなかに似た感じ。
2020というのは去年のトルコ向け提案に出てきたのが最初で、今年のパリショーでもちょっと話題が出た。
そのときの資料が載っているみたい。
機体への改修としては、主翼付け根を増積してLERXとする(DA5でテスト中)。あとはEJ200の推力増強とTVCとAESA。
その他は次世代アビオニクスと兵装のインテグレーションで、最終的にはSEAD/DEADを含む多様な航空作戦に対応可能となる。
次のページはUCAVとの運用統合こそ第5世代の条件だ!とか鼻息荒い感じ。UCAVを統率するFACみたいな運用イメージ。ウエポンシステムの世代と混ざっとる。
あと、2025年時点でもタイフーン+UCAV>JSF+UCAVとか書いてある。要は空対空戦闘ではタイフーン優位と言いたいらしいのだけども、ここまでの開発ペースは残念だ。インドやサウジが金出せばいろいろ解決しそうだが。
その他、4月のアエロインディア2011でMMRCA候補機種のポールポジションという説明のついた画像があるが、飛行展示のフライトラインで文字通り最右翼に並んでいる。その隣がラファールで以下選考落ち各機種。どれだけ意味があるかはしらんが、ウチのが有力視されてると主張できなくもない。
後ろの方にはRAFでの飛行展示の説明図とかイタリア空軍のデモフライトパイロットのインタビューとか。日本にこねえかな。来ないだろうなあ。そもそもアジアの東の方で採用ないし。どう考えても見に行った方が早い。
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ボイジャー空中給油機とタイフーンの空中給油トライアル、10月から開始
複座のIPA1と単座のIPA5が使われるとのこと。画像は先週のRIATで飛行展示を実施したIPA5。今年はRAFフェアフォードだった。
またRIATでは、FSTAことボイジャーの命名式も行われた。これが公式イベントでの初公開となり、2号機が地上展示されている。2号機はトーネードGR.4とのプローブ&ドローグ式の空中給油トライアルに用いられている機体で、そのスケジュールの合間に飛来した形。
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ついでだからRIATの記事を。
アヴロ・バルカンB.2
機体番号はおなじみXH558。今回のRIATでは、1982年のブラックバック作戦当時の搭乗員が、副操縦士として加わったようだ。
去年と同じくRNAS Yeoviltontoから飛来。今年は1日目が大雨だったらしく、動画があんまり上がってない。
http://www.youtube.com/watch?v=NuEWi9UFJWw
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サウジアラビアの飛行展示チーム「サウジ・ホークス」が初参加
しかし初日の大雨でフライトは中止になってしまったようだ。
RIATにはホーク×8機とC-130が飛来した。サウジアラビアは1987年からホーク65/65Aを導入した。
タイフーン導入に伴ってLIFT(ホーク128など)の導入という話もある。
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その他の詳細は公式で。